まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

猫の習性は人間も同じ!

2013-03-31 | 随筆
ネコが飼い主の声を区別できることが科学的に証明されました。
知らない人に呼ばれても寝たふりをするネコ。
しかし、飼い主が呼ぶと・・・反応します。
これは東京大学の研究グループの実験で明らかになったもので、ネコに対し、知らない人間4人と飼い主が順に呼びかけたところ、知らない人間から次々に呼びかけられて反応しなくなったネコが、飼い主の呼びかけには再び頭や耳を動かすなど、はっきりした変化を示したということです。
しかし、おいらところは、もっと研究が深いぜ。
おいらの飼っている「金ちゃん」(上記写真)。もう一緒に暮らして13年になる。
こやつの生態には明らかな特徴がある。
ひとつは飼い主に序列をつけて接していること。
俺には、「召使い」のごとく、「上目目線」で、「エサをくれんかい」っと要求し、やらないと、背中をカキカキして、暴力に訴えてくる。
ところがカミさんには一切そういうことはしない。いつも傍によりそって、甘えたりしている。
これは子供の頃からカミさんがフトコロに入れて育てたこともあって、完全に母親だと思っている。それでおいらは完全に「召使い」。
猫の中では、序列ができあがってるのだ。
ふたつには、猫は毎日「規則正しい生活」をすることだ。
朝、おいらが起きると、雨戸を開け、鳥たちに餌をやり、新聞を取って、それから猫に餌をやる。そのしぐさを全部猫が知っている振る舞いをする。
そしておいらが朝食をとると、二度目の餌を要求する。
その後は、カミさんの前に座る。
そして掘りごたつの中に入って眠る。
一日の生活パターンが決まってるのである。
三つ目は「温度に敏感なこと」。
寒いときは掘りごたつの中に入り、少し暖かだと、出て横に寝る。
そして暑くなると階段の踊り場で寝る。
自分で一番過ごしやすい温度の場所をみつけるようだ。
でも、考えてみたら、人間も一緒だねー。
人間も、「序列」はつくるし、毎日の生活を「パターン化」することで安心した暮らしをする。そして「温度」にも敏感なことも一緒だ。
脊椎動物はみんな一緒かもね。


庶民を苦しめるアベノミクス!

2013-03-30 | 発言
昨日の年度末株式市場では日経平均1万2397円をつけ、昨年度末と比較して23%の値上がりとなった。
日銀の黒田東彦総裁は、「物価高2%」を目標に、これから金融緩和をどんどん進めるだろうし、円安・株高の動きは、少なくとも夏の参院選までは続くだろう。
1万5000円をつけるという評論家もいれば、そのうちアベノミクスが剥がれて、また1万円を切るという評論家もいる。
株はバクチだから、そりゃあ、分からないし、どっちにしたって一般庶民には何の関係もない。
株高は一部大企業と投資家が喜ぶだけで、一般庶民には何の恩恵もないのだ。
それを大新聞やテレビは景気がよくなるとアベノミクスをはやし立てるから、それに洗脳されてる庶民は70%も安部政権を支持している。
実にヘンテコリンな話だ。
これから、電力・ガス・小麦・パンなどの食料品がどんどん値上がりする。庶民にとっては大変な痛手となるし、さらに消費税増税も待っている。
庶民は値上げのラッシュに苦しめられ、一方金融緩和で市中に銭がだぶつき、その金が株や不動産でバブルする。またマネーゲームの始まりである。
いやはや、とんだアベノミクスである。

国民を舐めきった安部「0増5減」案!

