団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「君の名」も知らないまま、返事すらできていないことに胸が痛んだ。

2017-10-29 05:35:32 | 日記
 中日新聞の読者投稿欄に「手紙をくれた男性の面影」というタイトルで、68歳の茶華道講師をされている
女性の作文が掲載されていました。


 私は戦後の第一次ベビーブームの時期に生まれた。
紺色のブレザー、ベレー帽、赤いネクタイという制服に憧れて
三重県松阪市の女子高校に入り、同県伊勢市の実家から電車とバスで通った。
 バスの混雑を避けるため、隣接する男子高校よりも私たちの女子高の
開始時刻は遅かった。

 高校3年生の冬、同じ電車に乗っていた男子高校生が無言で手紙をくれた。
急いでいたので封を開けずにいたら、学校で見知らぬ生徒に手紙を奪われて
しまった。
その後、あの男子生徒に会うことはなく、
「君の名」も知らないまま、返事すらできていないことに胸が痛んだ。

 8年前、帰郷して電車に乗っていると乗務員が私の正面に立った。
顔を上げるとあの男子生徒の面影があった。
彼は1分ほどじっと私の顔を見て、無言のまま去って行った。

 先日、高校時代の友人から「当時他人の手紙を読み回して
楽しんでいたグループがいた」と聞き、私は「あっ」と思った。


 以上です。


 不思議な話ですね。
この方が行かれた女子校って、見知らぬ女生徒の手紙を奪って回し読みする不良女学生が
いたんですかね?
本人がいるにもかかわらず、他人の手紙を奪うなんてまさにひったくりなんでは。(苦笑)

 8年前 せっかく男子生徒に巡り会われたのに。
声をかけないなんて。
若い頃ならともかく、今のお歳なら女性から声をかけても良いのではと
思ってしまいました。
渡された手紙に何が書いてあったかも知りたいでしょうし、
頂いた手紙を取られてしまったことをお詫びされた方が良かったでしょうし。

 この男子生徒さんは、長く傷付いたままだったのでは。
私は勇気がないので、このような事をしたことがないですが、
何も返答がなければ、フラれたと思い傷つかれたと思います。

 高校3年生の冬の出来事ですので、彼はもう彼女と会うことも叶わないだろうと
思い、勇気を出して手紙を渡されたと思いますが。







檸檬:さだまさし
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする