新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

一寸違うんじゃないのかな

2023-05-06 07:35:13 | コラム
産経新聞の社説には「首相は橋渡し役をやり抜け」とあったが:

ご尤もだとは思って読んだが「一寸違うんじゃないかな」と感じていた。岸田さんは段々に「如何にも一国の総理大臣の顔付きになってきたな」と思う人も増えただろうと思わせるようになった。結構なことだと言えるかもしれないが、A型の批判派から見れば「違和感だよね」なのだ。

先日は「憲法改正が焦眉の急」だったのじゃないかと批判したが、外交に熱意を示されるのも勿論良いことだとは思う。だが、それが現状を考えたときに最善の策かなと言いたくもなってしまう。拉致被害者家族の方々はアメリカに行かれて上院議員に「被害者解放にご援助を」と依頼された。これも尤もだとは思うが、願い出る相手が違うように思えてならない。岸田文雄さんじゃないのかなと思うのは誤りか?この案件は何とかすると公約されてはいなかったか?

故安倍晋三元総理があれほどの外交面での手腕を発揮され、見当違いだった事が多かったアメリカ大統領を何とかされたのは凄かった。だからといって岸田さんがその向こうを張ろうとするかの如き動きをされる時期ではないと思うのは間違いなのかなと、批判派は自信がなくなってきた。

順序不同で挙げていけば「円安対策」(=貿易赤字縮小)、「賃金引き上げ」、「物価高の是正」、「脱炭素化」、「エネルギーコスト引き下げ」(=電力不足解消)、「内閣改造」(≠解散)、「AI化の急発展対策」、「少子化対策」等々が浮かんでくる。そこに昨夜の地震である。それでも次は訪韓だそうだ。岸田さんは「やるべき事全てを一時にやろう」とされて、優先順位をつけることをお忘れのように批判するのは見当違いか?

COVIDが格付けを8日から変えるのだが、テドロス事務局長でさえ「COVIDがなくなった訳ではない。警戒怠りなきように」と言っていた。岸田さんは「マスク着用は各個人の判断に任せる」とだけしか言われなかった。自転車乗りの無法者たちに向かっても「ヘルメットは努力義務」と言われた。デタラメ運転による被害の危険に曝されているのは我々罪なき歩行者であるとはご存じないようだ。

以前に岸田総理の片腕というか知恵袋の如くに報じられた木原誠二副官房長官を取り上げたが、側近がしっかりしていればこんな批判めいたことを言わずに済むのではないかなと思っている。



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