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新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

LA Dodgers対Chicago Cubsの野球

2025-03-19 07:07:45 | コラム
見せ場が少ない試合だった気がした:

ある程度の興味と関心をもって約3時間の試合を見ていた。偽らざるところを言えば「両ティームがジャイアンツとタイガースと対戦したのを見ていて、3月半ばのこの時期では未だリーグ戦には入れるまでに仕上がっていないので、18日の開幕戦には多くを期待できないのでは」と評価していた。

しかも、Dodgersは予めベッツが体調不備で欠場とは知らされていたが、いざ先発メンバーが発表になってみればフリーマンの名前もないという言うなれば「王様」の大谷は健在でも、「飛車角落ちかな」と思わせる状態。高額の入場料を取っておきながら、ベッツのように東京まで来て体調不備というし、フリーマンも直前にわき腹を痛めたとは、Dodgersは如何なる管理をしていたのかと言いたくもなる。

在職中にシアトルで何度もMLBの野球を、主に(「メイン」なんて言わない)マリナーズを見てきたので、彼らの野球の質と見る者を楽しませてくれる優れた技術はある程度以上認識しているつもりだ。だが、私の眼には昨夜の試合から見えたプレーには、まだ本格的なシーズンに入る前の硬さが残っていた感があったのは残念だった。

特に残念だった点を挙げよう。それはカブスの二塁手がダブルプレーを焦って一塁に悪送球したこと、三塁手が打者の傾向を読んでショートストップの方にシフトしていて、ゴロを上手く捕ったが一塁に悪送球したこと、左翼手のバックホームはチャンと捕手に届いていれば本塁でアウトにできただろうにと、思わせられた守備面の粗雑さが目立った。

「流石だ」と思わせてくれた点を挙げないと不公平だろう。それはNPBでは滅多に採用しない内野手を相手打者の打球の傾向を読んで守備位置をシフトするディフェンス。Dodgersのロハスというショートストップは2塁ベースの近くに位置していて、その形からピッチャー返しで抜けてきたセンターに達しようとするゴロを2度も難なく処理してくれた。

大谷はヒットこそ2本打って見せてくれたが、本調子になるのはこれからだろうと見た。カブスのキャッチャーが徹底してアウトサイド高めの真っ直ぐの要求をしていたのが面白かった。山本由伸は1点を取られたが調整は順調のようで、球速も何とか150km台を維持していた。今永は何度か首をひねったようにコントロールというか制球力が未だしの感があったが、無失点で切り抜けたのは流石だった。

おしまいに、こぼれ話を。Dodgersに「パヘス」という名の外野手がいた。昨夜までどのような綴りなのか判明しなかった。初めて背中を見る機会があるとPAGESとなっていた。何の事はない英語読みならば「ペイジズ」となって「頁」の複数だったので、一人で受けていた。

MLBには南アメリカの選手が多いので、そのカタカナでの表記が面倒なのだ。何処のティームか覚えていないが、NHKが「マーティー」と呼んでいた選手がいた。背中にはMarteとあった。つい先ごろまで阪神タイガースに「マルテ」という陽気な選手がいた。綴りはMarteだった。同様にアナウンサーが「ゴームス」と呼ぶ選手がいた。背中にはGomesとあった。スペイン語読みなら「ゴメス」なのだが。


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