夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

造形展に向けて

2009-10-28 09:50:13 | 教室経営
 インフルエンザによって学級閉鎖を余儀なくされている学校がたくさんあるようですが、皆さんの学校はいかがですか?我が家も次男坊のクラスが学級閉鎖になってしまい、本人は至って元気であるにもかかわらず、祖母(私の母)に預けられている今週です。毎朝実家まで息子を送ってからの通勤になるので、今週は負担倍増。これで時期を外してインフルエンザにかかったら目も当てられない…。家族ぐるみでインフル予防に熱が入る我が家です。
 つばさの子どもたちもご多分に漏れず第2派のインフルエンザの波が押し寄せているようで、先々週学級閉鎖や家族の罹患によって欠席だった子どもたちが、ついに本人の罹患によって欠席という報告が相次いでおります。各学校でも秋の行事を控えてそろそろ練習や準備に忙しい頃合い。かく言う我が教室も、本校の行事・造形展への「理解啓発コーナー」(と称しているが特別にそんなコーナーがあるわけではなく、『通級指導教室』の展示コーナーを勝手にそう呼んでいる)への出品作品を製作中で、欠席されると日程的に辛いものがある。週1回しか通級はないし、他校の子どもがほとんどなので、宿題にするわけにもいかない。現在ほとんどの子が完成間近なので良いのだが、まだ完成していない子や、写真撮影が済んでいない子もある。加えて当日の直前には各自の学校で行われる作品展や学芸会があるし、私の出張もある。この先を想像しただけでもめまいがしそうなくらいハードスケジュールである。
 ところで、今回の啓発作品は、高学年には『自分にとっての通級指導教室』を説明する文章。低学年は『通級指導教室で取り組んでいること』や『自分の得意なこと』を書き表している。文章で説明する子もいれば、写真と絵で説明する子もいる。作品を貼り付けている子も。思い思いの表現で、『今の自分に出来ること』を表現している。見た目は取り組み方に差があるように見えるが、それぞれの子どもたちの持てる力を全て発揮しての取り組みであり、まさに一人一人に合わせた教育の実態がそこに書かれている。あとは如何に彼らの個性を活かした展示が出来るかにかかっているとも言える。まだ完成したわけではないのでどんな感じになるかは分からないけれど、少しでも『言語障害通級指導教室とはどんなところか?』を『子どもたちの生の声』で伝えられるといいな!たくさんの人々に観ていただいて、理解の輪が広がることを期待しましょう。
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伝統の継承

2009-10-13 11:17:06 | Weblog
 昨日、地元の神社で秋の大祭がありました。今まで自治会の秋祭りを役員として主催するばかりだったので、神社の大祭に参加したことはなかったのですが、それもそのはず。このお祭りはその年の本厄に当たる人たちが代表で参加してきたものだったようで、私だけではなく、当日参加した人たちもみんな初参加だったようです。
 全身を白装束と烏帽子で固め、わらじを履いて、男8人がかりで重い御輿を担いで「御旅」と呼ばれる神事を執り行いました。うちの氏神様はかなり古くから(平安時代ごろから)続く由緒正しき神社なので、流鏑馬などのたくさんの行事があったらしいのですが、このご時世まで残った行事は今回の「御旅」だけのようです。(もちろん厄払いや七五三などの一般的な行事はありますよ)本社から約800m離れた末社へ「ご神体」の分身である「御輿」をしずしずと(重すぎてわっしょい!なんて感じではない)運び、末社で神事を終えてまた本社へと練り歩く。大して見物人もなく、こんな寂しいものなのかと思いながらの「御旅」でした。
 私の地元は今でも子供会を中心に秋祭りが盛んで、年に一度の子ども御輿作りと「お練り」を楽しみにしている子どもたちです。私も子どもの頃は「お獅子」の取り合いでした。「お練り」の後に貰えるお菓子を、弟たちと取り合って食べた覚えがあります。でも、神社の大祭がこんなに地味だったとは思いもしませんでした。子どもたちの「お練り」と神社の「御旅」の時間帯が同じということもあるのかもしれませんが、関係者しか集まることもなく、ちょっと寂しかったというのが感想です。お祭りといえば「景気よく」というイメージですが、まるで神宮の神事のように「厳か」な雰囲気です。それはそれでよいのかもしれませんが、神社へのお供え物や初穂料などのご祝儀もあまりなく、これは宣伝不足によって廃れて行っているのではないだろうか?という思いもぬぐい去れません。子供会の数も減り、「お練り」や「お宿」も確実に減っている中で、神社の大祭までもが続けられなくなっていくときが来るのではないかと思うと、寂しい限りです。私には信仰する宗教もなく、年の初めには神社へ詣でて、12月にはクリスマスを祝い、大晦日にはお寺で除夜の鐘を聴く、典型的な無宗教人間です。でも、この国の伝統文化の一つでもある「神社のお祭り」が廃れていくことには、何とも言えない寂しさを感ぜざるを得ません。来年はちょうど弟が本厄を迎えるので、家族として彼の御輿を担ぐ姿を見守りに行こうと思う私です。
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中秋の名月

2009-10-06 14:22:57 | Weblog
先日、とても美しい「中秋の名月」を鑑賞することが出来ましたが、皆さんはご覧になりましたか?あれから4日もたって今更、という気もしますが、またしても気になる日本の文化の衰退を報じる記事を見てしまったので、教室経営とは何も関係なく書いてしまいました。その記事は、20代の若者たちの4割強が「中秋の名月」という言葉を聞いたことがない!というものでした。ショックでした!日本の若者はそこまでこの国の文化を捨て去ったか!?と思いました。昨年、というより毎年この時期になると、「ハロウィン」ばかりが巷で盛んなのに対して、日本の古来からの「秋祭り」(お獅子を担いで「元気を出して!わっしょい!」って廻るやつ)が消えかかっているという話をこのブログでも書いてきたと思いますが、次はお月見か!と思うと残念でなりません。日本の文化がこのように消えていくのはなぜでしょう?ただ単に生活様式の欧米化だけが原因だとは思えません。家庭教育の中でこれらのことについて教える機会が減っているのではないでしょうか?多忙な毎日の中で、お月見団子を買ってきて、ススキを飾って月を眺める心のゆとりがないから?理由はいくらでもあるかもしれませんが、せっかくの家族がゆっくり集まって団らんする機会でもあります。こんな機会を活かしながらもう一度日本の古き良き風習に思いを馳せてみるのも良いのではないでしょうか。まもなく秋祭りの季節。ハロウィンに負けじと、お獅子や御神輿を担いでわっしょいわっしょいと勇ましいかけ声をかけながら、日本の文化を再確認するのも楽しいと思います。これからの子どもたちに日本の文化を伝えていくためにも是非お祭りに参加してみてください。
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