夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

ウサギの障害児教育、否、飼育

2012-11-26 23:51:40 | 教育・躾全般
 飼育委員会の子どもたちが騒ぎながら私を探していた。何だろう?と思って近づいてみると、禽舎のアイドル・白い子ウサギ(生後1ヶ月ほど)が足を骨折?していると言うではないですか!?それは一大事!!1番人気でみんなに抱かれる白ウサギ。連休前の木曜日に委員会の子どもと一緒に写真を撮ってあげたばかりだった。その時は何ともなかったのに…。誰かが落とした?それともウサギ同士のいじめ?結局、仕事を切り上げて7時までに動物病院へ入らなければ診てもらえない。慌てて高速道路をひた走り、お金もないのでコンビニで現金を下ろし、病院に駆け込みセーフ!!早速診てもらうことにした。
 人気のある病院なのか、いつも満員御礼。呼んでもらうまでかなりの時間が必要でした。もうすぐ8時近い。やっと呼ばれて、事情聴取を受け診察・レントゲン。8時20分頃決着がつく。その答えは「骨折」ではなく、「捻挫」でもない。遺伝性の関節症という、いわゆる障害児だったのです。生まれて1ヶ月してから突然発症してしまったようです。獣医さん曰く、今は片方の足だけだけど、程なくして両足とも動かなくなるでしょう、とのこと。治せないものなので、今後の治療は受けられないとのこと。更に、禽舎のような所ではたくさんのウサギがいて生存競争の中では生き抜くことができないので、個別に飼ってあげた方が良いとのこと。そこまで聞かされたとき、私の腹の中では心が決まっていた。
 自宅へ帰り、妻に事の子細を話す。妻も特別支援教育に身を置く者。言わなくても私の思いは伝わる。うちで預かるべきだろう、と。しかし、何でもかんでもうちで預かるというわけにはいかない。うちにも2羽の先客がいる。「主水之介と菊路」の兄弟ウサギである。雄雌の兄妹ウサギだと思っていたら、何と両方とも雄であることが成長してから判明した。けんかするとはいえ、うちにこの2羽がいる限り、一緒に3羽目を飼うことはできない。だから、学校の禽舎に隔離病棟代わりに入れてあるケージを借りてきて、春になってある程度大きくなるまで預かる形を取りたい。できることなら飼育委員の子どもたちに飼うことが可能かどうかを聞いてからにしたいが、恐らく家族が許さないだろう。暖かくなるまでうちで面倒を見てやるつもりで飼って、恐らく、最後は情が移って手放せなくなるのだろう。何はともあれ、天寿を全うさせてあげたいものだ。
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秋の文化的行事・終わる

