まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

マスコミはだだっこの子供のようだ!

2009-12-22 | 発言
テレビの報道やコメンテーター、新聞の社説などを見ていると、だだっこの子供のごとく、政府の批判ばかりしている。昔雑誌記者だった頃、いすゞ自動車の岡本利雄社長にインタビューした時のことだ。岡本は、今テレビで不毛地帯をやっているが、いすゞを伊藤忠商事の瀬島龍三と組んでGMと提携し見事蘇生させた立役者だった。インタビューの時彼は「世間ではGMに乗っ取られるというが、絶対そういうことはない。いすゞの自主性というものは保持し、決してキンタマはとられない」と断言した。事実その言葉通り、その後GMを逆に利用するくらいの経営を行って見事いすゞを蘇らせた。後日、彼はこういうことも言っていた。「物事を決める上で、例えば部下が批判してきても、対案のない批判には一切応じないことにしている」。その言葉が妙に印象的だった。今、暫定税率維持にしても、子供手当て所得制限なしにしても、普天間基地移設問題にしても、鳩山首相に対して、テレビの報道やコメンテーターは揶揄するような批判を繰り返し、今朝の朝日新聞の社説も鳩山政権100日目と題し、内容は批判的だった。しかし、これらマスコミの批判というのは、一切対案のない無責任なものばかりである。批判するなら、こういう対案があると提言をすべきである。たとえば暫定税率維持が公約違反と批判するなら、税収入が落ち赤字国債発行をどうしたら抑えることができるのか「こういう方策がある」と対案を出して批判すべきである。福島社民党党首も普天間の県外・海外移設を言うならば、ここにしなさいと対案地を言うべきである。それを言わずして、批判ばかりでは、これは「いやだー、いやだー」っと、だだっこの子供でしかない。マスコミは論戦を張るなら、対案を出して、身体を張れといいたい。批判のための批判では体のいい身の保身でしかない。

悲しく鳴く羽のないカモ!

2009-12-20 | 随筆
毎日健康のために河原の土手をウオーキングしている。浅い川には、カワセミやセキレイ、マガモ、カルガモなどがいて楽しませてくれる。ところが一ヶ月ほど前からカルガモに混じって毛色の変わったカモ(上記写真)がいることに気がついた。家に帰ってインターネットの野鳥図鑑を調べても同種のカモが載っていないので名前もわからなかった。初め上流にいて、日が経つと次第に下流にいるようになった。なんだかカルガモの群れと一緒の時には楽しそうにみえるが、一匹の時、「クェッ、クェッ」と実に寂しくて悲しそうに鳴いている。「お友達がいないのか、仲間はずれにされたんか」、なんとなくそう声をかけたくなる。しばらくしてウオーキングの折り返し地点にまで下り、その後姿が見えなくなった。「もっと下流にくだったんだろうな」と、こちらもなんだか寂しくなっていた。ある日行き付けのスナックにカミさんを迎えに行くと、やはり河原をウオーキングしているお客と出会って、「ああ、あのカモね、ペットだったのが捨てられたのよ」、と話してくれた。お客の話によると、若い女性がペットとして飼っていたのを何らかの事情で飼えなくなって川に放したという。ペットだったので飛べないように羽が抜かれるか切られるかして飛べないらしい。それで初め上流にいたのが次第に下って行ったらしいのだ。どうりで一匹の時は悲しく鳴いていたはずだ。人なれして飼い主に慣れていたのが突然捨てられて寂しかったに違いない。それに他のカルガモのように飛べないし、種族が違って仲間はずれにもされているようだった。「今はもう橋よりぐっと下流に下っていたわよ」。下流にいくと次第に深くなっていくので、エサになる藻はあるだろうか。耳から「クエッ、クエッ」っと必死で泣き叫ぶカモの鳴き声が離れない。

笑ってしまう西松事件検察の「天の声」の連発!

2009-12-19 | 発言
西松建設による政治団体を介した献金を政治資金規正法違反として小沢一郎民主党幹事長の秘書を起訴した初公判が昨日行われたが、検察は冒頭陳述で、何度も「天の声」「天の声」を連発し、証拠に基づかない作文を読み上げた。これは証拠もない冤罪無罪で明らかに検察の横暴である。この事件はもともと自民党の支持率を上げるために検察が動いた経緯がある。今年3月麻生政権の支持率が低迷し、総選挙もまじかに控え、内閣副官房長官の漆間が東大の同級生である樋渡検事総長(上記写真)と小沢民主党潰しの策として行われた節がある。検察は当初、小沢を「受託収賄罪」ないしは「あっせん収賄罪」で逮捕できると確信し、大久保秘書を逮捕し、吐かせようとした。ところが検察を総動員して捜査してもそれに叶う証拠が何一つ出てこない。検察は焦って、マスコミにその都度の情報をリークし、あたかも小沢が収賄斡旋をしたかのごとく世論操作をし、小沢を民主党代表の地位から下ろさせた。そして已む無く「政治資金規正法違反」という、やろうと思えばどの国会議員でも起訴できる法で起訴した。逮捕した以上起訴しなければ検察のメンツが立たないからだ。しかしこれは明らかに検察の横暴であり、冤罪である。裁判は証拠に基づくものだ。しかし、こういった経緯で行われた大久保秘書の初公判では、検察側には提示できる何の証拠もなく、「天の声」を期待したとか、「天の声」があったとか、作文を連発するほかはなかったようだ。検察も地に落ちたものだ。公正独立であるべき検察が時の政府に加担するようでは、時の政権のために前大統領を五回も逮捕してきた韓国の検察とまったく同じで、検察への不信感はぬぐいきれないだろう。樋渡検事総長を更迭させ、検察上層部を刷新すべきである。

