コードのレッスン①

このブログを読んでくれた友人から「レッスンをしてほしい」という連絡があった。

その友人もピアノ講師をしている。

私よりいい音大を出、私よりもバリバリ弾く人。

なのに、私がレッスンとビックリしたが、「ブログに書いてあるようなコードのレッスンをしてほしい」ということで、
昨日、その初めてのレッスンをした。


これが思っていた以上に面白く、友人も楽しかったようで、安心した。


Ｃのキーのダイアトニックコード、一つ一つのイメージを聞いた。
　　Ｃ……安定
　　Ｄｍ…悲しいけれど次へ向かう感じ
　　Ｅｍ…なんでフラれたの！
　　Ｆ……出かけよう
　　Ｇ……私も！
　　Ａｍ…それで大丈夫？
　　Ｂｍ(♭5)…落ちたい

２人で大笑い
これは、彼女の中で物語になっているようだった。

これだけイメージできていたら、生き生きとした演奏になると確信した。

ちなみに、レッスン前に行ったエニアグラムのテストで、「タイプ４芸術家」だった。

芸術家タイプらしい、独創的なイメージ

このイメージを表現したコードを弾くこともできた。


コードの基本形と展開形の違いも、closeとopenの違いも、独特な表現で聞かせてくれた。


ブルグミュラー２５の練習曲「狩」
　　Ｃのキーで好きな曲を選んでもらったら、この曲に。
　　コード分析とそれを生かした演奏をレッスン。

　　１回目の演奏は、コードを感じていない演奏だった。

　　そして、１ページ目をコード分析。

　　転調があるものの、ⅠとⅤの繰り返し。

　　そこで、さきほどのＣ“安定”、Ｇ“私も！”を思い出して演奏。

　　“私も！”という雰囲気が出ていた。

　　感じられていない１ヶ所を指摘したら、驚いていた。

　　Ｇ７も出てくる。イメージを聞いたら、「誰かついてきた！」と

　　そんなイメージで弾いたら、「誰かついてきた！」に聞こえるからすごい！


　　イントロには、ちょうど展開形も出てきていた。

　　「やっぱり私でしょ！」って上がっていくイメージで弾いたら、躍動感が出た


普段から面白い人だと思っていたが、音のイメージを聞いて、その面白さに拍車がかかった


次回は、２ページ目をレッスンする予定。
どんな「狩」になるか、楽しみ