2012-11-21 12:25:53 | 教室経営
 先週末の、本校の学芸会を最後に、秋の文化的行事が全て終了しました。本校でもそうですが、みんな今まで張り詰めていた糸がぷつんと切れたように、落ち着いた、別の見方をすれば気の抜けた表情で過ごしている子どもたちがたくさんいます。中には興奮冷めやらぬ状態で、放課になると劇の一部を演じている子も見かけますが。何はともあれ、あとは冬休みへまっしぐらです。
 今年の学芸会・作品展は、殆ど日にちが重なり、巡回するのが大変でした。どのように巡回しようかと思い悩んでいたら、何気なく「午前中に回れると嬉しいのになぁ」という一言を、管理職の先生方が快く聞き入れてくださったため、実現した日程でした。教頭先生に話しただけなのに、校長先生が率先して在籍校に連絡を取り付けてくださり、作品展を午前中の、しかも各学校の子どもたちの鑑賞授業中にもかかわらず、「是非に!」と受け入れていただくことができました。その中の1校、Aちゃんの学校では、わざわざ放送で担任の先生とAちゃんを呼び出して、一緒に見ながら案内をしていただけるという、サプライズ付きでした。そこの校長先生が特別支援教育関係者であることから、待遇の良さは想像できましたが、まさかそこまでしていただけるとは・・・。恐れ入りました。もう一つの学校でも、まだ子どもたちさえも見ていない展覧会を、私が一番に見せていただけるという驚きの展開。教頭先生が御自ら案内をしてくださり、該当のSちゃん・Yちゃんのこともいろいろお話しいただきました。1週間前に作品展を見に行ったUちゃんの学校でも、管理職の先生方が担任の先生の元まで連れて行ってくださり、制作過程の話をたくさん伺うことが出来ました。管理職の先生方が通級児童に関心を持っていただけるということは、子どもたちにとって幸せなことです。細かな配慮が学校ぐるみでされていることの証です。どの学校へ行っても「通級の先生がここまでするんだ!」という驚きと共に、「授業の中だけでは分からないことが、こういった活動の中から見えてくる。」ということも分かっていただけたようです。今後の授業参観についても直接校長先生方にお話ししてくることが出来たので、より活動しやすくなりそうです。
 午後から伺ったMちゃんの学芸会。本校以外での唯一の学芸会でしたが、こちらも保護者向けの日程が本校と重なってしまったので、子どもの鑑賞時間に見せていただきました。のびのびと演じる子どもたち。難しい演目にもかかわらず、全霊を傾けて取り組んだからでしょう。終演時のカーテンが閉まる前から感極まって号泣する出演者たち。子どもたちの姿勢に感動しながら盛大な拍手を贈ってきました。
 そしていよいよ本校の学芸会。5年のMさんにとっては小学校生活最後の学芸会。やる前から「目立つのは苦手」と消極的なことを言っていたので、担任の先生に彼女の特技がピアノであることを話すと、早速、違うグループのピアノ担当にも採用してくれました。最初から最後までずっとピアノを弾くMさん。本人は間違えちゃったと言っていましたが、周りは誰も気付いていません。それほど上手に弾いていました。午後からの自分の演技の出番にも、大きな声で言えました。1年のY君は初めての学芸会。オーディションで勝ち取った役を一生懸命にやっていました。
 みんながそれぞれの力を発揮して頑張った「秋の行事」。力を出し切ったことで、きっと満足していることでしょう。私もそれらを余すことなく全て見ることが出来たことが最大の喜びです。来年度はこの学芸会と作品展が入れ替わる学校が殆どです。つまり、学芸会の方が多くなるわけです。時間の調整が大変ですが、可能な限り参観に訪れて、みんなの頑張りを拝見したいと思います。そして、「こうやって連携が図られていくんだ」ということを、各学校の先生方にも知らせていきたいと思います。もちろん、本校の先生方にも。年を取ってきたので、坂道の多い緑区を自転車で回るのは体力的に不安ですが・・・。ダイエットにはなるでしょう・・・。
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小さな命

2012-11-12 18:42:46 | Weblog
 飼育委員会の担当になってから8か月。この間、うさぎを何度も家に預かったり、えさをやりに休日出勤したりしてきました。そして、かなりたくさんの数の子ウサギの死を目の当たりにしてきました。こんな小さな生き物が、3週間やそこらで乳離れして、一人前に固形のえさを食べられるようになるのがすごいなと思いながら、そしてまた一方では、3週間未満の赤ちゃんうさぎに、人間のにおいが少しでもついてしまうと、育児を放棄する母親うさぎの習性を知り、動物たちの過酷な運命を見せつけられながら、ここまでやってきました。着任2日目に赤ちゃんうさぎの首だけが転がっていた惨劇は今でも忘れられません。
 そんな中、先日も委員会のことを書いたときに触れましたが、秋の赤ちゃんラッシュが続いています。この1~2か月の間に、13羽のうさぎが産まれました。先行して産まれた2羽は、現在体長が15~20センチほどになり、禽舎のアイドルとなっています。でも、他の11羽は今日までに全て死に絶えました。先週、6羽産まれた赤ちゃんが、寝床に敷かれた羽毛を風に吹き飛ばされて、全て毛が生えることもなく、赤いまま死にました。そして、昨日まで職員室と我が家を毎日往復して一命を取り留めていた2羽のうさぎが、夕べまで元気だったのにもかかわらず、今朝見たら2羽とも死んでいました。部屋の中の出来事なので、寒さや飢えはあり得ません。しかも、2羽同時にです。育児放棄された5羽の内、職員室でミルクやゼリーを与えられて元気を回復したと思われていた2羽が、今朝、我が家で死んでしまったのです。原因も分かりません。えさも全部食べてありました。本当は今日から禽舎に戻して育てようと思っていた矢先の出来事でした。一番ショックだったのはうちの娘。毎日えさを与えたり遊んだりしてくれたのは娘なのです。我が家の小さな飼育委員には今朝の訃報は相当ショックだったようで、2羽の亡骸を見た瞬間に号泣してしまいました。妻から「死んだことは内緒にしておこうか?」と相談されたのですが、生き物の命の大切さや厳しさを教える機会になればと、私がわざわざ娘を起こして見せました。泣き止むまでにかなりの時間を要しましたが、こんな可愛い命も、こうして突然のお別れをしなければならないときがやってくると、娘に話して聞かせました。体長10センチにも満たない小さな命は、娘に大切なことを教えてくれたような気がしました。今、我が家には、同じ禽舎から頂いて育てている、7か月目のうさぎが2羽います。ずいぶんと大きくなり、もうすぐえさの質を変えなければならない時期になってきました。彼らをこの赤ちゃんうさぎのような姿にしないためにも、天寿を全うさせてあげるためにも、きちんと育てることを教えていきたいと、改めて思った1日でした。
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第2のつばさの剣士!

