夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

飼育委員会

2012-10-25 13:12:56 | 教育・躾全般
 本校で飼育委員会を担当するようになって、既に半年以上が過ぎました。委員会も後期に入り、活動にも慣れてきました。メンバーが総入れ替えし、初めて飼育委員になった子どもたちにも余裕を持って接することが出来るようになりました。何と言っても、生き物の世話はカブトムシかセキセイインコしかしたことがなかったので、うさぎのお世話は初体験の私でした。
 思えば、赴任早々の4月2日、「あなたは飼育委員会の担当ですよ」と前任者に教えてもらい、禽舎の前で生まれたばかりのうさぎを紹介されたのが最初の出会い。その時に死んでいる赤ちゃんうさぎを埋葬することも体験することになりました。しかも、翌日には無残な姿になっている、まだ毛も生えていないうさぎの首を埋葬する羽目になったときは、うさぎという生き物の、あまりの残酷さに、とても悲しい思いをしたのでした。
 その後、うさぎの出産ラッシュが続き、その中の二羽を我が家に迎え入れて、家族の一員としました。額に三日月模様の毛があるうさぎと、真っ白なうさぎの兄妹です。三日月模様のうさぎを「主水之介(もんどのすけ)」と名付け、白い方を「菊路(きくじ)」と、どこかで聞いたことのある兄妹の名前にしようとしたら、よく見れば雌雄が逆。仕方がなしに、三日月模様を菊路にして、真っ白を主水之介にしました。彼らを受け入れてから、うさぎにもすごく愛着がわくようになりました。
 そんなこんなで、後期に入った委員会の子どもたちも、早くうさぎを抱きたくて仕方がありません。今月生まれたばかりのうさぎたちも可愛くて仕方がない!そんな子どもたちが集まってくれました。指導する側としては、うさぎを可愛がってくれる子達ばかりでありがたいです。
 しかし、行き過ぎるのも困ります。可愛いので、自分たちが飼育当番の時は、時間が過ぎるのを忘れて抱っこし続けています。もちろん一人じゃありません。当番は5~6人でやっていますから、代わる代わる抱っこするわけです。うさぎにしてみればストレスもたまるでしょう。そして、前期の子どもたちと違って、後期の子どもたちが不利なのは、早く暗くなってしまうこと。前期は夏に向けて6時過ぎても明るいけれど、これからだんだん暗くなる後期の子達は、早く帰らないと真っ暗になってしまいます。飼育委員は当然女の子達が多い。昨日も遅くまで可愛がりすぎて、時間になっても帰ってこないと、親御さんから苦情の電話が・・・。うさぎの世話も大事だけど、子どもたちに何かあったら大変です!4時には終えて、早く帰るように言うのですが、またしても秋の赤ちゃんラッシュで可愛い子ウサギが誕生して盛り上がる委員会女子。気持ちは分かるんだけど、心配しているおうちの人たちのためにも、早く帰ろうね・・・。
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江戸時代の文化を今に伝える

2012-10-15 05:00:41 | Weblog
 昨日、学区で行われたお祭りを見に行きました。来年で創立140周年になる本校は、旧東海道の宿場町にあります。その東海道沿いの古い町並みや通り、そして南北に鎮座する鳴海八幡宮と成海神社を起点に表町と裏町から総勢9台の山車が練り歩きます。まるで飛騨の高山祭りのようです。
 学校のすぐ近く、坂の下にある町の一角から出発したばかりの山車がありました。その綱を一生懸命に引っ張る、本校の特別支援学級の女の子に会いました。祭りで私が来るとは想像していなかったのでしょう。嬉しそうな顔で迎えてくれました。お母さんに祭りの見所をレクチャーしていただき、街道沿いを北側の成海神社へ向かって、カメラ片手に散策しました。100m位歩くと、先行している山車がいました。その周辺には真っ赤な法被を着た地域の子どもたちが。(写真はクリックするとみんな本来のサイズで見ることが出来ます。)地域ごとに色の違う法被を着ているそうで、とてもカラフルです。刺繍も凝っています。流石は江戸の昔から続く伝統。旧東海道沿いには鳴海絞りの祭り暖簾と提灯が並んでいます。何とも情緒あふれる町です。振る舞い酒などもあり、車で来たことを後悔しました。猩々に先導される山車もありました。途中、こだま教室のSちゃんYちゃんの法被姿に出会い、感動!彼女たちも力一杯山車を引っ張り、神社の坂道を勢いよく駆け上がってくる姿を絶好の場所で見ることが出来ました。神社に曳き揃った山車は4台。お神楽の奏上後、お昼の部は終わりました。お父さん達も楽しそうです。一緒にビール飲みたかった・・・。御神酒が配られ、目の前を通り過ぎていく・・・。
