お雛様がやって来た。

雨降りの午後

40年前のお雛様が里帰りしてきました。


このお雛様、震災にも遭わずに

長女と一緒にお嫁入りしたものです





私の亡き父が初孫に買ってくれたものです






長女が生まれた時

亡父母が大変喜んで、

直ぐに知り合いのおもちゃ問屋に注文したものでした

まだ、長女も生まれて二ヶ月足らずでしたが

横に座らせて何時間も掛かって

組み立てて居たのを思い出します。

当日には、主人の両親も呼んで盛大(?)にお祝いしました。

次の年には、長女も1歳ちょっとで

お雛様を飾っていると触って見たくてしかた有りません

『お雛様は触ってはダメだから

お手手は後ろで見るだけよ』と教えていました。

学校に上がるようになった頃には

住宅事情も変わり、7段飾りは全部出せませんでしたが

それでも40年間私達と共に旅をして

二人の娘達を守ってくれました。

今では私の孫達も女の子で、

今日は、孫１のユイは居ませんでしたが

孫2のココと長女と私の三代で

私の家にお雛様を飾りました。

きっと、亡き父母達も安堵して喜んでくれていると思われます。

娘との話で「震災の時にせっちゃんの家に無くて良かったね！」と

昔話をしながら暫く振りの対面でした。

何度の引越しにもそれ程痛んでも居らず

優しいお顔のお雛様は、

これからも孫達を守って行ってくれる事と願っております。