2013-03-29 | 発言
衆院議員選挙区画定審議会(区割り審、会長・村松岐夫京大名誉教授)は28日夜、2010年国勢調査に基づく小選挙区の区割り改定案を安倍晋三首相に勧告した。
「0増5減」関連法で定数が3から2に減る福井、山梨、徳島、高知、佐賀5県を含む17都県の42選挙区の区割りを見直した。これにより最大で2.524倍ある小選挙区の人口の格差(1票の格差)は1.998倍となる。
つまるところ、2倍以内に収めればいいだろうというわけだ。
衆院選挙区画定審議会とは、衆院小選挙区の区割りを勧告する首相の諮問機関で、大学教授、弁護士ら国会議員以外の7人で構成する。
言ってみれば安部首相の茶坊主の集まりだ。
デキレースもいいところである。安部首相はこの審議会の改正案を国会で通すだろう。
しかし、国民の一票は一票であり、その重みは平等でなければならない。
2倍を切ったといっても、格差があってはならない。
第三者機関に委ね、人口比で、限りなく1票に近い区割りをするか、全部比例にするか、もっと根本的なところで選挙制度を抜本的に変える必要がある。


どうなるんだろうね、40年後の日本!

2013-03-28 | 発言
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は27日、2040年までの日本の地域別将来推計人口を発表した。少子化の進展に伴い、40年には全都道府県で10年に比べ人口が減少するとしている。高齢化に関しても、40年には全都道府県で65歳以上の割合が3割を超える見通しという。
現在の日本の人口は1億2800万人。しかし、2055年には9000万人になる。
勿論、おいらはすでに死んでしまって、関係ないと言えば関係がない。
けれど、異常な高齢化の進展で、労働人口一人当たりの税負担率は多額のものになるだろうし、日本の大企業は現地法人化がますます進み、多国籍化して、日本の空洞化もさけられないだろう。
人口は減り、働くところもなくて、税金だけが増える。
こりゃあ、若者は大変だろうなあ。
移民推進っていう手だてはあるけど、働くところがなければ、日本人と取り合いになるしなあ。
日本の栄枯盛衰、国破れて山河あり。
日本が滅んでも、山河だけは残るってかー。

教科書検定にみる「勝者が歴史を塗り替える」!

2013-03-27 | 発言
歴史ってものは、その時々の勝者によって都合のいいように塗り替えられていくものだ。
たとえば今回の高校教科書検定。
小泉元首相が財界の意向を受けて、労働者派遣法を改正し、今では労働者の三分の一が派遣になり、年間所得200万円以下のワーキングプアを1000万人以上もつくってしまった。
これは今までの日本になかった大きな貧困層の創設であり、歴然たる小泉の失政である。
自民党政権になった今、さっそく、そういう事実を高校教科書に書いたら、今回、検定にひっかかり、出版社は訂正を余儀なくされた。
「産業界の意向に沿って法改正したように読めるから、ここを訂正しろ」
「ワーキングプアが増加し、所得格差が拡大したのは、不況が原因にしろ。規制緩和のせいにするな、訂正しろ」、なんとこういう調子で書き換えを要求したのである。
文部省教科書課は、茶坊主。
時の政権の顔色を伺って、真実を捻じ曲げ、喜んでもらおうとする。
これが実態だ。

「無効判決」、おばちゃんの英断に拍手!

2013-03-26 | 発言
一票の格差が最大で2・43倍となった昨年12月の衆院選をめぐり、弁護士グループが「法の下の平等を定めた憲法に違反する」として選挙の無効(やり直し)を求めた訴訟で、広島高裁(筏津〈いかだつ〉順子裁判長)は25日、広島1、2区について「違憲で無効」とする判決を言い渡した。
弁護士らが1962年に始めた一票の格差訴訟で、無効判決が出たのは全国で初めてだ。
まさに、男どもができなかったことを、おばちゃんの「正義感」が一刀両断のごとく切り捨てた感じだ。
衆院選の一票の格差をめぐって最高裁は過去に3度の「違憲状態」判決と2度の「違憲」判決を出しているが、選挙無効とした例はない。
憲法は98条で、憲法に反する法律やこれに基づいて行われた行為は効力を有しないと定めており、原則として違憲と判断された行為は無効になると解釈されている。
しかし、選挙のやり直しを避けるために最高裁が用いたのが「事情判決」という考え方だ。
つまるところ、やり直し選挙をしたら、いろいろと支障をきたすからという理由らしい。
司法がそこまで行政を思いやってどうするのか。
立法、司法、行政は三権分立である。
行政を思いやって、司法が判決を出すこと自体、分立していない証左である。
前回の選挙は「違憲」なら、「無効」とすべきである。
今回の広島高裁の無効判決はまさに司法の威厳を守った判決である。
今日にでも各地の高裁の判決がでるが、さて、どうなるか。
いずれにしても司法は毅然とした態度であってほしいものだ。
それでこそ三権分立が保たれる。

権力に屈したテレビ朝日!

