夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

理解啓発のリスタート

2017-12-13 17:46:53 | 教室経営
 昨年度、毎年取り組んでいた5年生への理解啓発授業を、諸事情で取り組むことができず、今年からターゲットを絞らずに、希望する学年にはどの学年にでも合わせて啓発授業をすることに切り替えた。すると、お隣の2年生が手を挙げてくれた。いつも隣にあって、お互いに声はかけるのに、子どもたちとも仲良しなのに、よく考えてみたら全く謎の教室だったこだま教室。しかも、主任様は「特別支援教育」をいつも気にかけてくれるK先生。彼女が学年の先生方に声をかけてくださり、2学年全体で取り組んでいただけることになった。低学年に啓発をするのは、自校通級児の学級啓発以外は初めてです。
 2年生というのは素直なもので、障害に関する受け入れが自然です。誰かに強制的にされるわけでなく、聞いた話を「そうなんだぁ~!!」という感じで素直に受け容れてくれます。ここでいい発言をすればポイントが!なんて計算高さもありません。話していることが「砂地に水が染み込む」如く入っていきます。嬉しいことです。逆に言えば、こちらが少しでもいい加減なことを言えば、素直に信じてしまうため、迂闊なことは言えない=こちらの話し方1つで決まるということですから、緊張します。前日の夕方、出張から戻り、教室に籠もって事前シミュレーションをしました。「この内容は難しいかな?」「これを分かりやすく言うには?」この学校の2年生の理解力がどの程度なのか想像しながら、予想される質問に対応すべく、5種類ほどのパターンを考えました。ここまで来ると、あれも教えたい、これも喋りたいとなってきます。しかし、時計は既に21時を回り、天気予報はこのあと雪が降る予報になっています。教室が冷える。寒い!と思ったら窓が開いていました。暖房は付けていないので、教室の気温は外気と同じ3℃!諦めて家に帰って粗大ゴミを出さなきゃ!と片付けて帰宅しました。
 粗大ゴミを出したら力尽きて風呂も入らずベッドへ。結局6つ目以降のものは作れずじまい。朝起きて少しでも早く出勤しようと、出かけるも、こんな日に限って何故か渋滞。到着はいつもと変わらず。本番を迎えました。
 やって来る2年生は、初めて入る隣の教室にドキドキ・・・。かわいい!いざ授業が始まると、聞く姿勢、意欲、関心など全て◎をあげたいくらい!意見も質問も、2年生らしいものがちゃんと出てきましたよ!!一番びっくりしたのは「こだま教室と特別支援学級との違いは何か?」という質問。眼鏡をかけた如何にも利発そうなお子さんの真面目な質問!本当に君は2年生か!?と聴きたくなる子でした。中には「先生の好きな食べ物は何ですか?」と一番に聞いてくれたのは、我らが剣道部のMちゃんの妹。顔がそっくり!名札を見て思わず「あなたはMさんの妹かな?」って聞いちゃいました。専門的な質問から私への興味まで。「こだま教室への興味の持ち方」としてはどちらも正解かな!何はともあれ、こだま教室について謎だった部分が解明されて、少しはお近づきになれたかな?
 授業終わって大放課。職員室へ水分補給に戻ろうと中庭を通ったら、1限目に授業を聴いてくれた子たちが遊んでいました。とても上手に一輪車に乗っていたのですが、すれ違いざまにとびっきりの笑顔を見せてくれるようになりました。心の距離も近くなったかな?草の根活動は、やはり続けていかなくちゃ!充実した4時間授業でした。2年生のみんな、ありがとう。
コメント
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