この週末、家の押入れを掃除していたら、古~いアルバムがいくつも出てきた。
父や母の若い頃の写真だった。
まだ結婚前の、それぞれの青春を謳歌していた頃の写真。
父は長身ハンサムでカッコよくて、母もファッショナブルで、当時流行っていたと思われるとても可愛い柄のいろいろなワンピースやミニスカートで、すごく懐かしい日本の光景をバックに写真におさまっていた。
全然知らない父母がたくさん居るのがすごく新鮮だった。
あんな青春を送っていたんだねぇ・・・・(しみじみ)
一冊一冊開いて3人で見ていくうちに、小さなアルバムが出てきた。
開いてみたら、私が生まれてからの経過を記録した育児日記だった。
毎日のように、出来事が書き込まれていた。
私は二人にとっては初めての子供で、とにかくメチャメチャ嬉しかったらしい。
生まれるまでがとても不安だったとか、
自分の子を持つというのはこんなに素晴らしいことなのかとか、
赤ちゃんのくせに新生児室でひとりだけ白い顔してるとか、
とにかくよく寝るとか、
おばあちゃん達とお宮参りに行ったとか、
歯が生えてきたとか、
イナイイナイバーに反応して何度でもケラケラ笑うとか、
お座りができるようになったとか、
後ずさりが出来るようになったけど部屋の隅まで行って動けず泣いてるとか、
"アチチ"って言うと熱い思いをさせたわけではないけど手を引っ込めるようになった、言葉が判って来たらしいとか、
9ヶ月目にはつかまり立ちしだした、よくわからないがたくさんお喋りする、
とか・・・、とにかく可愛くてしょうがないといった言葉が万年筆の筆跡でたくさん書いてあって、写真もいっぱい貼ってあって、似顔絵まで描いてあった。
「こんなに可愛がって、大切に育ててくれてたんだなぁ・・・」とジーーーーーンとした
初め母が書いたのだとばかり思って読んでいたんだけど、「仕事は辛いがこの子のためならエンヤコラ」とか、「俺に似て色白」とか、「ママに似ないでよかった」とか、ん?と思うことが書いてあって、実は父が書いていたものだと判明。
まじでー!?珍しくない?パパが、しかも当時のパパがそういうの書くのって。
母はこのアルバムの存在すら知らなかったらしい。どうやら父は内緒で書いていたみたいだ。
なんで????
生後4ヶ月から「顔見知りする」とある。
そっからずっと「人見知りが直らない」「人見知りするので困ったものだ・・・」と繰り返し書き込みが・・・。
どうりで未だに人付き合いが苦手なわけだ
今は嫌いな色白顔も、生まれついてのものだったと判明
生まれた日は、台風一過のどピーカンだったらしい。
晴れ女はそっからずーーーっと継続中
"生まれた○○病院は、オリンピック競技場(旧ワシントン・ハイツ)の近く、
渋谷公会堂も新しく建て替えられた"、なんて書いてあって、「旧ワシントン・ハイツってなんだ?」と聞いたら、今の代々木公園の事だと判明。
代々木公園って、戦後はアメリカ駐留軍の将校のための住宅のある基地だったんだって。
へぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー。
オリンピック競技場は、今はよくV6コンサートで通わせていただいている代々木体育館のこと。
渋谷公園通りにあった○○病院は今はなく、跡地はパルコになっている。
「この子が大きくなる頃には、このへんももっと大きく様変わりしていることだろう」と書いてあるけど・・・、激変だよ!
生まれた日の日記に、「これからは元気に大きくなってくれ、神様がきっと護ってくれる、幸多かれと祈る」なーんて書いてあったんで、「こんなに元気で健やかに育って、よかったね!お父さん!」って言ったら笑ってた。
もう何十年も前の日記。
お父さんと一緒に見つけられて、一緒に読めて本当に良かった。
感謝の気持ちで胸いっぱいになった。
ああ、自分の記録っておもしろいねぇ!!!
小さな子供を持ったおとーさん、おかーさん、絶対日記残してあげて~!