 夜の部が始まるまで学校で休憩し、いざ再登校、ならぬ再参詣。神社には既に灯の灯された提灯でドレスアップされた山車と大勢の観客。クライマックスは駅前の大通りに9台が曳き揃うのですが、途中、道路の真ん中で山車の「見せ場」があります。SちゃんYちゃんのお父さん達が担ぎながら山車をその場で回します。提灯が揺れながら光の尾を描く姿は正に幻想的。スローシャッターで撮ると
 駅前の大通りに9台並んだ姿は壮観な眺めでした。歴史と伝統を今に受け継ぐ学区に赴任できたことを、とても喜んでいます。来年度はもう一つの神社、鳴海八幡宮の方にも足を伸ばしてみたいと思います。
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お祭りなのに・・・。

2012-10-08 23:07:42 | 教育・躾全般
 今日は地域のお祭り日、どんどんひゃらら~とはお囃子も聞こえてきませんが、外で騒ぐ子どもたちの声が聞こえてきました。でも、獅子頭や御神輿を担いでのお練りは、神社へ向かう1回だけ。昔は2時間ごとくらいに練り歩いたものだが、近所の広場でサンマやイカを焼いて大人が飲んだくれるだけの祭りに変わってしまいました。そんなお祭りには興味もないですが、子どもたちは地域の友達同士で遊びまくる絶好の機会。流石に今日は習い事も塾もありません。解放気分でさぞかし…、と思いきや、おりました、勉強勉強と叱られ倒されている子どもが。そう、我が家の長男です。長男が通う中学は、今週から中間テストの1週間前に突入します。正確にはこの3連休を含む1週間がテスト前期間となります。学校からはちゃんとテスト範囲と勉強するべき期間の予定表のようなものが配られ、それに自分で予定表を書いて使うのです。中学2年生ですが、周りの中学生は塾だのチャレンジだのでがんじがらめになっている。我が家の長男も決して例外ではありません。朝から晩まで、顔を見る度に「勉強はやったの?」と問い詰められる。端から見ていてかわいそうな中学生。私が子どもの頃は、こんなに勉強ずくめではなかった、と思いながらも、勉強と部活の両立をしてきたカミさんにとって、男の子の勉強しなさ加減が許せないらしい。
 この連休の初日は朝から晩まで剣道の試合だった。これは仕方がない、と思っていたのに、周りを見ると、待ち時間の間に参考書を見ている中学生を発見し、カミさんにショックを与えた。「しまった、教科書くらい持ってこさせるべきだった!」と嘆くカミさん。呆れる私。こんな時くらい試合に集中させてやれよ!と思う。そして、試合に負けて帰る車の中。カミさんは言う。「家に着いたら即勉強するからね!眠いなら今のうちに寝ておきなさい!」疲れて帰るんだから一眠りして頭を休めてからでいいではないか!?と言う私に、「さんざん待っている間に休憩したでしょ!」と追い打ちをかける。流石に息子も怒る。しかし、5分も経たないうちにカミさんも子どもたちも車の中でいびきをかいている。私だって眠いのに…。
 家についてすぐに勉強会。しかし、息子は身が入らない。だらだらと夜まで勉強会は続く。23時近くでようやく解放。かわいそうな長男。集中しないですぐに休憩したがる長男も悪いのだが…。
 翌日曜日。朝からたたき起こされる長男。朝食後すぐに勉強会。休憩時間は食事の時だけ。やれだのやらないだの、みっともない親子げんかが続く。反発ばかりでまともに集中しようとしない長男。誰が見てもソりゃぁ集中する気にはなれないだろう。息抜きの時間もなければダラダラ取り組んでいるだけなのだから。
 そして、今日、体育の日。巷はお祭りである。カミさんは子供会の割り振りでお祭りに協力しなければならない。しかし、それは昼からなので、それまではまたしても勉強会。昼からはどうさせる気なのだろうと見ていると、お祭りの手伝いに出かける間も勉強をさせようとしている。流石に黙っているわけにはいかない。長男に祭りに行く許可を出した。カミさんは中学生がこの時期に遊んでいるわけがないと怒る。しかし、実際には違っていた。お祭り会場では様々な焼き物(サンマやたこ焼き)などが食べられるとあって、地元の中学生がたくさん出かけている。長男の友達もたくさん来ているのだ。お祭りの昼間に勉強しろと閉じ込められていたのは我が家だけだったのである。そりゃそうだろう。有名私立のお受験を控えているわけでもあるまいし、遊びと勉強を切り替えることができない人間では、ろくな大人になりゃしない、といつもこの話題でけんかすることになる。切り替えができないからストレスばかりたまるのだ。オン・オフをしっかり切り替えられるように育てるのが大切なことだと、常日頃から主張する私に対して、学年で20番以内に入っていなけりゃろくな高校に行けやしない!と力説するカミさん。何を持ってろくでもない高校とするのか?偏差値の高い高校しか行ってはいけないのか?二流・三流の高校や大学はだめなのか?一流の学校へ行けば必ず就職できるのか?そんな問答ばかりしている。かく言う私は当時、学校群には行けず、ランクを落としたはずの高校へ行った。しかし、同じことを言われて落としてやってくる奴ばかりで、担任の先生が言うような「楽な高校生活」はできなかった。先生になりたいからA教育大へと出願したものの、担任からは「無理だ」と言われる成績しかなかったし、実際浪人を余儀なくされた。通称「親不孝通り」のK塾に通い、次の年にも念願の教育大には合格できず、県外の三流大学にしか受からなかった。しかし、そこでかけがえのない友人たちと恩師に出会って、おかげさまで教員採用試験は一発で合格した。
