まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

鳩山施政方針演説と下賎な自民党とマスコミの批判!

2010-01-30 | 発言
昨日の鳩山首相の長時間にわたる施政方針演説は「いのちを、守りたい」に始まり、哲学、理念を述べた格調高いものだった。歴代の首相で理念をこのように述べたものはほとんど見当たらない。これこそが日本をリードすべき人間の言葉である。ところが演説を聞くどころか、自民党を中心とした野党は野次の連続で、ほとんど鳩山首相の演説はかき消されていた。NHKなどは鳩山首相のマイクを中心にして音声調整していたからテレビではなんとか聞けたが、実際の傍聴席ではまったく聞こえなかったという。人の話はまず聞くものである。そんな基本的なことすら出来ない人間が国を動かす国会議員というのだから、人間としての日本人の品位も下がったものだ。そしてテレビ・新聞など各マスコミは「政治とカネ」「普天間基地」の問題はどうなったと、バカの一つ覚えのようにさっそく叩いている。「政治とカネ」は「企業献金廃止」でケリをつかせばいいし、「普天間基地」は五月までに決着をつけると首相みずからが言っているではないか。連日それらマスコミに煽られ民主党の支持率は急落してしまった。マスコミを初め今の日本人は、ものごとを深く洞察することや、哲学する、理念を持つということがなくなった。だからなにごとでも付和雷同していまう。ビジネスマンを見ると、黒のスーツばかりで、昔は黒服と言えばヤーサンだったが、「皆が黒を着るからぼくも着る」というように黒一色になってしまった。異様な光景である。洞察・哲学・理念というところから、自己存在というものが判り、そこから個性というものが光り輝いてくるものだ。黒服に今の日本人の付和雷同する精神構造がうつし出されているようだ。ところで今朝の朝日新聞も社説で「演説の美辞に酔う暇なし」とさっそく鳩山首相の演説を叩いている。叩くことしかしらないマスコミは下賎の極みである。経済成長が国民の生活を向上させるというが、それは昔の話である。事実、2004年からの最長にわたる日本経済の好景気には、逆に派遣法改正などで所得格差が生まれ日本に貧困層が生まれてしまった。グローバル化の中で、鳩山首相の言うように、人間のいのちを大切にする経済への理念的な哲学的な転換を図らなければ、たとえ今後景気が上向いても、大企業だけ儲けて国民の生活は困窮のままが続くのである。その意味で「いのちを大事にする」という鳩山演説は、これからの日本を導く非常に大事な理念である。それを聞かず、野次を飛ばし、マスコミは「美辞」だと揶揄する、まったく哲学をしない品位のなさにあきれ返るほどである。

自分の人生を振り返る

2010-01-29 | 随筆
インターネットというものは面白いもので、時間も距離も飛び越えてつなげてくれます。ぼくはこのブログの「小説」という欄に「青春哲学の道」という青春期の自叙伝を書いていますが、それを見た人からコメントを頂きました。それはぼくが20代の頃、まだ経済記者として駆け出しだった頃出合った中小企業経営者のお孫さんでした。時間も距離も飛び越えて、そんなコメントを戴くと、30年以上も前のことが昨日の事のように蘇ってきました。人はそれぞれ誰もが一篇の小説になるような人生を送っています。ぼくの場合は「人生いかに生きるべきか」と若い頃から執拗に追っかけて、太宰治のような純文学を目指していましたが、生活の糧として、35年も雑誌記者生活をしてきました。上は財界人、政治家から、下は三ちゃん経営の人まで何千人の人に会って取材をし、記事にしてきました。けれど目指すはやっぱり純文学だったわけで、47歳の時に初めて少しは自分で納得のいく「存在の彷徨」という実験的な哲学小説を書き上げることができました。しかし、丁度雑誌の仕事と心の葛藤が頂点に達し、原因不明の神経的な病に突然おかされてしまいました。自分の才能のなさと、これ以上文学に固守すれば病がさらに悪化することにもなりかねず、この小説を最後にスッパリと文学から脚を洗いました。人生はほんと人それぞれです。自分の一生を振り返って、それなりに好き放題に生きてきたので納得はしています。しかし、病いや死もそうですが、「どうしょうもないことはどうしょうもない」、そういうことって、たくさんあるようです。それが人生の悲哀ってヤツでしようか。なんだか改めて自分の生きてきた道を振りかえっちゃいました。

小沢一郎よ、地検・マスコミに負けるな!

