まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

新コロナ安倍首相の対応は失敗、ラッキーなだけ!

2020-06-03 | 政治
日本の新コロナ対策は本来大失敗である。PCR検査が満足にできないし、防御服だって不足しているし、マスクだって一世帯にたった2枚、しかも一か月以上たっても届かない。こんな幼稚な対応にもかかわらず、安倍首相は、「これは日本式モデルの成果」と自慢している。まったく笑うしかない。
日本の新型コロナ対策はどれも間違っているように思える、と米誌でさえ報じている。
ところが一方で欧米に比べて感染者、死者数が圧倒的に少ない。それが「奇妙な成功」にうつっているようだ。
唯一考えられるのは日本人の場合、以前新コロナに似た菌に冒された経験があり、免疫性を本来持っている人が多かったのではないかということだ。
失敗続きの安倍首相はラッキーに過ぎない。
今回の対応の失敗を反省し、次につなげることこそ最も大事なことだ。

安倍首相のあまりにも幼稚なコロナ対策!

2020-04-18 | 政治
安倍首相は「コロナは第三次世界大戦だ」と明言した。ところが、戦争にマスク2枚を配布で「アベノマスク」と有頂天になっている。技術革新の現代に信じられない政府のコロナ対応だ。たかがマスク2枚では毎日一枚洗えばひとつしか使えないではないか。また医療現場では防護服がなく、雨ガッパを民間から公募している。それにまたコロナ検査も依頼してもなかなか応じてくれない。百人もの高熱者が検査のために列をなしている所もあるという。こんな対策の初歩的なところで足踏みをしている。医療現場は崩壊ぎりぎりの状態である。一体政府は何をしているのか。コロナ対策を真剣に考えるならば、まず蔓延しないように、初動の段階でストップをかけなければ蔓延してしまうだろう。
「戦争」というならば、市中にマスクがなければ、国として縫製企業に強行的に作らせばいいし、医療機関の防護服にしても同様だ。またPCR検査体制も微弱と言わざるを得ない。コロナ検査を望むものすべてに検査を行える体制を国として、強硬手段をとってでしても行わなければならない。
それに医療現場が崩壊の危機にあるというならば、戦時中は学徒動員したと同じように看護学校の生徒を特待生として各病院に派遣させればいいし、医学部の学生もインターンとして各病院に派遣させればいい。みずから「コロナ第三次世界大戦」といいながら、やっていることは幼稚極まりない。他国の例をみても、日本はまだまだこれからもっと蔓延するだろう。こんなことぐらいで足踏みしていたら、それこそワクチン開発はさらに遠い先のことになる。大変な時代がやってくる。首相みずから「コロナ第三次世界大戦」というならば、国家権力を使ってでも「戦争」に打ち勝つ実行をしなければならない。

技術革新の現代に考えられないコロナの対応!

2020-04-15 | 政治
安倍首相は「コロナは第三次世界大戦だ」と明言した。ところが、戦争にマスク2枚を配布で「アベノマスク」と有頂天になっている。技術革新の現代に信じられない政府のコロナ対応だ。たかがマスク2枚では毎日一枚洗えばひとつしか使えないではないか。また医療現場では防護服がなく、雨ガッパを民間から公募している。それにまたコロナ検査も依頼してもなかなか応じてくれない。百人もの高熱者が検査のために列をなしている所もあるという。こんな対策の初歩的なところで足踏みをしている。医療現場は崩壊ぎりぎりの状態である。一体政府は何をしているのか。コロナ対策を真剣に考えるならば、まず蔓延しないように、初動の段階でストップをかけなければ蔓延してしまうだろう。
「戦争」というならば、市中にマスクがなければ、国として縫製企業に強行的に作らせばいいし、医療機関の防護服にしても同様だ。またPCR検査体制も微弱と言わざるを得ない。コロナ検査を望むものすべてに検査を行える体制を国として、強硬手段をとってでしても行わなければならない。
それに医療現場が崩壊の危機にあるというならば、戦時中は学徒動員したと同じように看護学校の生徒を特待生として各病院に派遣させればいいし、医学部の学生もインターンとして各病院に派遣させればいい。みずから「コロナ第三次世界大戦」といいながら、やっていることは幼稚極まりない。他国の例をみても、日本はまだまだこれからもっと蔓延するだろう。こんなことぐらいで足踏みしていたら、それこそワクチン開発はさらに遠い先のことになる。大変な時代がやってくる。首相みずから「コロナ第三次世界大戦」というならば、国家権力を使ってでも「戦争」に打ち勝つ実行をしなければならない。

佐川前理財局長よ、失うものはなにもない。すべてしゃべれよ!