 結局、どんな道を通ろうが、自分の思い描いたゴールにたどり着きさえすれば、成功なのだ。もちろんそこから先の道のりにも、それまでとは違った苦労はあるものの、自分で選んだ道が、給料が安かろうが、仕事が厳しかろうが、文句を言ってはならない。好きでこの道を選んだのだから、そこまでの苦労が報われて就いた職業なのだから、誇りと自信を持って臨めば良い、と私はそう思っている。子どもに同じ道を歩めとは言わないが、どんな希望の職があるにせよ、自分の夢があるならそれに見合った学力をつけて、最後に自分の力でその地位に立っていれば、「それでいいのだ」と伝えたい。15時には帰ってこいと言われながら、結局17時に帰りカミさんの怒りを買う長男。そうなるともう助けようがない。あとは無事勉強を終えてやり過ごすしかない。そう思っていたが、カミさんもお祭りでストレス解消してきたのか、息子との会話にトゲがない。流石の息子も集中力があり、なんとか夜の勉強会は終了していくのだった。
 遠回りをしても、転んでも、壁にぶつかっても、自分の力で前へ進んで行ってくれれば、父として言うことはない。そして、息子が転びそうになったとき、手を差し伸べて転ばないように助けるのではなく、転んだあとをどう立ち上がるのかを見守ることのできる母親になってほしいと、カミさんに対しても切に願う夫であった。
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2000日&250ブログ達成!なのに・・・。

2012-10-06 22:25:23 | Weblog
 今日はこのブログが始まって2000日目で、しかもこれが250ブログ目という、キリの良い記念日。それなのに、1日中剣道の試合に出かけ、夕方まで約8時間もの間、剣道にかかりきりでした。試合に勝ってくれての8時間なら嬉しい限りですが、残念ながら、待たされるだけ待たされて、挙げ句の果てに下二人の弟妹が初戦敗退。長男は更に待たされた上、へっぽこ試合で1,2回戦を勝ち上がったものの、3回戦は今まで何度も負けを喫した相手にもてあそばれるようにおちょくられながらの試合で、1本負け。3回戦まで進んだのは久しぶりですが、3つの試合とも褒められる要素が一つもない、情けない試合でした。学校の中間テスト前で勉強時間ばかりかけさせられ、イライラもたまっていたのでしょう。負けて終わってもふて腐れているだけ。見ていて腹が立つ。記念すべき日になるといつもこんな感じで、寂しいブログばかりなのがちょっと残念。蛙の子は蛙。鳶が鷹を生むことはないのです。私も公式戦では勝ったことないし。仕方がないか…。
 でも一つだけいいことがあったのです。それは昨日のこと。金曜日に授業にやってくる緘黙の双子ちゃんの一人、Sちゃんですが、声を聞くことが出来ました。お母さんとの何気ない会話で彼女が小声でお母さんに話しかけるのが聞こえてしまいました。いつもなら完全にお母さんに耳打ちするところまで近づくので聞こえるはずがないのですが、昨日は私と目が合ったのに、それでも気にせずお母さんに話しかけているのです。嬉しかった!!!!!!だいぶ硬さが取れてきたんですね。この調子で、あの可愛い声を毎週聞かせてくれると嬉しさも百倍なんだけど!もともと教室の経営状況をお知らせするためのブログなんだから、こういう話をいっぱい書きたいですよね。
 それにしても、2000日とかどのくらいかかってるんだろう?確か2007年4月から始めたブログなので、5年と半年経ったところですね。ピンと来ないなぁ。8日に1回くらいの計算で更新してますかね。よく頑張りましたよ。自分で自分を褒めたいと思います。いつか本にでもしたいな…。
 今週あたりから、巷では秋のお祭りが始まろうとしています。うちの近所では明日の夜から明後日まで。職場の近くでは山車が出るくらいの、しかも曳き回しのために幹線道路を通行止めにするほどの盛大なお祭りが開催されます。日本の伝統をしっかりと守り育てる地域に関わることができて幸せです。SちゃんYちゃんの地元でもあるから、お祭りで会えるかもしれませんね。他の子たちも来るのかな?みんなも祭りに参加しよう!写真撮りに行くぞ~!!