2010-01-24 | 発言
昨日小沢一郎は特捜の事情聴取に応じ「ヤミ献金は一切ない」と否定した。特捜が国会議員を含めた秘書を三人も逮捕し、大掛かりなガサ入れをし、検察は本丸小沢を何が何でも政界から抹殺しようとしている。新聞・テレビ・評論家もそれに同調し、「小沢は黒」を強調し、国民のほとんどがそれらに洗脳され、民主党支持率は急落している。しかし、私は、不自然さを禁じえない。誰かが仕掛けた時代の波に国民全体が乗せられている不自然さを感じている。民主党は官僚政治打破を掲げており、これは検察官僚の抵抗なのか、なぜ検察はこれほどまでにマスコミと一体となって故人献金で鳩山を叩き、小沢を抹殺しようとするのか、その裏には何かがあるに違いない。政治家は一円までお金に清潔でなければならない、そういう意見もあるだろうが、私はそうは思わない。政治家も人間であってすべての面に目が行き届かないのが当たり前である。鳩山首相の故人献金や母親からの出資、小沢の一連の政治資金規正法による不記載問題は、微々たる問題である。それをおおごとにして、国民を煽り、国民の目を横道にそらしてしまう妙な力を感じている。個人献金の多いアメリカとは違い、日本の政治には金が必要である。自民党政権時代には四落五当などとよく言われた。四億では総裁選に落ちるし五億で当選という意味である。昨年の企業献金は自民党の180億円に対して、民主党はわずか20億円である。企業献金の不透明さを調べるならば、まず自民党が先だろう。ところで、選挙に勝たなければ力はない。小沢は不動産を購入し、それを担保に銀行から金を借り、地方の立候補者にその金をばら撒いて当選させ、小沢シンパを育てて政界の実権を握っていく手法である。彼は自分の国家像を構築するために、金を使う男であって、政治権力を利用し小金をためようというケチな男ではない。純粋に実行力のある真の政治家である。しかし検察は、ロッキードの田中角栄、リクルートの竹下登、東京佐川急便の金丸信と、田中金脈を逮捕し続けた裏にいつもいた小沢一郎を何が何でも逮捕する意向なのだろう。しかし昨年西松建設問題で小沢逮捕まで行き着けず、政治資金規正法というチンケな法律で大久保起訴でお茶を濁した検察は、今回もこれだけ大掛かりにやっても結局小沢逮捕にまでこぎつけられないだろう。水谷建設が関係した福島県知事の汚職事件の判決では、必ずしも検察の描いたシナリオ通りに事実が認定されていない。その収監されている水谷の幹部から引き出した5000万円供与の自供を元に小沢逮捕に持ち込もうとしており、今回も検察の「見込み捜査」で終わる可能性が高い。しかし、検察官僚としてみれば、秘書三人逮捕で満足なのかも知れない。これだけ世間を騒がすことが出来て、民主党の支持率が落ち、今夏の参議院選挙で民主党が負ければ言うことがない。このような検察とそれに同調するマスコミに煽られることなく国民は冷静な目で見なければ、国を危うくしてしまう。秘書のミスはあったにしろ、小沢一郎こそ、今の日本に最も大事な政治家である。検察・マスコミに負けず、日本をリードしていってほしい人物である。

カミさんが突然吐血!

2010-01-19 | 随筆
土曜日から日曜に変わる真夜中、カミさんが突然牛乳瓶二本くらい吐血した。気の弱い俺にはそのことを黙って、朝目覚めた時、カミさんが話した。大学病院で看護師をしている娘に電話すると、今日は日曜日なので、とりあえず絶食して、水だけにして安静にし、もう一度吐血するようだったら、救急車を呼んで、ということだった。おやじも血を吐いたことがあり、胃潰瘍だった。娘が来たので、ガンか胃潰瘍かもと言ったら、娘が「今の日本じゃガンは四人に一人、珍しいことじゃないのよ」っと、さらっとしている。職業柄、毎日死に目に遇っている娘は、数段卓越しているようだ。翌日朝一で大学病院で胃カメラ飲んだら胃炎だった。まったく、ほっとした。胃炎で吐血したり血便が出たりすることあるんだねー。カミさん、毎日平和に暮らしていてストレスはないと思うけど、ここのところの急激な寒さ、それに酒の飲みすぎ、煙草の吸いすぎ、そんなのが原因なのかなー。とりあえず自重するって言ってるけど、どこまで出来ることやら。「人間の死というのはドブに嵌るようなものだ」と誰かが言っていたけど、本当に病や死というものは突然やってくる。

家宅捜査に出た検察の暴挙!

