まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

歪んだ特捜部を廃部しろ!

2012-03-31 | 発言
検察は正義の味方、巨悪を打つなんてことは幻想に過ぎない。昨日、部下の証拠改ざんを隠したとして、大阪地検特捜部のトップ、大坪弘道部長と佐賀元明副部長に有罪の判決が下された。判決では「特捜部の威信や組織防衛を重要視し過ぎる検察内部の風潮が事件の背景にあった」と組織ぐるみであったことに言及している。この特捜部の威信の保持は何よりも政治家を捕えることが一番である。当時自民党政権が凋落にあり、民主党政権に変わった直後のことであり、民主党のトップを貶めることで、自民党幹部と検察の利害が一致し、石井一参議院議長をターゲットに、村木局長を証拠改ざんまでして逮捕し、石井まで逮捕することによって民主党にダメージを与えようとしたのだ。次いで鳩山元総理には国税庁から母親の贈与で追及し、小沢一郎元代表には東京地検特捜部が二年にわたって西松事件をでっち上げ捕えようとしたが証拠が固められず、検察審査会の強制起訴という手段に持ち込んだ。なんとも恐ろしい話である。小沢の三人の秘書は登石裁判長の「証拠はないが推理できる」という、疑わしきは罰せずという原理を破り「推認」で有罪にしてしまった。とんでもない話である。その意味では検察だけでなく裁判官も腐敗していると言える。そしていよいよ小沢裁判の判決が4月26日に出る。このままでは検察の描いたストーリーがすべて崩れてしまったので無罪は確定だろうが、大善裁判長はまた「推認」を持ち出して有罪にする可能性が残っている。エリート意識の特捜部は証拠をでっち上げてまで冤罪を生もうとし、裁判官は証拠なくしても有罪とする、腐敗の極みである。特捜部はもはや廃部すべきだし、裁判官は証拠主義という原理に立ち返るべきである。