まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

文字通り独り相撲の貴乃花は参院選出馬か!

2018-09-29 | 発言
貴乃花が年寄から引退した。
とうとう相撲界からおさらばである。
しかし、貴乃花の行動は、文字通り独り相撲を取っている感がぬぐえない。
もともと北乃湖前理事長には可愛がられ時期理事長と思っていたものが、八角理事長になって、「優勝回数数度のお前が何で理事長なんだ。俺は数十回優勝している大横綱なんだぞ」という意識がずっと「反協会」という意識につながってきたように思える。
貴乃花は「角界の改革」を言っていたが、何を改革するのかピンと来なかったし、独りよがりで人望もない。これでは人はついてこない。
しかし、自民党から、さっそく、来年参議院選出馬のお呼びがかかっている。自民党にとっては「目玉」になるからだ。
貴乃花にとっても、国会議員になれば「八角、お前より上だぞお」っと思えるから案外出馬するかも知れない。
独りよがりの独り相撲をまた国会でされては、国民はたまったものではない。

企業は誰のものか、従業員に金を回せ!

2018-09-06 | 発言
財務省が3日に発表した2017年度の法人企業統計では、企業が蓄えた内部留保が6年連続過去最高を更新する一方、企業の稼ぎのうち、人件費に回した割合を示す「労働分配率」は66.2%で43年ぶりの低水準となった。9カ月が民主党政権だった12年度の72.3%をピークに、安倍政権が発足してから右肩下がりで降下している。
企業というのは有機体で保守本能が働くものだ。国や社会風潮で制御しないかぎり人件費を抑えて儲けに走れるものならば、ひたすら内部留保をため込む。
安倍首相はアベノミクスで企業を減税し、景気をよくして、それが賃金上昇を促し、消費向上するものと、古い経済学を実行している。
しかし、企業は賃金を上げない。これには法的規制がないからだ。よって、一部経営者だけが高い報酬を得て潤っているだけである。
果たして「企業」というものは誰のものか。
株主か、経営者か、そこで働く社員のものか、はたまた社会のものか・・
昔は労働組合が機能し、労使がこぞって、あるべき道を進んだものである。
しかし、今の労働組合は企業の言いなりで労働貴族に成り下がっている。
「企業」とは、社会みんなのものである。
そういう公的な意識のもとで経営しなければならない時代にきている。
景気がいいなら、労働分配率を上げるべきである。
そして、非正規労働者を社員にすべきである。
そしてこそ経済の好循環が生まれてくるものである。

エンゲル係数が示すアベノミクスの失敗で庶民はじり貧!

2018-09-04 | 発言
日本人の生活がじり貧になっている。企業は6年連続内部留保をため込んで天井知らずだというのに、日本人のエンゲル係数が跳ね上がっている。
エンゲル係数というのは周知のとおり、生活費に対する食費の割合だ。これが高いと生活が苦しくなってくる。
エンゲル係数の推移を調べると、06年から12年までは23%台で安定していた。ところが、第2次安倍政権が発足(12年12月)した以降に急上昇している。13年は23.6%、14年24.0%、15年25.0%、16年25.8%……。17年は25.7%と前年を下回ったが、現状は再び上昇傾向だ。今年の6月の統計では26.6%になっている。
 海外のエンゲル係数は、米国15%、ドイツ18%、英国20%といったところ。日本は本当に先進国なのかと疑いたくなるような数値である。
アベノミクスは官製相場をつくり出し、一部の富裕層だけが潤い、大企業優遇政策で企業は内部留保は貯まりに貯まっている。一方、正社員の給料は上がらず、企業の非雇用労働者は増えに増えている。
庶民に金が回ってこず、食費だけは値上がりするのだから、庶民生活はいっそう苦しくなって当然である。このままだと、今年は過去30年間で“最悪”のエンゲル係数になりかねない。