せっちゃんの毎日

せっちゃんの日々の記録

ホワイトアウト

2014-02-18 18:02:09 | 昔話
先日の大雪

北海道で暮らした35年間が今では嘘のようです


主人が夜勤明けで帰って来て、買出しに行きました。



やっと、降り積もった雪も止んで、

でも、道路は『わだち』が出来て走り辛い!

昔話ですが…

連日 豪雪被害が報じられていますが、

雪国に生きて来た私なども何度も怖い目に遭ったものでした

今思い出してもよく、死なずに居られたものだと思います。


まずは、19歳の暮れの31日の日の事

家から車で15分ばかりの友人宅に用事で出かけました

雪が深々と降っていましたが吹雪いてはいませんでした

用事が終わって、帰ろうと車を方向転換させたところ、

前輪タイヤが切れているので思うように曲がれません。

運転に未熟な私が何度かそこから脱出しょうともがけばもがくほどに

タイヤが抜かって行きます

ちょっとの事だと思い、

車にはスコップもヘルパー(駆動のタイヤに敷いて上げる器具)も積んでません。

そして、私の格好もコートに短いブーツだけの軽装備です

困り果てて、近所のお宅に飛び込んでスコップを借りに行きました。

ところがどんどん雪が激しくなって来ました

その内、風も付いて来て吹雪きだしてきます

一時間、以上も車を掘り出していましたが

思うように本道路に行けません

段々、民家から外れ雪深くなって行き、視界も見えなくなって来ました

今で云う『ホワイトアウト』の状態です

今みたいに携帯電話も有りませんし、

助けを呼ぶにも吹雪で方向も分からなくなっていました。

それでも、ライトを点けながら車の雪かきをしていましたら…

ライトの向こうに人影がありました(?)

そして『大丈夫ですか?』と声を掛けてくれたのです。

その方は、先ほどスコップを借りた家の方でして、

心配して見に来てくれたのでした

手には『ヘルパー』を持って、抜かっていた車を上げてくれて

本道路まで運転して行ってくれました。

とても有り難かったです…

お礼を言って見上げますと

余り口をきいたことの無い中学の同級生の男子でした。

後日、お礼に伺い学生時代の話に盛り上がったのは言うまでも有りません

本当に、何度 死に掛けた事でしょう?

今でも生かされてるって事は、色々な教訓を伝えねばならない事なのでしょうね。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大雪 (ukyou)
2014-02-19 21:56:57
京都では本当の豪雪がないので雪が降ると
大人げもなく はしゃいでしまいますが
豪雪地帯にお住まいだったせっちゃんには
そのような怖い体験が何度もあるんですね。
自然の怖さ 改めて感じました。
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友人が亡くなっています (せっちゃん)
2014-02-19 22:19:12
ukyouさんへ

北海道の吹雪は半端じゃないです…
以前にもニュースで、やっていましたが生死に関わるような事になります。
私も友人や知人を吹雪の街の中で亡くしています。

冬の北海道は、完全防備で出掛けないといけません
いや、天気の悪い時は出掛けないほうが良いでしょう。
人生、何が有るか分からないですね…
だから一生懸命に生きるんですね。
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