2012-11-12 01:01:42 | 剣道
 既に日付が変わっているので昨日のことになりますが、中村区の大会に参加してきました。長男がエントリーしていたのですが、残念ながら部活の試合とバッティングしたので、向こうを優先したため、不戦負けをした相手の次の戦いを見届けようと中学生ブロックの試合に顔を出しました。トーナメント表の息子の名前のすぐ近くに、前任校の子どもたちが進学する中学の選手がエントリーしていました。勝ち進めば息子とブロックの準決勝、つまるところ、ベスト16まで行けば対戦する位置です。この時期になると中1から始めたばかりの子どもたちも個人戦にはエントリーしてきます。しかし、よく見ると見たことのある名前。まぁ前任校の子どもなら昨年卒業した6年生か?と思いよく見てみると、「つばさ」のOBじゃないですか!!思わず駆け寄って、頭に一発面を食らわしてやったら「!?」という顔をして、更にびっくりしたように、「何でここにいるの?」と聞いてきます。どうやら私が剣道をやっていることを知らなかったようで、そういえば、彼が通級していた2,3年生の頃は剣道に復帰する前だった。いずれにしても、まだあまり色あせていない藍染めの剣道着に身を包んだ、フレッシュな顔は、紛れもなく成長したH君!中学で急に背が伸びたことも知らなかったので、大人っぽくなった彼にびっくりしたのは私です。面を取った彼の顔は精悍な男になっていました。そりゃそうですよ。通級していたのは2年生と3年生の2年間ですから、顔つきも変わるはず。卒業前にバスケット部の補欠で体育館にいたのを見たことはありましたが、お世辞にも運動神経が良い方ではなかったので。彼の学年には自校通級が男ばかり3人もいたので、それなりに思い入れのある学年でしたが、こんな形で再会するとは…。今までに女子は数人剣道の稽古会で姿を見ていたのですが、男子は他校通級のA君以外いませんでした。そのA君も女子たちもみんな3年生で引退。これで知っている中学生はいなくなると思っていたのですが、ここへ来てまさかの男子2人目です。初戦敗退ではあったけど、つばさの剣士にまたどこかで会えると思うと、ちょっと嬉しいですね。いつかは「こだま」にも剣士が現れるといいな!だれか剣道しませんか!?
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強さの秘訣は!?