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通級児童在籍校訪問

2012-10-05 09:01:19 | 教室経営
 本校の運動会も終わり、各学校でも秋の行事に向けた準備が始まっているようですね。本校も来月の学芸会に向けて既に始動しています。そんな中、授業参観のシーズンを迎えました。昨日から少しずつ在籍学校巡りを始めています。守山区にいたときは、7年の間に必死で「種」をまき続けた甲斐があって、通級担当者が行事や授業を参観にやってきてそこで啓発活動をしていくことは定着しました。全ての学校ではなかったけれど、殆どの学校で在籍学級の子どもたちに向けて行う啓発・紹介は、絶大な効果を発揮してきました。特別支援教育総合研究所の研究協力として、資料まで出させていただいたほど、通級児童とその在籍学級児童達に、とても良い関係を築くことが出来た実践をしてきました。各学校の管理職の先生方も、私がやってくるのを「当たり前」として位置づけ、受け入れていただけるようになっていました。今年からいよいよ緑区にも新しい風を吹き込むべく、活動を始めました。こちらの方には新卒時代にお世話になった先生や、港区時代に同僚だった先生など、知り合いが多数いらっしゃいます。きっとスムースに事が運ぶことでしょう。などと思った私が浅はかでした。
 事前に担任の先生と啓発活動についてお話ししておけば、と簡単に考えていたら、相手校の管理職から「待った!」が掛かりました。「保護者がたくさんやってくる参観日に紹介するのは良くないんじゃないのか?その子(通級児)だって恥ずかしいだろう。」と仰る。
 特別支援教育を「恥ずかしいこと・いじめの対象」と考えている管理職はまだまだたくさん存在する。それは特別支援教育がどんなものなのかが全く分かっていない証拠であり、興味もないということがよく分かる言葉である。つまり、管理職本人が「障害はかわいそう」「障害児は勉強が出来ない」「障害児は『普通』ではなく隔離された存在」と思っている場合が殆ど。そしてそんな差別・偏見を嫌と言うほど就職してから見続けてきたのです。新卒の頃はそういった心ない言葉を平気で発する教員や周りの子どもたちに憤りを感じて、自分の学級の子どもを守るために、職員室で声を荒げて大げんかしたこともありました。「特殊教育をやっている人間は特殊なやつが多い」と陰口をたたく管理職は今でも山ほど存在します。しかし、私も丸くなりました。それが真実の社会の姿なのです。そういった意見がたくさん存在することもしっかり受け止めて、それでも自分の周りに集まる障害児とその家族のために、しっかりと啓発を続けていかなければならないと思うのです。「暢気・根気・元気」特別支援教育に携わるものの合い言葉のような三つの「気」。ゆっくりと浸透していけば、いつかは花も咲くでしょう。とにかく、緑区での啓発は始まったばかり。この学校にいる間に、どこへ行っても「あっ、こだまの先生だ!」と言われるように頑張ろうと思います。来週も出掛けるぞ~!!