2018-03-19 | 政治
今週、佐川前理財局長の証人喚問となる。
佐川よ、国税庁長官も辞め、無職の君は、もうすでに失うものがなにもないではないか。
自分ひとりに罪を押し付けられ、君の家族たちも世間から白い眼で見られている。
家族を守るためにも、いまさら安倍や昭恵に忠義立てする必要は全くない。
正直に、洗いざらい、喋るべきだ。
それが男ではないか。

遊びをせんとや生まれけむ!

2011-09-04 | 政治
長女に女の子が生まれた。名前は「絆夏(はんな)」という。おいらの時代と違って、いまどきの親はみんな難しい名前をつけるのが流行っているらしい。上記の写真がその取りたて3時間後の赤ちゃんである。何もないところから、こうしてこの世にぽっこり命が誕生する。じっと見ているとなんだか不思議でもあり、神聖な気持ちになってくる。そのあどけない姿を窓越しに見ていると、ふっと、梁塵秘抄の中に収められている歌を思い出した。江戸時代、遊郭の娼婦が身動きがとれないわが身を詠んだ歌である。「 遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ 遊ぶ子供の声きけば わが身さえこそ揺るがるれ 」。そうだよなあ、本来、遊ぶためにこの世に生まれ出たんだよなあ、戯れするために生まれて来たんだよなあ、でも長い人生のなかで苦境に立つことは何度もあるし、「苦を楽しむ」っていう心の余裕があれば最高だけどなあ。このはんなちゃんもこれからどんな人生を歩むのかな、人生を、この世を楽しく遊べるかなあ、思わず両手を合わせてお祈りしちゃいました。

お手並み拝見、どじょう内閣!

2011-09-04 | 政治
輿石氏を幹事長に据えるなど、党内融和を図ったバランス人事の野田新内閣。仙谷氏の政調会長代行就任だけはいただけないが、まずは内紛「ノーサイド」の言葉通りの閣僚人事と言ってもいい。閣僚人事はどれも小粒だが、野田総理は菅の傲慢さに比して謙虚だし、政治を前に進めてくれる期待感はある。今日の世論調査では野田総理の支持率が50-70%、これはまあ就任早々のご祝儀相場としても、民主党支持率が、13%から31%に跳ね上がったのにはびっくりした。民主党にあきれ果て、自民30%民主17%という数字が、状況は何も変わっていないのに新総理になっただけて大逆転である。国民というのは所詮、その時々の雰囲気に流されるだけの衆愚なのかもしれない。野田氏はアメリカ従属、TPP参加、消費税10%増税路線である。一方の小沢一郎の政治路線はアメリカの資本主義はもう限界とみている。だから日本は独自の修正資本主義でいかなければいけないという。ここらが底辺層に厚い当初の民主党のマニフェストとして反映されたわけだが、菅によってすべて反故にされてしまった。野田総理は底辺層を底上げして中間層の幅を広げると言っている。そこらが実践できれば自民党にはない民主党らしさが出てくるだろう。そして最終的に増税不可欠としても、公務員給与の引き下げ、特殊法人の解体、天下りの禁止などして役人天国を徹底的にスリム化して無駄を無くすることが先決である。そういう納得のいく政権運営を「泥臭く」やってもらいたいところだ。

大本営発表のマスコミに騙されるな!

