新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月15日 その2 寒かった

2017-12-15 15:44:51 | コラム
12月15日の日記

天気予報では日中でも8度Cにしかならないと言うので、兎に角何というのか知らないがカナダで買った毛糸の耳まで隠れる帽子をかぶり、ユニクロの極暖の下着の上に厚手のセーターを着て更にダウンジャケットを重ね、更にネックウオーマーまで着用に及び、更に眼鏡が曇らないマスをするという万全の態勢で、朝は7時45分に家を出た。言い忘れたが、腰には貼るカイロを当ててあった。

それでも、新大久保駅前のバス停まで歩いている間は寒かった。勿論手袋もしてはいたがその程度では耐えきれないかの感があった。国際医療研究センター病院には8時過ぎに到着したが、それでも8時15分かから始まる採血の番号札は#34で15分待ちだった。何分にもインフルエンザが大流行と聞かされては病院内でもマスクを外さずにジッと待っていた。

本日の検査は泌尿器科の前立腺肥大の事もあるので、採尿を終えてから、今度は循環器科の検査で心電図に。ここでは幸いに誰も先客がおらずに直ちに呼ばれた。検査はここまでで終わりで、後は結果出てから泌尿器科の主治医に呼ばれるのを待つだけだが、採血とあって朝食を抜いてきたので、先ずは1階の Tully’sがどれほど空いているかを見に行った。早朝とあって空席が多かったので、ここに決めたのは失敗だった。

珍しくパンケーキがあったので、これを注文してみたが予想以上に不味かったのだった。それですっかり戦闘意欲を消失して折角の Decafのコーヒーも半分も飲まずに退散した、それでも時刻は未だ9時前。予約は10時半なのでここでもまたジッとして待っているしかなかった。神経が極細の私はこういうまでは居眠りも出来ないので、唯々待つだけだった。

ここでも幸いにも少し早めに呼ばれたが、状態に特に変動はなく処方箋を頂戴して会計を済ませ、バスで新大久保駅前に戻ってから調剤薬局に立ち寄って帰宅しても、未だ12時前だったは幸運だった。だが、病院前のバス停は常に強風の吹きさらしになる場所にあるので、その寒かったこと。

帰宅してからやっと昼食なのだったが、あの寒さの中で過ごした為かがっくりと疲れが出て、先ほどまで休憩していた次第だ。あの寒さにまたからだが対応できずに自律神経失調症が再発しないことを祈る一日だった。そう言えば、今夜は女子のサッカーで、優勝がかかった対北朝鮮の試合がある。



一発キャッチ

2017-12-15 15:11:31 | コラム
花王の「クイックル」のCMだった:

阿部サダヲという私に言わせて貰えば奇っ怪な役者がいる。その阿部が「クイックル」のCMで「一発キャッチ」と叫んでいる。それはそれでそれなりに面白いのだが、カタカナ語排斥論者の私には「おかしな言葉を使っているな」としか思えないのだ。折角当たっているらしいCMをこき下ろすような野暮なことを言うが、英語として考えれば「キャッチとはしっくり来ないな」となってしまう。

そこで、何がしっくり来ないかをあらためて考えて見よう。それは、恐らく英語の世界ではゴミを「とらえる」とか「つかまえる」とは言わないだろうという感覚である。しかも、あのCMでは「一発キャッチ」されてしまうのは「ほこり」のようなゴミにしか見えない。それならば「ダスト」(=dust)だろうから、捉えたり捕まえたりはしないと思う。

では何と言えばしっくり来るかだが、私は「汚れを取り除く」のであれば精々 removeか get rid of ~ 辺りではないか考えた。事実、ジーニアス英和には remove には「汚れ、疑い、恐れなどを取り除く」という訳が出ている。だからと言って「汚れを一発リムーヴ」では全く様になるまいし、阿部サダヲを起用した面白さも消滅するだろう。

花王か何処かの宣伝広告会社が何をどう考えたかなどは知る由もない。だが、私のようなうるさ型に言わせれば「何でおかしなカタカナ語を使って罪なき一般の英語を勉強したい人たちを混乱させるのか」となってしまうのだ。小学校の児童たちも3年生から英語を学ばせられるのだから、「ゴミはキャッチするものだ」と思い込んでしまうのではないかと、要らざる心配をしている。

因みに、catch の英語での使われ方の一例を挙げておくと、外野手でも誰でも良いがフライ(fly ballと言うが)を捕る動作を、アメリカのアナウンサーは Ichiro makes the catch. のように言っている。なお、この阿部サダヲの芸名はその昔の阿部定をもじったものだそうだが、今時そんな事を言って通じるのだろうかと思ってしまう。