どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

色彩

2009-12-10 04:56:29 | 舞いあがる

私の色彩感覚はとにかく人に影響を受けてきた。

流行には逆の意味で敏感で、なるべく流行っているもの、皆が同調する傾向には向かわず、好きなものを選んで着ているという、自分の着るものに関する自己主張とは全く対照的だ。

高校まで私は自分で洋服を選んだことがなかった。すべて母がそろえてくれたものを着ていた。下着にいたっては、お恥ずかしい話だが兄が着ていたシャツでも違和感なく着ていた。夜勉強するときに愛用していたのが、父のらくだの股引シリーズ。あれはとてもあったかく肌にもやさしい素材だったような気がする。

母は子供は地味な色が似合う という信念に基づき?(そう思わせるくらい徹底していた)、私は白、紺 を基調とした、たまに茶色 の洋服しか持っていなかった。(ような気がする・・・・・)。グリーンのスカートはあったかな?

とにかく、赤、ピンク、黄色 の類の女の子がよく来ている色の洋服はなかった。

高校になったとき、好きな男の子から、もっと赤を着ろ と言われた。その命令口調に、にこにこと従った。それ以来、赤ばかりを着るようになる。

大学生になって、一緒に三年間同棲した親友は、油絵をよく描いていた。彼女は、紺、白、黒、グレーの洋服を着ていた。曰く、同じような色彩でそろえておくと、コーディネイトがし易いという。なるほどと感心した。彼女の場合、ティッシュペーパーもネピアのグレーとネイビーのものと一貫していたから、加えて感心したものだ。

その頃、自分で洋服を買うようになったこともあって、私のタンスの中は、色とりどりの洋服で占められていた。といっても、そなんに量があったとは思わないが、その時に素敵だと思ったものを買うので、色合いはバラバラ、色彩感覚はバラバラだった。

そんな、バラバラな感覚しか持ち合わせていない私が、一貫して持っていなかった色が、青色だった。水色も含めて、濃淡の青は一切持っていなかった。はっきり避けていた。なぜかな・・・きっと青が寒色だからかな。家庭科の時間に習った、暖色と寒色についての内容かな・・・暖色は暖かな感じがするが、寒色はどこか冷たい感じがしていた。

USにいるとき、カラーコーディネイターの資格をもっているらしいと噂があった知人から(定かではない)、青が似合うね といわれて、仰天したことがある。たまたま、すかっとした青に魅せられるように買った、一枚のトレナーを私が着ていたときのことだった。青を着たのをみたことがなかったけど、今までと違う顔の色をしているような感じがするくらい似合うと言われた。

あれから、何年もたって今、とにかく青に惹かれている。色彩の感覚ってどこか精神的ナものに作用されるのだろうか・・・。ここ最近買った洋服はすべて青、ペンも青。

今年の私の勝負カラーは黄色と決めていた。マラソンのレースは黄色を意識して着ていたし、新しいランニングシューズも黄色にこだわった。

火曜のテニスのレッスンで、コーチが目の覚めるような黄色のシャツで登場。中には青色のタートルネックのシャツを合わせていた。これがベストマッチ。とっても素敵だった。思わず、黄色と青色が合うのだとわかってウキウキとした。

黄色と青。まだまだ、未知の出会いがありそうだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする