古来より和歌に詠まれてきた「野田の藤」の発祥地とされる春日神社
周辺で、日本固有のフジの一種 「ノダフジ」 が見頃を迎えていると
新聞記事を見てチャリンコで走って見に行ってきました。
ノダフジはつるが右巻きで50~70㎝程度の長い房を付けるのが特徴。
春日神社あたりの旧野田村(福島区玉川)に古くから自生し、
鎌倉時代には貴族などにも知られていた。
風に揺れる優雅な様子から「吉野の桜 野田の藤 高尾の紅葉 」と呼ばれ、
和歌や錦絵にも登場。豊臣秀吉も見物に訪れたという。
第二次世界大戦などの戦災で何度も焼失し、一時衰退したが、
昭和43年から地元住民らが復興活動を開始。
下福島公園
9年前までは手入れが行き届かず、開花しなかったが、
ボランティア団体「のだふじの会」が枝の剪定や鳥よけなどの世話を始め、
少しずつ花が咲くようになった。
フジ棚にはネットが掛けてあります。
白フジ
白藤は、昭和46年頃、戦災でかろうじて生き残った
旧藤家の庭にあった枯死寸前のフジの古木から、
大阪市公園局が長居植物園で接ぎ木により増殖したもので、
ノダフジの一種である。
大きな木に絡んだフジ
阪神電車野田駅前ロータリーのフジ
近くに勤めていた会社があり、この辺りは良く知っているつもりですが
フジを見るのは初めてです。
駅前のフジは滋賀県草津「三大神社」より寄贈
ポチィー
満開はこの週末辺りのようでした。