まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

うさん臭い官製のエコと地球環境

2009-07-01 | 発言
地球環境のことを考えれば、一日も早くCO2を削減しないとオゾン破壊がますます進み、人類は皮膚がんで死に絶えるだろう。そういうことが解っていても人間というものは目先の利益に走ってしまう。明日の環境より、今日の飯なのだ。エコが大事と思ってもエゴに走る、これが人間である。「教育は自らの発意にある」というが、エコ対策も意識を変えさせ、今日の飯より明日の環境が大事というところまで持っていかないと、こりゃあ、なかなかムリである。ところが政府の政策をみると、やれ省エネ家電購入でエコポイントだとか、太陽光発電のパネルを着けろだとか、やっぱり今日の米、不況脱出のためのエコ利用でしかない。そこには環境を保持するために人類の歩み方を変えるという「哲学」が微塵も感じられない。エコに名を借りて省エネ商品を売ろうというウサン臭いものになっている。またアメリカのオバマ大統領が環境に配慮したエネルギー対策を打ち出すと、日本もそのまま追従といった感じである。そして国民にだけ、環境対策を押し付け、産業界のCO2削減は随分甘いものになっている。これでは本当のエコ対策とはいえない。環境問題は「神様のために足るを知れ」と宗教的なレベルまで「哲学」を浸透させなければ、エコよりエゴが勝つに決まっている。今のようなうさん臭い官製のエコ対策では、とても国民の意識を変えられないだろう。