2012-11-05 04:44:28 | 剣道
 3日、全日本剣道選手権大会がありました。その日は朝から冬合宿に向けての打ち合わせと下見で、美浜少年自然の家へ出掛けていました。先生方の車に乗せていただきながら剣道の話に花を咲かせておりました。今年の全日本選手権の話題の中心は、やはり高鍋進選手の三連覇の偉業達成なるか?ということでしたが、残念ながらそれはかないませんでした。王者というものは常に追われる立場。最速の面打ちを打たせなければ勝機は見いだせるわけです。もちろん、それは我々凡人が考えられることではなく、日々修行に励んでいる現役全日本選手達だからこそ出来る技なのですが。他の選手達が放つ面打ちの速度は構えてから0.2秒。高鍋選手はその倍の0.1秒。私のような凡人にはとうてい見極められないスピードで、当然そんな人を相手に戦えば瞬殺されるわけです。審判を務める範士八段の先生方でさえも見間違える速度ですから、仕方のないことでしょうか・・・。
 しかし、彼らとて同じ人間。最初からその最速の面が放てたわけではありません。ここまでの修行の成果であり、努力の結果なのです。うちの娘は試合に向かう度に、昨年度のスポーツニュースの特集で取り上げられていた高鍋選手の最速の面の映像と解説を見て出掛けます。彼女なりにイメージトレーニングをしているのです。いや、小学校三年生ですからイメトレも何もありませんが、「上手に面を打ちたい!素早い面を打ちたい!」という気持ちを高めていくのです。ビデオは「何故早いのか」を解説してくれていますから、理論的なことは分かります。しかし、剣道のプロ集団の速度や技術が、小学生の娘に身につけられるはずもありません。試合では最近勝ち星を挙げられずに悩んでいます。でも、私は娘が高鍋選手の特集を何度も見ることは、良い着眼点だと思っています。技術やスピードは確かに小学三年生には真似は出来ません。でも、気持ちを高めて試合に臨むことは大切です。憧れる選手の真似をするところから始めるのは、大賛成です。そのうち娘が視点を変えて、そのビデオをただ気持ちを高めるためだけに見るのではなく、自分とどこが違うのか、どんなことに注意すれば、自分にもこんな面が打てるようになるのかを考えられるようになってくれればと思います。
 そんな高鍋選手を破って、見事初優勝を飾った木和田選手。目の覚めるような小手が決まり、会場を沸かせました。寺本選手以来の大阪勢の優勝ということですが、三重県出身で、うちの先生の後輩ということで、先生もご機嫌でした!優勝者が身近に感じられたのは久しぶりです。高鍋選手を破ることを目指して頑張ってきたのですから、その努力が実を結んでの優勝は、感慨も一入でしょう。努力したものだけが、その先に栄冠をつかむことが出来るのだということを、どの子どもたちにも知って欲しい。試合も、昇段試験も、学校の勉強も。何もしないで遊んでいただけでは、栄冠は転がり込んでは来ないのだということを知って欲しい。木和田選手の決まり手の瞬間と優勝インタビューは、しばらく我が家のハードディスクから消えることはないでしょう。
 蛇足ですが、うちの息子は弐段の試験を受けるまでに毎日五〇〇本の連続跳躍素振りを義務づけられました。「やり続ける」という覚悟と「やり遂げた」という自信を持って試験に臨めるようにと。影ながら応援してやりたいと思います。
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ハロウィン終えて

2012-11-01 10:00:42 | 教室経営
 昨日はハロウィンでした。教室にやってきた子どもは2人。前日に前日祭なるものまで挙行したので、本校での初めてのハロウィン仮装経験者は3人になりました!!ハロウィンにかこつけて「お菓子の訓練」大増発したけれど、お菓子の量がいつもより増えただけで、子どもたちにはそんなに大きな反響はない。でも、見ていたお母さん達は楽しそう。例によって魔女帽子を作ったけれど、大きな四つ切りの紙がなくて、八つ切りで作ったら、簡単コンパクトに出来上がった。でも、小さくて自分が被れない。それではつまらないので、今年はもう一つ、カボチャの帽子も作った。こちらは冠型なので自分の頭に合わせて作ったら、今度は子どもの頭がすっぽり・・・。カボチャ仮面になっちゃうよ・・・。仕方がないので、選ぶ余地なく配役を決定し、カボチャの冠を被って待っていたら、隣の学級の担任の先生に見られてしまい、カボチャの王様と言われてしまった。確かに冠のようだけど、カボチャランタンだからカボチャお化けくらいにして欲しかった。
 何はともあれ、今日から11月。あと一週間で、東京ディズニーリゾートに倣って、当教室はクリスマスシーズンに突入します。ただ今、ツリーやリースの準備中。季節行事に事欠かない2学期の、こだま教室の楽しみ事の一つです。
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