新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

16年5月の新宿区の人口

2016-06-05 08:07:59 | コラム
5月には外国人が4.2%増加して全体の11.9%に:

新宿区の「広報しんじゅく」28年6月5日号によれば、5月の住民基本台帳人口は対前月比2,53人増の337,563人となり、その増加率が0.6%に達した。ここで目立った現象は日本人が435人の増加だったのに対して、外国人が1,618人と対前月比で4.2%も増加して40,214人となり全体の11.9%を占めたことだった。因みに、外国人の比率は4月が11.50%で3月が11.57%、2月が11.6%で1月が11.5%でも実数は38,585人だった。

大久保通りを歩いてみた実感では中国語を話す若者が増え続けているのは間違いなく、これまでにも繰り返して指摘してきたように日本語を話している者は少数派である。偶に韓国語が聞こえると寧ろ新鮮な響きがあるのが恐ろしい。新大久保駅近くと高田馬場駅戸山口寄りに大型の日本語学校があるが、そこに毎朝通ってくる中国人の若者もまた増える一方である。この状態で万が一、中国が2010年に制定した「国家総動員法(国防動員法)」が実際に発動されたらどうなるかと思う時、当に心胆を寒からしめられる感がある。

これも繰り返しになるが最早“Koreatown”往年の賑わいはなく、単に韓国産の化粧品を売る店が多く、サムギョプサルが売り物の料理屋が目立つだけの町と化した。それにも拘わらず、テレビ局は未だにこの街の韓国料理屋を採り上げているのは何が特別な理由でもあるのだろうと思って眺めている。

また、依然として増殖中のコンビニに入れば、レジにいる若者は圧倒的に外国人が多いし、繁盛する業務用スーパーの河内屋などは「中には日本人の買い物客もいる店」となってしまった。「イスラム横丁」を目指してくる中近東勢は増える一方で、ブルーのナンバープレートを付けた車は当然のように路上駐車をしている。なお、日本人の人口は297,349人と対前月比435人の増加で、全体の88.1%となっている。

街を歩いている感覚では、中国人を主体としたアジア系の若者の数は区の統計の数十倍はいるのではないかと思わせてくれる。中国と韓国の経済の不振が続く以上、今後とも合法・違法も含めて彼らが押し寄せてくる傾向は止まらないだろうと心配している。

参考資料:新宿区広報「しんじゅく」平成28年6・5


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