2013-03-25 | 発言
テレビ朝日の朝8時からやっている「モーニングバード」の毎週木曜日に、玉川徹の「そもそも総研たまペディア」というコーナーがある。
このコーナーは政治や経済、科学など、複雑な問題を玉川徹氏が独自に取材し、ジャーナリスティックに掘り下げ、おいらはファンのひとりだった。
議員年金問題や公務員宿舎の問題を取り上げ、徹底した取材により、議員年金と優遇される国会議員の実態を世間に晒し、廃止の一助を担っていたし、独立行政法人の問題にも取り組み、また福島第一原子力発電所事故発生後は原子力撤廃や電力自由化の立場からエネルギー問題に取り組んだりした。
玉川徹氏は、1989年、京都大学大学院農学研究科修士課程を修了、テレビ朝日に入社し、「内田忠男モーニングショー」「サンデープロジェクト」「ザ・スクープ」「スーパーモーニング」などを経て、この「そもそも総研」を担当している。
言ってみれば、テレビ界唯一の硬派なジャーナリズムを持った番組だったと言っても過言ではない。
ところがこの番組が突然先週の21日から姿を消したのだ。
これには、政府・自民党から圧力がかかったとしか思えない出来事がからんでいる。
というのも、丁度、安倍晋三総理がTPP参加を表明した直後の同番組で、「TPPというのはもう交渉の余地はなく、決まってるんだ。今からでは手遅れだ。あるいは、これはアメリカの国家利益に奉仕する枠組みで、日本はアメリカの植民地化してしまう」、そんな視点の切り口でも切り込んだからだ。
すると、すぐさま、 自由民主党の大西英男議員が、総務委員会で同番組を問題視した質問を行ったのである。
すると、突然この「そもそも総研」は消えてしまい、経由から言っても、安部政権か、自民党から何等かの圧力がかかったか、テレ朝の社長が自主規制をかけたかに違いない。
堂々と渡り合えばいいのに、弱腰のテレ朝である。
しかし、すでに日本の新聞・テレビ界は生き延びるために、政府当局の発表記事の垂れ流しだけで官報化し、ジャーナリズムのカケラもなくなっている。
いろんな視点があっていいと思うのだが、ちょっと切り込めばこの「そもそも総研」のように圧力に屈してしまう。
日本の言論の自由はうわべだけで、その実、中国や北朝鮮とちっとも変らないのかも知れない。



ぼくの前世はミツバチ!

2013-03-24 | 随筆
いよいよ桜も満開になってきた。
いいなあ、春は。
あっちもこっちも花がいっぱい咲いてきて。
39歳の病気になるまでは、花なんか目もくれなかった。
ところが、病気を境に、花が好きになって、一階から二階のアパートの階段にプランターを並べて、「そんなことをすると鉄の階段が腐る」って、よく大家から怒られたもんだ。
ところで、菜の花を筆頭に、ぼくは黄色の花が好きだ。
今だと、スイセン、チューリップ、ベゴニア、パンジーなど、みんな黄色をそろえている。
庭には菜種を撒き、菜の花が咲いている。
きっと前世はミツバチだったかも知れないなあ。
花だらけで、春に、感謝、感謝です。 

沖縄県民は独立国を起立せよ!