2011-08-28 | 政治
いよいよ民主党代表選となった。候補者はどれも小粒揃い、おいおい、この中から日本のリーダーが決まるんかいと、ガッカリする国民も多い。ところで小沢一郎は海江田万里を推した。当初、輿石、西岡クラスに声をかけたが辞退され、消去法で海江田にお鉢がまわってきた。文字通り、前原(仙谷)vs海江田(小沢)の一騎打ちとなった。それにしても中立であるべき新聞・テレビの反小沢論評はひどすぎる。名誉棄損で訴えてもいいくらいだ。裁判所が検事申告の証拠を証拠には当たらないと却下し、10月に行われる裁判も小沢無罪になるのは確定的である。にもかかわらず、小沢=悪という検察・マスコミによる壮大なでっち上げは未だに続いている。これは米・官・財・マスコミの利益トライアングルによる小沢潰しであり、マスコミは「世論調査」ではなく、「世論操作」を行ってきた。前原は国民の支持率4割と出し、前原体制を応援しているが、国民は利益導入によるマスコミの世論操作報道を信じてはならない。それほど今のマスコミは戦時下のごとく歪んだ報道体制をとっている。たとえばインターネットの調査では次の総理に小沢というのが断然トップになっているが、そういったことは一切報道しない。悪の権化である記者クラブ解体を口にする小沢一郎を許せないのだ。私的には、海江田新総理、小沢一郎副総理兼復興相となり、まずは日本の復興に小沢が手腕を発揮し、来年9月の代表選に勝って、小沢新総理を願っているのだが・・こうも小粒ばかりでは話にならない。

皆様、すみません!

2011-08-13 | 政治
二か月近くも更新していないのに、みなさまアクセス頂いてすみません。政界があまりにもばかばかしいのと、自分の自堕落なせいで、なんか書く気が起こらなくて、パチンコばかりしていました。復讐するは我にあり、です。残暑、まだまだ暑くって、自律神経が弱いものですから、こっちは完全にバテています。みなさまにおかれましては、お健やかだと思います。怠けて、すみません。

「脱原発」で総選挙に打って出るズル菅!

2011-06-19 | 政治
今度はソフトバンクの孫社長の新エネルギー政策をそのまま自分の政策として頂いて、8月、原爆広島・長崎の日に、世界に対して「脱原発」を高らかに宣言し、解散に打って出るという。自民党の原発推進に対して、「脱原発か否か」と小泉が郵政民営化で総選挙で大勝した手口をそのまま使うらしい。まったくこの男は、目先さえクリアーできて延命さえできれば、変節もなにもおかまいなし、開いた口がふさがらない卑劣な男だ。私は脱原発を支持している。しかしスッカラ菅の延命の材料に使われたんじゃたまらない。事実民主党は党として原発推進を認めており、昨日海江田経産相が原発は安全対策をしっかりしたし再稼働を認めて頂きたいと言ったばかりではないか。党内でも政府内でも何の議論もされないで意思統一が図れていない「脱原発」をスローガンにする菅、これは延命のための小道具にしか考えてない証左である。一方では、岡田、枝野、仙谷、野田など、これまで菅を支えてきた側近たちも辞表を突き付けて菅退陣を促すという。だったらなぜ、退陣を促した内閣不信任案に賛成・欠席した小沢一郎グループの者たちを除名・資格停止処分にしたのか、さっぱり理屈が通らない。もう政治はしっちゃかめっちゃかである。理想も信念もないヤカラどもが自分たちの私利私欲だけで動くから、スジも道理も通らない世界になっている。これほど醜い世界はない。

足るを知って、脱原発しか道はない!

