まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

小沢元代表無罪は本当に歓べるか!

2012-04-26 | 発言
小沢一郎元代表の一審は無罪判決となった。司法はなんとか最低の正義を維持したと、ほっとした。しかし、この長い魔女狩りとも言える検察の異常な行動は民主主義国家にあるまじきことである。2009年3月の西松事件以来、秘書を逮捕し、証言をねつ造し、あたかもダム工事で違法な金を受け取ったがごとく、連日マスコミにリークし、3年間にわたって、小沢一郎を抹殺してしまった。本来なら総理大臣になっていた男である。それをあらぬ嫌疑で検察・マスコミがよってたかって座敷牢に閉じ込めてしまった。アメリカ追従の体制にたてつく人間はいつもこうして抹殺されるのである。なんと恐ろしい国であることか。野田総理、前原など民主党現執行部は、さらに閉じ込める策を講じるかも知れないし、自民・公明など野党は「説明責任がなされていない」と証人喚問を要求し、政局に持ち込むだろう。とにかくみんな小沢一郎を永久に抹殺したいのである。小沢一郎はアメリカ追従体制派に囲まれて、とにかく日本の国益だけを考えて、無骨に前に進むしかないだろう。しかし年齢的に言って、この3年間のブランクはとてつもなく大きい。あとは、9月の民主党代表選で党首になれば首相になれるが、票をそこまで集めるのは難しいだろう。そうなれば消費税増税で民主党現執行部派と自民が連立し、小沢は橋下と連携し旗揚げをする大政界再編になっていくだろう。アメリカのポチ議員と闘うしか、道は残されていない。これからが本当の闘いとなるが、歳も取り、これだけ「政治とカネ」とマスコミにハンディーを背負わされての闘い、どれだけやれるか、結局は敗北の将に終わるのではないか。日本とはそんな国である。