ジャコウアゲハの越冬は蛹で行います。
1化と2化の蛹はウマノスズクサの生えている河川敷の草叢の中で
いろいろな草に付いていることが多いのですが、・・・。
越冬蛹となるとちょっと違います。
夏場は雑草が覆い茂っていて見えもしなかったこの場所
堤防の雑草や雑草も刈られて綺麗になっていてコンクリートの壁に何かが・・・
ウマノスズクサ群生地の近くではなく少し離れた小屋のコンクリートの壁に
ジャコウアゲハの蛹が映っているだけでも数えると26個も・・・
北風の当たらない雨のかかりにくい所です。判っているんですね・・・!
ジャコウアゲハのサナギには「お菊虫」という別名がある
蛹に関する過去の記事
ジャコウアゲハの蛹
ジャコウアゲハの羽化
ジャコウアゲハなど蝶々たちのシーズンもそろそろ最後になりそうです。
こんなに羽がボロボロです。相当苦労を重ねてきたのでしょう。
この蝶は蛾のように羽を広げて全く動かない。
動けない程弱っているのか?
それでも暫く眺めていたら急に羽ばたきだし、飛び去っていった。
夏の間目を楽しませて貰った蝶達ともそろそろお別れだ…
♂と♀とが互いに 向かい合っているが
右の♀の羽はかなりボロボロ
種の存続のため励んでいるんですね。
散策の途中で、コガネグモの巣に引っ掛かっていたバッタ。
河川敷を歩いているとウオーキングで知り合ったNさんが声をかけてきた。
ジャコウアゲハの幼虫が沢山いるで~と言う。
後を付いていくと幾度となく幼虫や蛹を見ている
鉄柱の近くのウマノスズクサが咲いているところへ。
8月10日
幼虫がこれ程いるのを見るのは初めて・・・
五日後の8月15日
ジャコウアゲハの蛹はこのように人工物に付くことが多いのは何か理由があるのかな?
鉄柱に蛹が(矢印)7つも数えられるがこの裏側にも蛹があった。
鉄柱だけでなく雑草の茎にも蛹が・・・
羽化が見たくて一つだけ持って帰ってきた。
割りばしに、両面テープで蛹を接着。
羽化が近づくと蛹は変色して黒っぽくなってくる。
25日の朝6時に起きると既に羽化完了。
羽も広がっていた。
羽化のタイミングを知るのはとても難しそうだ。
動き始めてから、なかなか舞い上がらない。
10時頃舞い上がって窓のカーテンへ・・・
室内で隔離しておくのは可哀想なので窓を開けて放蝶してやった。
大阪の真夏日の年平均日数は68日とかで一雨欲しい毎日です。
高層マンションの日陰しか無い淀川の堤防を歩いていると
ジャコウアゲハの幼虫を見つけた。
ジャコウアゲハの食草・ウマノスズクサの花と幼虫
ジャコウアゲハの卵は黄色いのだが黒いのは幼虫の糞か?何なのかよく分からない。
7月26日
以前ジャコウアゲハの蛹と交尾を見た鉄柱に行ってみると幼虫が鉄柱に登っていた。
鉄柱の横のコンジットパイプにも幼虫が・・・
7月27日
幼虫が糸を吐いて蛹になる準備中・・・
7月28日
どちらも蛹になっていた!!
昨日撮れたキバナコスモスに止っているジャコウアゲハの♀!
蛹の期間は10日間ほどで羽化するそうです。
ジャコウアゲハの蛹を見つけたのが6月3日でした。
思い出して見に行くと蛹は既に羽化してもぬけの殻でした。
羽化した後の蛹
鉄柱の下で偶然にも、ジャコウアゲハの交尾を見ることが出来ました。
アゲハの交尾シーンを見たのは、今年初めてです!
熱いアスファルトの上でしなくてもいいのにね!
上が♀で下が♂です。
羽化したばかりで もう次の世代へのバトンタッチ作業が始まるとは!!
ジャコウアゲハの幼虫が食草のウマノスズクサがこの辺りに生えている。