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清流国体in岐阜

2012-10-01 23:59:10 | 剣道
 今日は運動会の代休だったので、岐阜県は関市で開催された国体の「剣道」を観戦に行きました。長良川鉄道に揺られてのんびり行くはずが、試合開始時間に間に合う電車がなく、結局車で出かける羽目になり、関まで約1時間半の道のりを、下道をひた走っていきました。
 時間ギリギリで間に合ったと思いきや、我らが愛知県は予定時間になっても現れない。試合進行がかなり遅れているらしいと先発で来ていた剣友会の仲間のお父さんが言う。そう。我らが剣友会の師匠が愛知県代表選手として参戦しているのです!!愛知代表になるということは凄いことなのです。我々はそんな偉い師匠に教えを受けているのです。ありがたいことです。会場隣の稽古場で、愛知代表の選手たちが稽古をしていました。どの選手も強そうです。相手は強豪・京都代表。相手にとって不足はないです。
 予定時間よりかなり遅れていたので、待っている間に会場の外で販売しているグッズを見に行きました。あるわあるわ、大人相手の高級な剣道グッズが。でも、教育の研究大会でもよくあるような「大会特価」の赤札がズラリ!!胴がぼろくなってきたので新しいのがほしいな!と思いながらショップを見回していましたが、やはりテントの中で売っているからでしょうか、あまり高級品には見えません。店舗で見たときの方が1割増しくらい良いものに見えます。それに、どうせ財布には5000円しか入っていないんだから、大したものは買えません。「カード払いOK!」の札も確かにかかっていますが、その言葉を当てにしたら支払いに苦しむのは目に見えていたので、ここは一つ、目の保養だけして引き返す。それでも、国体に来た記念に剣道競技のパンフレットと記念手ぬぐい3枚セットを購入して所持金が3000円に。これ以上出費することはできないので、早々に会場へ戻りました。でも、売っている商品の中には各県の代表選手名が入った携帯ストラップや試合中の写真、選手の名前入りの手ぬぐいなど、日本武道館の全国大会と同じような品物がズラリと並んでおり、つくづく、子ども連れでなくて良かったと思いました。子どもがいたらきっと何か一品ずつ買わされていたことでしょう。
 さて、会場で待つこと何分か、愛知県軍団が会場内に入場してきました。強そうです。京都チームも全員が愛知県の各対戦相手より大きくてびっくり。先鋒次鋒中堅と交互に勝ち星を取り合い、初めて見る我らが師匠の試合。師匠が子どもたちに常に言う言葉「下がるな、前へ出よ、積極的に打て、声を出せ!」流石は我らが師匠。この全てが完璧にこなせている。凄い試合でした。私がもしお相手をさせて戴いたら間違いなく秒殺でやられます。そんな超級のお二人の試合。結果は残念ながら相手の1本勝ちに終わりましたが、全力で戦う師匠のかっこよさに痺れた私です。最後の大将戦は昨年の八段戦でも圧巻の飛び込み面を決めた東先生による、これまた得意技の面で勝利!勝者数2-3、勝ち本数5-6で、残念ながら京都チームに勝ちを譲りましたが、剣道のプロフェッショナル集団の団体戦試合を初めて生で見たので、団体戦の面白さも久しぶりに感じることができました。
 せっかく見に行ったので、そのまますぐ帰るのはもったいない。何せ、この大会には北海道の栄花先生、神奈川の宮崎先生、大阪の石田先生、東京の正代先生の、各弟先生が代表選手として参加しているのでした。しかも、愛知の試合後すぐに北海道。栄花直輝先生は中堅で出場し、3分で2本勝ちでした。石田洋二先生は明日の第2試合なので今日は出ませんが、北海道は本日最後の2回戦の試合で神奈川と当たりました。宮崎史裕先生は副将なので栄花先生との全日本選手権の再現はなりませんが、お二人の試合運びは勉強になりました。もちろん真似はできませんが。正代先生は残念ながら見ることができなかったので、家でUstreamを見ることにします。
 頑張って剣道の試合を見続けて、今日が月曜日の稽古会であることも忘却の彼方。気がついたら試合終了は7時過ぎ。でも、今日の試合をビデオに収めて、我が子たちに師匠のすごさを力説してしまいました。あまりの興奮状態に嫁さんも半ばあきれておりました。でも、平成の剣豪と歌われた人たちの弟選手を生で見ることができたのは、ここ数年では大きな収穫です。あと数年すれば宮崎正裕先生や栄花英幸先生も、八段選手権で名古屋にいらっしゃるときが来るでしょう。その時を楽しみに。そして、我らが師匠が来年迎えることになる「八段」受験。心の底から応援します。絶対合格してくださいと願う、今夜興奮冷めやらぬ私です。
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