2010-01-14 | 発言
マスコミの検察リークによる情報の垂れ流しで、小沢を良しとする国民の声は少ない。しかし、私は小沢一郎という人物を真の政治家だと信じている。小沢への不評は、検察・マスコミの作り上げた虚像であり、多くの国民は洞察することなく、その虚像で巨悪のように信じている。マスコミは検察批判を一切行わない。検察を少しでも批判すれば、担当記者は今後検察から情報をもらえなくなり、特オチ(自社だけその記事が書けなくなること)なって、左遷の憂き目にあうからだ。そうして検察主導の世論形成がいとも簡単に行われる。大変恐ろしいことだ。韓国では現大統領にチョウチンを持つために、韓国の検察は前大統領を五代にわたって逮捕し続けてきた。異様な光景である。検察権力の持つ恐さである。日本においても自民党を守るために鳩山の故人献金、小沢の西松事件と検察は民主党だけを標的にし、昨日とうとう小沢事務所、秘書だった石川事務所、鹿島など一斉家宅捜査の暴挙に乗り出した。もうハナから岩手の胆沢ダム建設で「あっせん贈収賄」があったと決め付けて、こんな暴挙に出たのである。昨年3月の西松建設の時も全く同様である。「あっせん贈収賄」で小沢を逮捕するために、秘書の大久保を逮捕し、全検察を動かして捜査に当たらしたが、それらしき証拠が見当たらず、已む無く体面を保つために「政治資金規正法」という、国会議員なら誰でもやろうと思えば逮捕できる法律にひっかけて体裁を保ち、夏の衆議院選挙に期待したが、自民党は惨敗。今回も夏の参議院選挙で自民を勝たせるための工作だと思われても仕方ないだろう。なぜなら、家宅捜査の資料でも小沢あっせん収賄罪逮捕の証拠が出てこないからである。日本の裁判は証拠主義である。疑わしきは罰しない。しかし今の検察は、あっせん収賄罪ありき、とまず決め付け、それから証拠を探している状況である。目に余る検察の暴挙をマスコミはどこも叩かない。検主主義の時代がやってきた。

小沢vs検察。検察に政治色はいらない!

2010-01-13 | 発言
小沢幹事長と検察との攻防が激化している。普通検察はは4億円の金の出所を掴んでから、さらに証拠固めに土地購入へと捜査を進めるものだが、今回はまったく逆で不明瞭な取引という視点から遡って、小沢の事情聴取に持ち込もうとしている。検察は昨年、「あっせん収賄罪」で小沢起訴に持ち込めず「政治資金規正法」という、国会議員なら誰でも引っ張ろうと思えば引っ張れる法律で秘書を起訴した。この裏側には検察が民主党政権になって、議員主導型になって欲しくない思惑があり、自民党前官房副長官の漆間氏と東大同級生の樋渡検事総長(上記写真)との取引があったように思われ、執拗に小沢を叩くことによって、今夏の参議院選挙での民主党没落を狙っている。小沢は田中角栄のロッキード事件、金丸の佐川急便事件を傍聴し続け、金が政治家の命取りになることを身を持って熟知している男だ。東北ダムにおいても「あっせん収賄罪」の証拠が出てこないのは当然である。水谷建設や西松建設などのゼネコンが「小沢先生の地元、献金はしておかねば仕事がもらえない」と一方的に献金し、一方的に「天の声」を期待したものだ。それをどうにかして検察は、事件として立件し、世論を掻き立て、民主党をつぶそうと躍起である。検察は公明正大、どの党にも肩入れせず、不偏不党で巨悪と対決してこそ、国民の信頼を得られるものである。このように、検察が政治色で動くようなら、やがて信頼を無くしてしまうだろう。

日本の衰退にどう歯止めをかけるか!

2010-01-10 | 発言
前回のブログにアラディアさんから次のような書き込みを頂きました。
「移民受け入れと外国人参政権の有無はまったく関係がありません。
ましてや、外国人参政権を認めないと、日本は外国人にそっぽを向かれるということはありません。それは、外国人参政権が認められていない今でさえ、外国人がどんどん日本に押し寄せているという事実を見れば明らかです。また、高齢化社会を支えるために移民受け入れが必要だ、という論理も非常に疑わしく、たとえば移民が本国から両親を呼び寄せることも希ではありません。その場合、若い移民労働力1人を受け入れるたびに、両親2人がついてくるわけで、逆にますます日本社会の高齢化は進んでしまうことになり、本末転倒です。以上より、外国人参政権の導入が高齢化社会に対する解決策になる、という主張には全く説得力がありません。小沢一郎は衆院選挙で在日コリアンから支援を受けた恩返しとして、在日参政権を与えようとしています。これは一政党が受けた利益の為に国政を左右しようとしていることになります」
なかなか鋭く長文の書き込みを頂きました。この問題は本当に難しい問題でいろんな議論があろうと思います。日本の現在の過疎地と同じように、日本そのものが高齢化と人口減で衰退していくという問題をどう解決するかということです。昔の戦争時ように「お国のために産めよ増やせよ」と今の日本人に言っても、子育て支援してもさほど出生率は上がらないでしようし、ぼくは外国人の移住を推進するしか、日本の衰退を食い止める手段はないと思いますが、皆さんもそれに変わる対案があればぜひお聞かせください。

自民党の永住外国人参政権反対は国力を衰退させる!

2010-01-08 | 発言
今朝の朝日新聞のトップには14の地方の県議会では永住外国人の参政権に反対する決議をしたという。いずれも自民党が主導し、保守に立ち返り賛成の民主党と政策の違いを際出させるために行ったものだ。しかし目先の政局の具にし、いかに自民党に将来ビジョンがないかを却って露呈させている。今、中国はかっての日本のように高度成長に沸いているが、人口こそ国力なのである。その意味からいくと、日本は30年後には人口7000万人と三割も減り、しかも老人ばかりで、国力は衰退の一途になるだろう。そこにこれからはどうしても外国人の移住を緩和し、参政権も与え、閉鎖的な日本から、国際的な日本へと変貌をとげて行かなければ、必ずや日本は滅びてしまう。アメリカはあらゆる国の移住を認め、世界で一番の国になった。これからの日本は外国人をどんどん受け入れるべきである。上の月をみると地球はひとつに見えてくる。

保証人制度無効に商法を改正せよ!

2010-01-06 | 発言
日本には保証人制度というのが慣例としてある。例えば金を借りる際の保証人だけでなく、マンションやアパートを借りる際にも保証人がいるし、会社に就職の際にも保証人がいる。ところが、核家族化や高齢化によって、保証人になってくれる人がいなくって、困っている人が多い。ここに目をつけ「保証人仲介業」なる詐欺まがいの商法も横行している始末だ。この仲介業に頼むと仲介会社が小銭を支払って確保している保証人になってくれる人を紹介し、保証をしてもらうというわけだが、詐欺まがいが多く、金だけとって紹介してくれなかったり、小銭で契約した保証人に「万が一の時には会社がリスクを負う」と言っていたにも関わらず、何千万円の連帯保証の請求が回ってきて困惑している人もいる。こういったことに法的規制も監督官庁もまだ定まってない現状だ。人とのつながりが希薄になった現在、一人の保証人さえ立てるのは難しくなってきている。親の場合も年金暮らしなら保証人にもなれないのである。兄弟がいなければ親戚に頼むしかないが、親戚付き合いも希薄な時代になっている。しかし考えてみれば保証人制度というのは、就職や借りる側にとっては不利益な話で、もともと貸す側や雇用側が、その契約個人の審査不備を保証人に押し付ける話であって、時代背景からみて、この制度は廃止すべきである。「当人同士の契約に第三者の保証は無効とする」と商法を改正すべきである。