まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

橋下圧勝で国政も変わる!

2011-11-28 | 発言
大阪府市のダブル選挙で「市役所をぶっつぶす」と言った橋下維新の会が圧勝した。府と市の二重行政の無駄遣いを排除し、地下鉄を民営化し、ダイナミックに大阪都構想をぶちあげた勝利である。日本は今閉塞感が渦巻いている。閉塞感を打破するには何らかの「動き」が必要である。成功するかどうかは別にして橋下氏はまさにその御旗のようだ。この動きは必ず国政レベルまで波及するだろう。大阪都構想実現には法改正が必要だし、来年総選挙にでもなれば「日本維新の会」と改名し、国政にも人を送り込むだろう。それに渡辺のみんなの党も賛同するだろうし、最も大きな動きは民主党の分裂を招くことだ。菅・野田と続いた民主党政権は、マニフェストで公約した行政改革や無駄の削減を何の権限もない仕分けのパフォーマンスだけで茶を濁し、今や消費税増税に突っ走っている。これは国民への背信行為である。これでは来年予想される総選挙で民主党の惨敗は目に見えている。小沢一郎が総理になっていればこんなことにならなかったが、米・官・既得権益者たちに作られた汚名にはめられ、身動きがとれなくなってしまった。しかし小沢はまず無駄をなくすことを持論にしているので、総選挙となれば小沢グループは新党を結成し、橋下、渡辺と手を結ぶだろう。そして自民党からも参加するものが現れ、国政は今までの自民・民主から大きく地図を塗り替えるに違いない。今回の橋下圧勝は、それほど国政を変える力を持っている。

TPP参加は慎重に!

2011-11-11 | 発言
野田首相は党内の反対もあって、TPP参加表明を先送りにしたが、結局は参加表明するだろう。TPPに参加するのが国益になるのか否かで、文字通り国内は二分している。国民だって、よくわからない現状だ。日本の農業がつぶれると、農業だけがクローズアップされているが、TPP参加の課題は、日本の農業、医療、労働環境、食品、保険等の24業種の広範な分野の関税障壁、規制を廃棄するもので、あまりに不透明な取り決めであることも事実だ。農業だけでなく、日本の国民皆保険制度すらも解体される恐れがある。日本にとってあまりにもディメリットが多すぎるTPPである。ところがアメリカは雇用が欲しい。アメリカ企業が日本にどんどん進出できるTPPに日本も参加させることによって、オバマ大統領の支持は上がる。一方アメリカのポチ日本は、普天間問題の失態、大震災の恩義などで、オバマに借りを返さなくてはならないというのが野田首相の本音だろう。こういった政府間交渉はあきらかに日本の国益に反する行為である。野田首相は売国奴と言われないよう慎重に期すべきだ。