在日米軍基地不要と腹をくくれ!

2009-12-18 | 発言
日本がアメリカとの戦争に負けて、もう65年も経つ。GHQが乗り込んできて、その後、全国13箇所にいまだ米軍基地が存在し続けている。北海道の三沢空軍、厚木、横須賀の海軍、横田の空軍、座間の陸軍、岩国の海兵隊、佐世保の海軍、そして在日70%の米軍が占めるのが沖縄だ。しかし、ソ連との冷戦も崩壊、中国とも友好の時代になり、脅威というば北朝鮮だけだが、これとて来るとすれば東京に核弾道ミサイル一発で、迎撃ミサイルの配置くらいの必要性しかない時代になった。にもかかわらず65年経った今でも占領下のごとく米の陸海軍がい続けているのである。この大きな要因は、日本の基地を使ってアジア・太平洋地域に展開したい米国、米軍に依存して安上がりの安全保障をめざす日本、この両者の利害が一致してきたからだ。しかし前述したように冷戦のない時代に変わった。もう在日米軍基地は不要だと腹をくくるべきである。鳩山首相が言う「駐留無き日米安保」の時代である。相当なアメリカとの軋轢もあろうが、はっきりとハラをくくるべきである。

小沢一郎は救国最期の政治家だ!

2009-12-17 | 発言
小沢一郎という政治家はどうしてこうもテレビや新聞などマスコミに嫌われるのだろうか。またぞろマスコミの小沢バッシングである。しかし、小沢の言っていることに間違いはない。天皇接見問題では、次期中国主席にたかだか4日間たらないだけで宮内庁が文句を言うごときは、小沢の言う通り、辞表を出してから言うべきである。天皇の政治利用という批判も、もともと天皇の活動のどこまでが政治でどこまでが政治活動でないのか判別がつかないものだ。象徴天皇制という曖昧さがそれを「象徴」しているからだ。物事の大小分別は政治家にとって大事なことである。一ヶ月ルールと次期中国主席とどちらが大事かと言えば、近隣国との友好のほうが大事に決まっている。自民党や息のかかった宮内庁長官、またマスコミの保守的なるがゆえの批判では国政を危めてしまうだろう。また、小沢幹事長による民主党提言としての「暫定税率存続」も「子供手当て所得制限」もマニュフェスト公約違反だと小沢を批判している。しかし財源のないなか、しかもガソリン価格が125円前後で落ち着いている今、暫定税率存続の提言は正しいし、子供手当ても同様に制限をつけることは今の段階では必要である。それを強引、豪腕と揶揄するマスコミは何でも批判の「批判のための批判」によって自分の存在価値を高めようとするマスコミの自己保身に過ぎない。時は変わる。その時流によって、朝令暮改になっても最適な判断を下すことが本当の政治家である。批判にさらされようともそれを遂行する小沢一郎は最後の真の政治家である。

普天間基地を関西空港に移設は絶妙のアイディア!

2009-12-04 | 発言
橋下大阪府知事は大したものである。「もし関空に普天間基地を移転するなら検討してもいい」と袋小路に入った米軍基地移設問題に絶妙のアイディアを打ち出した。福島社民党党首は名護市辺野古に普天間基地を移転するならば政権を離脱すると言い出し、鳩山首相も県外移設が望ましいという。しかし移転先のアイディアもなくこう着状態になっている。そんな矢先の橋下知事の発言だ。考えもつかなかったアイディアだが、関空への移設は一石二鳥どころか、三鳥にも四鳥にもなる絶妙のアイディアである。大赤字の関空を米軍基地にすれば、赤字は解消され、大阪府は逆に賃貸収入が増える。大阪の雇用や商業にもメリットがある。関空は沖ノ島だし騒音もない。逆に沖縄にとっては、基地移転ということで念願が叶う。そして多くの国民が基地は沖縄の問題と傍観していたのが日本全体の問題として意識改革を進めることができる。また、建設費がほとんど要らない。民主党政権としても公約を曲げなくて済む。このようにいろんなメリットがある。問題はアメリカが立地上関空でOKを出すかどうかだろう。OKとなればこれ以上のアイディアはない。橋下知事は大したものである。