シニアー個人旅行のかわら版

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南会津は大雪でした

2008-01-05 09:59:29 | Weblog
 12月31日朝6時、南会津・湯の花温泉では、薄っすらと雪で地面が覆われている程度、前夜に出た大雪警報が拍子抜け・・・とのことでした。ところが、それから本格的に降り始め、私たちが到着した正午には、湯の花温泉では30センチは優に超え、激しく降り続いていました。
 
たかつえスキー場へ
 スキー支度を整え、早速、たかつえスキー場へ・・・先程通って来たばかりの352号線を戻りましたが、除雪が間に合わず、道路をラッセルしながら運転している感じです。午後2時にスキー場に到着、早くもスキー帰りの車とすれ違いです。スキー場も横なぐりの雪で視界は利かず、ゴーグルもすぐに雪で塞がれ、リフトに二回ほどのっただけで、ホウホウの体でスキー場から退散です。
 たかつえスキー場から下る道路では、一台の車が側溝に脱輪、トラクターが救助の最中・・・100メートル先でも、もう一台、救助を待っていました。湯の花温泉までの352号線は、地吹雪にこそなりませんでしたが激しく降る雪に、どの車もライトとフォグランプを点灯してのノロノロ運転でした。

車を掘り出す
 元日の正午近くになっても、まだ、雪が激しく降っています。どの車もワイパーを突き出した姿で完全に雪で覆われ、車種の識別さえつきません。雪国では「雪かき」ではなく「雪掘り」と言うそうですが、正に車を掘り出すという状態です。宿のご主人も手伝ってくれ、ようやくドアーの鍵穴部分が見えたので、ドアーを開けようとしますが、開きません。それもその筈、なんとその車は私の隣に駐車していた宿のご主人の車で、これには二人で大笑い・・・雪国ならでは初笑いとなりました。

高畑スキー場へ
 この日は高畑スキー場に出かけました。湯の花温泉から高畑スキー場までは30キロ弱、40分です。たかつえスキー場のほうがずっと近いのですが、スキーヤー・オンリーの高畑スキー場は家族全員のお気に入りのスキー場なのです。
 桧枝岐までの352号線はほぼ平坦な道で、川沿いに進み、途中の幾つかのトンネル走行と何度か川を渡り、点在する集落を通る変化に富んだルートです。南会津でも最も雪深い桧枝岐に近づくにつれ、道路の両側に積み上げられた雪が1.5メートルの壁となっています。対向車とすれ違うときにはギアを低速に切り替えます。フレーキを踏んで、スリップし、対向車と接触することを避けるためです。

 高畑スキー場の駐車場は昨年の元日に比べると、3分の2の入りです。大雪でスキーを避けた方が多いのでしょう。スキー場の31日朝現在の積雪量は30センチ、翌日の元旦は120センチ・・・なんと一日で1メートル近く雪が降ったことになります。
 コースの圧雪が間に合わず、ほとんどが新雪のまま、ベテランスキーヤーにとっては魅力的なの環境なのでしょうが、初級者レベルには厳しいゲレンデ状態・・・一度深雪にスキーを取られ転倒、ストックを使って立ち上がろうとしましたが、ストック手元まで挿し込んても圧雪部まで届かず、隙間から除くと、深い底の部分が水色です。雪の中を泳ぐようにして抜け出しました。
 昼食後、ゲレンデに出る意欲が無くなり、レストランで家族が帰るのを待っていました。天候は一向に良くならず、三時過ぎには夕方のように暗くなり、スキーヤーが早々に帰り始めました。普段なら午後4時半まで営業するリフトも早めに停止するとのアナウンスを聞きながら、スキー場を後にしました。

除雪する住民の方々へ配慮しながらの運転を
 夕方のドライブは注意が必要です。特に雪が降り続く中の雪道の運転は、一種のホワイトアウト現象で、カーブでは直進するのか曲がるのか一瞬判断がつかない現象が起きます。側溝を示すポールを丹念に探しながらの運転が必要です。
また、集落に入ると、夕方近くは住民の方が戸口から道路までの除雪に精を出す時間帯・・・集落を抜けるときには、直線の道路であっても、人の動きに細心の注意を払ってあくまでもスピードを控え目に運転しましょう。

箱根駅伝を観戦して過ごしました
 1月2日は、雪はやや小降りになりましたが、スキーに出かける気力が無くなり、家族がいない部屋で、箱根駅伝を見ながら、一人で静かな正月を過ごしました。静かな正月と言いましたが、屋根から滑り落ちる雪の音がアチラコチラから聞こえてくる中で、「近年に無い暖かい箱根駅伝だ」という解説者の声を聞きながらのテレビ鑑賞となりました。
 
 冒頭の写真は、2日の午後3時の湯の花温泉旅館末廣の風景です。雪に埋もれていますが、豊富な温泉を部屋の床暖房に利用、室内は大変暖かでした。

 思う存分、南会津の雪を楽しんだ三泊四日の旅となりました。

}「南会津への旅」 

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