まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

情報・根回しを無視し政治主導が上滑りした鳩山政権!

2010-05-29 | 発言
この頃政治に失望し、ブログに政治をテーマに書くことさえ嫌になった。普天間問題では、例えば「来週の休みに海に連れていってあげるからね」と親が子供にわざわざ言って期待をさせ、当日になって「ごめん、行けなくなった」というようなもので、親子の問題なら「しかたないなあ」で話は済ませるが、政治家の言葉には結果に絶対ウソがあってはならない。普天移設問題はどうしてこんなブザマな決着しかなしえなかったのだろうか。この大きな要因に外務省を初め官界・役人の政府への非協力があったに違いない。日本の官界は一種の大きなシンクタンクと言われている。その肥大化しすぎた官界主導から政治主導へと民主党の掛け声はよかったが、例えばこの普天間問題などは、事前の「情報・根回し」が何よりも必要であり、それらが出来るのは役人である。自民党政権時代は政官一体となって辺野古移設をこっそり練り上げてきた。ところが民主党政権は、政治主導を掲げるあまり、官界をないがしろにして、官界が手足になって動かなかった結果、的確な情報もとれないなかでの、事前の根回し無しで、「思い」だけの「政治主導」で上滑りしてしまったということだろう。政治には政治理念という理想も大事だが、現実をこなすリアリズムも大事である。そのリアリズムの遂行には、徹底した情報収集と根回しが何よりも必要である。それを無視した鳩山総理は、おぼっちゃま政治と言われても仕方が無い。

ホトトギスが飛来した!

2010-05-26 | 随筆
真夜中、ケケケッケケーっと昨夜今年初めてホトトギスが鳴いた。上記の写真がホトトギスです。東南アジアで越冬したホトトギスは日本に5-6月頃渡ってきて、繁殖する。ウグイスなどの巣に卵を産んで托卵する。幼鳥やメスは赤っぽい色をしているらしい。真夜中に鳴くので、引っ越してきた当初は何が鳴いてるのか、それも移動しながら鳴くので、獣かとも思ったが、渡ってきた最初は真夜中に鳴くみたいです。平安時代には貴族たちがこのホトトギスの初鳴きを聞くために毎夜集まったそうです。正岡子規は結核で血を吐き、このホトトギスの鳴き方が血を吐くような鳴き声だと、自ら「子規(ほととぎす)」と名乗り、俳句雑誌「ホトトギス」を創刊しました。この季節になると、エサをやっているスズメやカラスのヒナが巣立ちしたてで、親鳥に口移しでエサをもらっています。今度はホトトギスがやってきました。今年は日々寒暖の差が激しくて体調を崩しそうな陽気ですが、鳥たちは自然界にしっかり順応しながら生きているようです。

鳥たちは子育ての真っ最中!

2010-05-15 | 随筆
この季節になると多くの鳥たちが子育ての真っ最中だ。庭にエサ台を作って、アワとヒエを置いているが、すずめが入れ替わりやってきて、忙しく何度も行き帰りして、近くの巣に運んでいるのがわかる。毎年のことだからわかるが、もう少しすると巣離れした雛を連れてくるようになる。「ここにエサがあるんだよ」と、小枝に止まって羽を震わせながら下げて甘えるヒナに、口で与え、そのうち台のエサを自分で食べるようになると、一人前になる。ウオーキングで歩く河原のカラスも高台にある巣を眺めると、ヒナが数羽入っている。ゴミの収集が厳しくなって、以前十数羽も群れをなしていたクチブトカラスはすっかりいなくなったが、河原にはクチボソカラスが常駐している。このカラスは100mごとに夫婦で暮らしていて、喧嘩をしないように縄張りに境界線があり、それ以上は侵入しない取り決めになっている。ウオーキングをしながらいつも彼らにエサをやっているので、その生態がよくわかる。ウオーキングをしていると、もう顔をはっきり認識しているので、遠くにいてもぼくに気づくとすぐに飛んでくる。エサを与えて歩きだすと、「もっとちょうだい」とまた飛んできて、ぼくと一緒に歩く。でも次のカラスの境界線に入ると、それ以上はついて来なくなる。そうするとまた次の領地のカラスがやってくる。愛嬌があってとても可愛い。自分で食べたり、ちゃんと保存用に石の間に入れて上から枯葉をのっけて隠したりするが、今は巣にいる雛に一目散に持っていく。湖に魚釣りに行くと、そこにはトンビがいる。山間でトンビがいるのを発見すると、ぼくは立って油モノのエサを振り回すと、頭上までピーヒョローとすぐ近づいてくる。放り投げると空中でキャッチする。このトンビも今子育て中で、いつもなら飛びながら自分で食べるのだが、わしづかみにしたまま巣に戻るとすぐまたやってくる。自然の鳥たちにエサを与えることは良くないと叱られそうだが、とても可愛くて止めることは出来ない。自然のスズメの寿命は一年半というが、家で飼ったりしてエサが豊富だと十年も生きるという。河原のカラスも羽に穴が空いているので同じカラスだと判るが、もう8年以上も生きている。人に迷惑がかかるわけじゃないしと、ささやかなぼくの楽しみになっている。

怒れ!国民を愚弄する日本の政治家たちを!

