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さまざまな中国

2009-01-10 23:26:29 | 海外

今回の旅行では香港、マカオ、珠海、開平、広州と周ってきた
ほんの10年ほど前の香港、マカオの中国への返還前なら3カ国周ったことになる。
まあ、同じ国になったとは言っても、今でも行き来にはパスポートに出国、入国のスタンプが押されるし、現地の人は行き来にも制限があったりするので、未だに外国みたいなもんではある。

あんな、通勤より近い距離で、外国ってのもすごく不思議な気持ちだ。
香港ーマカオなんて船で50分くらいだし、マカオー珠海なんて歩いて5分くらいだ。
もー、すぐそこに見える。
ご近所のコンビニ行くような距離の移動なのに・・・

 

でもやっぱり、長い間違う国として存在していただけあって、それぞれ街の景色も、人の様子も、服装も、文化も、言葉も、物価も、食べ物も・・・、とにかく何もかも違って、その比較が出来たのが面白かった。

 

香港はやっぱり一番都会で、物価も高くて、日本と近いクオリティの商品がたくさん入手できる


イギリスに統治された歴史から、ハイティーの文化が残っているし、紅茶もとっても美味しい。
クリスマスに到着したら、空港でタータンチェックの衣装をまとったバグパイプの楽団の素晴らしい演奏で迎えられたのも、イギリスっぽくてすごくよかった。

 

今回香港で一番嬉しかったのは、湾仔エリアで、歴史有る建造物を昔の姿に復元したオシャレなレストランなどが出来始めていたことだ。
これまで何度香港に行ったか分らないが、その度に古いものを全て破壊して、新しくて無機質なビルをガンガン建てていることに心を痛めていた。
「香港らしさを、ここでしか見れない美しさを、どんどん失ってきてしまっている・・・」と悲しかった。


今回も、メインストリートのネイザンロードを通って、あの一番香港を感じる風物詩、ネオンサインがボリュームダウンしている印象を受けて悲しかった。
ジックリ観てたら、通り沿いにたくさん増えた新しいビルには、もう昔みたいな車道まで迫り出す看板が付いていないんだと気づいた。寂しかった

だから湾仔での取り組みが嬉しかった。
始めは昔の姿に復元することに反対していたご近所たちも、綺麗に復元された姿を見て今は喜んでくれているし、取り壊しが決まっていた建物も決定が撤回され、保存が決まったりしているらしい。
是非たくさんの貴重な建物を、こんなふうに残していって欲しいと思った。

 

マカオは、カジノに外国資本の企業の進出を認めてから、中国人の好景気も受けて飛ぶ鳥を落とすイキオイの大開発が進められている、そこで動くお金は本場ラスベガスを越えた、などと華々しい話を聞いていたが、街なかの光景は昔と変わらずホノボノとした雰囲気を残していた。


一部、大開発の進む様子も見て取れたが、この世界的恐慌を受けて計画が頓挫していたり、カジノの従業員が大量解雇されているという噂も聞いた。
マカオバブルは、膨らむ前に弾けてしまったのかな・・・・

 

マカオの街並は、さすがポルトガルに統治されていただけあって、ポルトガルっぽいオシャレな部分もある。


食べ物も、バカリャウというタラの塩漬けを使った料理や、エッグタルトなど、ポルトガルの名物が多いし、ポルトガルの有名なポートワインも豊富で、様々な種類を楽しむことができる。
カジノのエリアに行けば、ギラギラとしたネオン、大きくてゴージャスなホテルなど、華やかな一面も見ることができる。


そしてそこから歩いて5分の珠海
全く雰囲気が違う。
ザ・中国。
古めかしい建物、自転車の多さ。
食べ物やマッサージなんかの物価もやたら安い。
売ってる物のクオリティも、これぞ中国。
道端で物を売ってる人の多いこと


自転車の荷台にいろんなものくくりつけてたり、地べたに敷物敷いてそこに商品を並べていたり、とにかくいろいろ売っていて楽しい。

英語はほとんど通じない。
一気に「外国来たーーーーー」感がアップする。

 

ほんのちょっと歩いただけで、これほど違う街になるのが興味深かった。
それより更にディープな、開平、広州なんて、もっと面白かった


街に歴史あり、だなあ~

 

コメント
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