2011-06-14 | 政治
自分も含めて、人間というのは自分の欲望に勝てず身を滅ぼすという、いかに愚かな動物であることか。今日の読売新聞にエネ研の調査として、今脱原発をすれば電気料金が月1000円上がるというデーターをのっけていた。これだけみれば、原発はコストが安いし、続けることが必要となる。しかしこれは燃料費だけの算出で、原発の建設費や、焼却の処理費などを含めると石炭・水力・石油・天然ガスと比べてはるかにコスト高になるのである。まして今回のように大事故になれば、その補償額は20-50兆円ともいわれ途方もない金額である。それらは独占である日本の場合、全部電気料金に跳ね返り、原発を止めれば日本経済がおかしくなるという議論などふっとんでしまうだろう。さらに重要な問題は、人間の限りない欲望を満たすために、地球を汚してはならないということである。原発はクリーンとみられ、化石燃料を燃やし続けオゾンの破壊を食い止める一面もあった。しかし、今回のように一度大事故を起こせば、大地や海は汚れ何百年、何千年も回復不可能になるのである。自分らが目先の欲望を満たすだけで地球をそんな形で汚していいものかどうか子供だってわかる論理である。しかし原発利権に群がるものたちは目先の利益だけで未だに原発推進で世論操作し、国民の多くは原発やむなしと洗脳されている。未来の子供たちのためにも、原発は廃止すべきである。数十年をかけて世界の原発を完全に廃止すべきである。唯一の被爆国日本が核廃絶を世界に訴えたように、大事故を起こした日本が世界に原発廃止を訴えるべきである。そして、当面国内においては、10電力独占体制を見直し、送発電を分離、電力の自由化を促進すべきである。東電は法的整理し、株主や金融機関貸し手責任も問わねばお話にならない。ある種の欲望に足るを知って、脱原発しか道はない。

ひょっとしたら菅首相は辞めないかも!

2011-06-09 | 政治
大連立だとか、民主党代表選に小沢鋭仁が立候補だとか、野田佳彦財務相で一本化とか、菅首相が7月退陣を想定して永田町やマスコミは喧しいが、ひよっとしたら菅は辞めないかも知れない。側近には冷温停止どころか消費税値上げが退陣の一定のメドと言っているらしい。とすれば4年任期いっぱいやるということである。確かに菅の精神力はただ者ではない。一旦得た権力の座は、国民がどうなろうが、マスコミがどう騒ごうが、永田町が混乱しようが、決して譲らずという常人では考えられない異常さを持っている。自ら師と仰ぐ市川房江すら「菅だけは信用してはならない」と言っていたほどだ。菅という男は、代表選の時も小沢が僕には夢があると言えば「私にも夢がある」と言い、小沢が地方に移管と言えば菅も権限を地方に移管すると言い小沢を驚かせた。人の話をすぐ横取りするのである。それでいて代表選に勝って、総理になってもその公約を何一つ果たそうとしない。鳩山に「ペテン師」とまで言わしめた行為も同様である。彼の性格というのはウソを着こうが人の主張を横取りしようが、変節しようが、目先をクリアーし、権力の座に一日も長く座っていることが目的なのである。菅はその異常性を発揮して、へらへら嗤いながら総理の座に四年間居続けるかも知れない。

原口一博総理-細野豪志幹事長ラインまで若返りを!

2011-06-05 | 政治
菅首相の側近四人、仙石由人官房副長官、枝野幸男官房長官、岡田克也幹事長、安住淳国会対策委員長が世論の動向を見て一転早期辞任の包囲網を敷き、菅は今夏までに辞めざるを得なくなった。当たり前である。ペテンで延命を図るとは断じて許しがたい行為である。被災者の心に届く「思い」のかけらも感じさせなかった菅、首相の座だけが好きだった菅は早期退陣して当然である。しかし、次期総理となれば、仙石、枝野、岡田、安住、前原などには何の「誠」も感じられない人材である。本当は小沢一郎に手腕を振るってもらいたいところだが、裁判があって状況が許さない。とすれば、ここは思い切って原口一博前総務相や細野豪志まで一挙に若返りを図ってもいいのではないか。原口には骨があり、誠がある。総理として誠を前面に押し出した熱意で救国できると期待している。

誤報扱いでプライドを傷つけられたマスコミ論調豹変のいいかげんさ!