2010-05-11 | 発言
昨日は「たちあがれ」でなく「たちがれ日本」について書いたが、今日になると民主党が柔道の金メダリスト谷亮子の公認を発表した。谷は立候補だけでなく、柔道も現役を続けるという。政治とは片手間でやれる仕事かよーと空いた口がふさがらない。民主党はその他にも、歌手の庄野真代、体操銀メダリストの池谷幸雄、女優の岡崎友紀、落語家の桂きん枝と、芸能・スポーツ選手をズラリと揃え、自民党は、女子プロレスラーの神取忍、野球の堀内恒夫、石井浩郎を擁立、国民新党はプロレスラーの西村修を立候補させる。国民は借金1000兆円のこの国の前途をどうするか真剣に心配しているし、全国1000万人以上の人たちが年収200万円以下の生活で苦しんでいる。そんな日本の厳しい状況のなかで、国民をバカにするにもほどがある。彼らが国会議員になって何ができるか、日本の将来を真剣に考えての立候補なのか、言わずもがなである。立候補した彼らは、日本の前途などさらさら関係なく、知名度を利用して、国会議員というさらなる名誉欲と、年収2500万円が目的である。それを公認した各党も志しより票が目的の利害の一致である。文字通り議会制民主主義に唾を吐く行為である。政治家には「国を良くしょう」「弱いものを救おう」という、「理想」を、愚直でも純に貫き通す志しがなければその資格はない。ところが衆議院は世襲制度、参議院はタレント院では、志しなき職業としての政治屋の集まりで、国会とはとても言えない状況だ。つまるところ、それらに一票を投じる国民が悪いのだが、その程度のレベルを見透かしてタレントを前面に打ち出す行為は、まるで馬に人参をぶらさげて走らせるようなもので、これほど国民を愚弄した行為はない。政治家は、愚直でも、理想と清貧な精神を貫かなければならないが、もはや日本の政治に明日はないようだ。

国民を舐めきったたちあがれ日本の参議院選擁立!

2010-05-10 | 発言
与謝野馨代表の新党「たちあがれ日本」は夏の参議院選挙で、元巨人軍の中畑清と、元小泉チルドレンの杉村太蔵を擁立するという。その趣旨がまたふるっている。「選挙は政策だけでなく、国民の共感を得ることも必要」だとか。まったく色あせた老人クラブの考えることは国民を舐めきっているとしか思えない。知名度さえあれば一票もらえるという発想がなんとも恥ずかしい。国をリードする国会議員という重職を、芸能レベルの人気取りと考える与謝野の国民をバカにした発想に、この新党の無価値を伺い知ることができる。単純に考えても野球バカに国を託することはできないし、「国会議員って2500万円も年収がもらえるんですか」と嬉々として歓ぶチルドレンに国を良くする志しがあるとも思えない。こういう人材を国政に送り込もうとする与謝野老人新党には、もはや何の期待もできない。

普天間問題、日本国民は卑怯である!

2010-05-08 | 発言
徳之島の反対に遇って、基地問題は完全に頓挫してしまった。もう少し反対運動が起こる前に手早く強行してしまえばよかったのにとか、鳩山手法に問題があったとか、マスコミや多くの国民はその不手際に批判が集中しているが、それは実に卑怯な批判である。彼は勿論「基地なき安保」が持論であり、衆議院選挙中も「沖縄の基地を無くせ」といって、沖縄県民の期待を得て民主党議員を当選させた。そして実際の政権をとってみるとその「思い」は「思い」で終わり、基地問題は何一つ解決できなかったという「おぼっちゃま政治」である。しかしそのことを批判することによって自己正当化する国民は実に卑劣であることを反省しなければならない。問題は鳩山の政治手法にあるのではなくて、国防をどうするのかという根本問題にある。政治家もマスコミも国民も全部この問題には敢えてフタをして、問題を鳩山個人になすりつけようとする卑怯さである。今の日本の国防は二者択一を迫られている。抑止力のために米軍基地が必要というならば全国のどこかにいくら地元が反対しようとも基地は必要である。米軍基地が嫌だというのであれば、憲法を改正し、徴兵制を導入し、自衛隊を強化して自国を守る、このふたつの選択肢しかないのである。「基地はイヤ、徴兵制もイヤ」では、これはダダッコの子供のないものねだりである。今の日本人は、一人ひとりが自分の問題としてこの国防のパンドラの箱を開けるのが恐くて、鳩山ひとりに責任転嫁している実に卑怯な国民である。

目に余るマスコミの鳩山倒閣運動!

2010-05-07 | 発言
マスコミというものはこの日本をどうしょうというのだろうか。もともと日本のマスコミというのはそういうことを一切考えず、読者や視聴者を煽ることだけを考えている。普天間問題では、沖縄、徳之島などの三町長の「基地反対」の視点から取材して煽り、鳩山首相を「稚拙」と断行する。そして倒閣運動を煽動している。取材して国民に知らせなければならないことはそんなことではないはずだ。これは「日本に米軍基地が必要かどうか」という根本問題であり、日本人一人ひとりが真摯に考えなければならない問題である。にも関わらずマスコミは他人事のように鳩山首相の批判を繰り返し、国民を煽り、鳩山を引きずり下ろそうとしている。これは根本問題を考えず、現象面だけを問題視するマスコミの「稚拙」さを露呈している。根本は、日米安保を堅持し抑止力の観点から沖縄に米軍基地は必要という論か、憲法を改正し、徴兵制をもって自衛隊を強化し、米軍基地を沖縄や全国から撤去し、日本は自国が守るという選択をとるのか、国民一人ひとりが真剣に考えるべき問題なのである。同じ煽動するなら、そういう議論を国民一人ひとりに考えるよう煽動すべきであり、鳩山ひとりを悪者にして事が済む問題ではない。マスコミはもっと日本の前途を考えるべき視点で国民をリードしなければならない。