夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

理解啓発授業の今後

2014-09-22 13:43:58 | 教室経営
 先日、5年生の協力を得てようやく理解啓発授業を行って、事後アンケートのコメントを全て書き終わり、返却しました。とりあえず、これで形としては理解啓発授業の今年度分は終わりました。いつもなら5~6月に終わっているはずの授業ですが、今年はその時期に、5年生の野外学習が予定されていたため、理解啓発授業そのものを2学期に回すことになりました。その結果、学年が大変落ち着き、とても授業に集中することができました。話す私にとっても、聞く子どもたちにとっても、大変良い環境となりました。春のうちにやらねば、と気持ちばかり焦っていたのですが、別に秋でも良いじゃないか!とやってみて感じた次第です。
 本校で行ったのはこれで3年目となりますが、今年の担任の先生方は、皆さん、その内の2回もお世話になっている先生方ですから、こちらの流し方とかを把握してくださっています。とてもやりやすく、こちらが子どもの理解力に合わせて授業内容を精選してきていることも感じ取ってくれました。
 そんな中、若手の中心になっている先生がこんな提案をしてくださいました。この理解啓発授業を5年生のこの一瞬だけで終わらせるのではなく、障害について初めて触れる4年生からじっくりと始めて、5年で言語障害そのものに特化して各項目ごとに時間を取り、6年で養護学校や特別支援学級との交流につなげることができれば、3年間で特別支援教育に対する偏見も減っていくのではないだろうか?と仰るのです。若いのに、とてもよく考えられており、他の学年間のつながりを持たせることを強調しておられました。学びが年を追うごとに繋がっていく、とても理想的な教育ですね。やっとそういった考えを持つ若い先生が現れてきたのかと思うと嬉しくなります。たくさんまいてきた種がようやく芽を出しつつあるような、そんな実感を持ちました。ただ、先生方はお忙しい。ご自分の授業をこなしていくだけで精一杯だと思います。私の時間に合わせて戴くことは忍びない。なかなか難しい企画だと思います。でも、それぞれのパートを担う人が、少しずつ考えて時間を作り合えば、不可能ではない企画。実現すると良いな…。
コメント
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