2013-03-23 | 発言
政府は3月22日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設実現に向け、日米両政府が移設先としている同県名護市辺野古沿岸部の公有水面埋め立て許可を仲井真弘多知事に申請した。
これを受け、知事は関係自治体の意見を踏まえ可否を判断するが、県内には普天間飛行場の県外移設を求める声が強く、知事が許可する見通しは立っていない。
沖縄県民にとっては、当然だろう。
沖縄は戦中、草刈り場になり、返還された後も、騒音や米兵による婦女暴行など、その県民の屈辱は計り知れない。
米軍基地の70%が沖縄に集中し、ヤマトンチューのためになぜ我々だけが犠牲を強いられるのか、そういう怒りが沖縄県民にはある。
安部首相はTPPに次いで普天間移設と、アメリカの言うがままである。
もうこれ以上、沖縄県民はヤマトンチューのためにガマンする必要はない。
「国民を守ることが国の使命である。ところが今まで日本は我々沖縄県民を守ってくれたことがあったか。むしろ屈辱の日々をヤマトンチューから押し付けられているのだ。よって我々は日本と決別し、ここに沖縄国として独立をする」
こうして、沖縄は日本と決別し、独立国宣言すればいい。

日本は世界一の資源国になる!

2013-03-22 | 発言
石油に代わる「燃える氷」といわれるエネルギー・メタンハイトレートが、南海トラフすなわち四国沖から東海沖にかけてと、北海道の周辺などに多く存在するらしい。日本周辺のメタンハイドレートの資源量は7.4兆立方メートルと試算されており、これは日本の天然ガス消費量1年分の約100倍、つまり100年分に相当する。
これだけの資源量が確かに存在するなら、資源が少ない日本にとっては貴重なエネルギー源となる可能性がある。
しかも、3月12日、日本政府は日本近海のメタンハイドレートから天然ガスを採取することに成功したと発表した。つまり世界で初めてメタンハイドレート採掘に成功した国となったわけだ。
メタンハイドレートは海底や凍土に眠っている物質だが、燃焼時の二酸化炭素排出量が石炭の約半分ということもあり、温室効果ガス排出量削減にも役立つと考えられている。現在、世界116カ所で埋蔵が確認されているが、その巨大な埋蔵量は天然ガス田とは比較にならない。科学者はメタンハイドレートの埋蔵量は人類の使用量1000年分に匹敵すると推定している。
それに続いて、南鳥島周辺の海域でレアアースが高濃度で含まれている大量の泥を発見したという。なんと国内消費量の230年分に相当するらしい。中国のレアアースなんか目じゃないよ。
このまま、しっかりと、海洋開発をどんどん進めていけば、それこそ日本は世界一の資源国になるぜよ。

ヒステリックな嫌煙家たち!

2013-03-21 | 随筆
東京都には、2020年の夏季五輪招致を機に受動禁煙防止条例を制定しろという意見が相次いでいるそうだ。
おいらは去年の暮から3ケ月間禁煙したが、挫折してしまった。
禁煙後の最初の一本のうまいこと、この世のものとは思えない味だった。
で、また、スパスパ吸っている。
しかしなあ、「受動喫煙で病気になった」とか、たばこ嫌いの人たちは、ちょっとヒステリックすぎやしないかなあ。
ベンチでタバコを一服吸っていると、ジジイが喧嘩腰で「タバコなんか吸いやがって」と捨て台詞を言って去っていくし、なんか嫌煙家たちは「異常」な感じすらするよ。
「たばこを毒物のように認定するには医学的にも無理がある」という意見がある一方、「タバコは緩やかな自殺行為」という人もいる。
いいじゃないの、ゆるやかな自殺を認める「自由」があっても。北朝鮮じゃああるまいし、人生いろいろ、人もいろいろ、もう少し弾力性のある社会であってほしいなあ。

さとるな「さとり世代」!

2013-03-20 | 発言
この頃の10代20代の若者は、「さとり世代」というらしい。
最近の若者の消費動向については、「車に乗らない。ブランド服も欲しくない。酒を飲まない。旅行をしない。恋愛に淡泊」という。
ネットを中心に同世代の活発な議論が交わされるようになり、「欲しがらないのではなく、お金がないだけ」「生まれた時から不景気だった」「頑張っても、できることは知れている。身の丈にあった幸せがあれば、高望みはしない」などという意見に交じり、「諦観しているさとり世代」という書き込みが登場したことで、注目を浴び始めたという。
おれら団塊の世代からすると、なんとまあ、やる気のないことと、びっくりしてしまう。
生まれた以上、この地球上に生きていた証となる爪痕ぐらい残したいとか、星雲の志とか、そんなことが若者の特権の情念のように思えるのだが、どうもそうではないらしい。
しかし、だ。
俺らが生きてきた時代より、これからはさらに厳しい時代だ。
「金がなければ稼ぐ」気概がなければ生き抜くことは難しいだろうし、「上を目指してこそ、やっと身の丈に合った生活が得られる」のではないだろうか。
おれらの世代は、ハングリーやコンプレックスをバネに、BIGになろうとか、物事を極めるとかを目指して、結果はどうであろうが、そのプロセスの「闘い」が、ひとかどの人間形成に役立ってきた。
そして、おれらの世代というより、いつの世も若者はそうだと思っていた。
若いうちから「諦観」、あきらめていたら、これからの時代はさらに厳しく、それこそ、いずれ奈落の底に嵌ると思うのだが・・。

「かったるい」と「義理人情」。

2013-03-19 | 随筆
持病のせいで身体がいつもかったるい。何をしてもすぐ疲れてしまう。
だから家の近辺から遠出ができない状態だ。
西国分寺には世話になった86歳になる成ケ澤先生が臥せっておられると聞く。
しかし、お世話になったのに見舞いにすら行かない。
長老のいとこが西金沢で逝去した。
しかし、香典を送っただけで、通夜・葬儀にも出なかった。
親戚は不義理だと怒っていた。
それにもまして、先般京都の特別介護老人ホームに入った母親にも10年以上顔を見せていない。
不義理の極みである。
持病のせいなのか、人間として「心」が無くなったのか、定かではない。
たぶん自分はすべてに投げやりで人間として「没落」しているのだろう。

日本のメジロもアメリカの思うがまま!

2013-03-18 | 随筆
毎朝、すずめやキジバトにヒエとアワ、そしてメジロにみかんをやっている。
もうみかんは季節的に終わりなので、今日はアメリカ産のオレンジを代わりにやってみた。
初めて口にするものなので、食べるだろうか、食べないだろうか、注視していたら、美味しく食べ始めた。
TPP参加で日本の農業、国民皆保険は、アメリカ企業に食い物にされ壊滅するだろう。
あーあ、日本のメジロでさえ、アメリカの思うがままかあー。

絵筆を持たず20年。

2013-03-17 | 随筆
高校時代は画家になろうと思ったことがあった。
しかしその後「絵は平面」と描かなくなった。
もっと広い社会で「体験」したかったのかも知れない。
その後20年経って、おやじが病に臥せって、ちっとでも元気になってもらうよう、親父の若き頃、家族を引っ張ってくれた頃を、20年ぶりに絵筆をとって、郷里の夕焼けを背景に描いたのが上記の油絵だ。
それからまた20年の昨日、団地のテラスで住民による展覧会があって、ふっと立ち寄った。
「今日はまだ初日なんで、絵を描いておられるんなら展示してください。以前に描かれたものでもかまいません」、係の人がそういうので、親父の肖像画と、上記の絵の印刷されたものを持って出品した。
「最愛なる我が家族たち」という上記の絵は、1Mぐらいの油絵だが、今は京都の母親の手元にある。以前雑誌の表紙になったことがあったので、その表紙を展示した。
真ん中の小学1.2年生くらいのチビが俺である。この頃が一番幸せな時だったかも知れない。
ところで、団地の住民は高齢者が多いが、出品された絵はどれも確かな絵ばかりだった。描き続けておられる人ばかりだ。
おいらはヒマばかりあるのに絵筆を持つ気にはなれず、ひたすらその手をパチンコ台に釘づけにしている。カミさんも20年以上フルートを吹いていたのに、まったく吹かなくなった。
クリエイティブなことに携わらないと、ボケが早いぞおーっと、思うが、やっぱり自堕落なままである。