プレゼンテーション

2012-05-02 00:02:37 | 日記
カジノキやムベの花が咲き
            
            
信濃町の歩道橋を渡って
            
神宮外苑の校舎に通う季節がきました
            
一年経ったのです

四年生最初のスクーリングは
これから手がける卒業制作や卒業調査について
教師と相談してテーマを発表するというもの

教室に入ると
知らない顔ばかり
なぜ?

昨年3年に編入した30人のうち
4年に進級できたのは
フリーターの若者と私だけだったのです
ほかの4年生は
むかーし入学してここまできた先輩たち

私だってゆっくり進級すれば楽だろうと思ったことは何度もありました
けれどもどこに楽と苦の境界があるのか
ずるずるいけばどこまでもいきそうで
それならば歯を食いしばっても
最短でと境界線を変えないことにしました

京都校舎とはテレビ中継をつないで同日開講
            
京都でも30人の同級生のうち2人しか進級していませんでした

私の卒業調査テーマは「福岡市、多賀・高宮の在来種保全」
19人の東京生には、
合祀墓を提案する霊園主がいたり、
日本橋を昔の姿にと提案する商店主がいたり
父親のために自宅の狭小庭を設計する若者がいたり
タイルや敷石の目地を研究する男性がいたり

三人の教師は実に親身に話を聞いて答えて誤りを指摘している
私には
「九州には有名なS先生がいらして住民運動を手伝ってくださる」
「なるべくくまなく調査して役所から必要な人と思われたらいい」
おやおやあ、これはもう卒業調査へのアドバイスではなく
卒業後の保全活動への応援
なんて有難いのだろう
先生方の温かい励ましで
ホンワカ幸せな気分で授業が終った

さあ気をひきしめて
最後まで完成させなければ
そして誰もいなくなった、にならないように