2011-06-04 | 政治
テレビ・新聞などマスコミは概ね菅首相を支持してきた。野党の不信任案提出に対して、この非常時に政争の具にするのかといった論調や、激流で馬を乗り換えてはいけないなどと擁護してきた。ところが菅首相の続投表明で、「菅首相が辞意表明」と号外や特番を打ったマスコミのメンツは丸つぶれになった。さすがにマスコミは怒ったのか、この際菅首相は早期退陣したほうがいいという論調に変わってきた。この一両日に論調が一変するのだから本当にマスコミはいいかげんだ。全紙号外まで出したものが「誤報」扱いにされたのだから「菅の野郎!」とマスコミのプライドが傷つけられ怒りに変わったのだろう。今朝の朝日新聞なんか菅擁護から早期退陣に一夜で路線を変更したものだから、「首相は潔くあれ」という若宮啓文主筆も、「白けっぱなし大義なき政争」の星浩編集委員も、「一定のメド、菅さん、それはない」の社説も、説得力のない内容意味不明の「菅早期退陣」の文章になっている。朝日の記者は特にプライドが高く、誤報扱いによけいに頭にきたのだろう。マスコミ各社は誤報扱いの「怒り」だけで擁護から退陣に一夜にしてのこの変節に「大義」はあるのだろうか。実に滑稽である。

ズル菅に騙された鳩山前首相!

2011-06-03 | 政治
小沢、鳩山グループ91人で、内閣不信任案は可決であった。しかし民主党を割りたくはない、その思いが鳩山を動かし、菅首相と鳩山前首相が最終的に覚書を交わした。▽民主党を壊さないこと▽自民党政権に逆戻りさせないこと▽大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと〈1〉復興基本法案の成立〈2〉第2次補正予算の早期編成のめどをつけること、この条件で菅は辞めるという言質を取り付けた。第二次補正予算のメドというのは今月末、遅くとも7月初旬である。つまり、一か月後に退陣するということである。そして、その合意を踏まえて昨日の民主党代議士会で、菅はメドが着いたら若手に道を譲りたいと辞意を表明し、次に発言をした鳩山は「首相が重い決断をされた。これを持って一致団結しよう」と、一転ほぼ全員が午後の国会で否決に回った。ところが、ズル菅は夜の記者会見で、原発の冷却メドが着くまで辞任はしない、つまり、来年以降まで続投すると発表した。ものの見事に鳩山ははめられたのである。一国の総理たるものがウソをついて人を騙してまで延命を図る、なんと醜悪なことか。菅という男は、目先さえクリアーできれば、人の話を自分の意見のように横取りしようとも、今回のことのようにウソをつこうとも平気な男である。政治家は「誠」がなけれは失格である。辞任を口にした以上即刻辞めるべきである。そうしなければ、自民党は問責決議案を提出し、与野党逆転の参議院では震災法案など一本も通らなくなるだろう。政治を前に進めるため、菅首相は即刻辞任し、次の首相に未来を託するべきである。


世界の叡智を集めるべき時!

2011-05-15 | 政治
福島原発一号機で、メルトダウン(炉心溶融)が発覚した。事故から二か月も経った今になってである。東電は情報公開しないという批判が多いが、そうではなく、東電自身も原発内部の現状を把握できていないのである。このほうが大変恐ろしいことである。炉心溶融ともなれば、政府や東電の出した工程表はすべてチャラである。圧力容器底部あるいは格納容器底部に溶融して落下した燃料が再臨界に至り、放射能爆発を引き起こす危険性が多大な現状に、もはや東電をはじめとする関係者もどう手を打っていいかわからない状況だろう。容器底部に穴が空き、冷却水がだだ漏れになったとしても冷やさなければならない。かといって、それを続ければ高濃度放射能汚染水の外部放出も続く。一方で溶融状態では放射能で修復に人間が近づくことすらできない。もはや八方ふさがりの厳しい現状はほかの号機も同様の状態だろう。チェルノブイリ以上の厳しい現状に、東電や政府は自分たちで解決するといったメンツを大事にするといったような状態ではない。これはもはやフクシマや日本だけの問題ではなくなっている。地球全体を放射能で汚染する危険性をはらんでいる。修復に日本に叡智がなければ、正直に世界に助けを求めるべきである。そしてなんとしても放射能爆発を回避しなければ、取り返しがつかなくなる。世界の叡智に助けを求めるべきだ。