怒り

2020-09-07 10:57:03 | 美食
アメリカの伯母が帰国したときは

いつも姪(わたしのいとこ)のところに帰省していた

三人で旅行をしたとき

伯母がジュースを買ってきてと言い

従姉がかってきたのを一口飲んで

「おいしくない いらない」と突き返した

伯母はこんなにわがままな人だっけ わたしなら恥ずかしくて言えない

と思ったが

最近の自分の行動を振り返るとこれにそっくり

珍しくちよっと食欲がわいて肉じゃがを食べたいと思った

ますらをに材利用をそろえてもらって

早くたべたいから自分で下ごしらえをしてから交代

ろそろできたかとキッチンに行くと

鍋には何やら汁がはいっていて具は沈んで見えない

「これ何 なんでこんなに知るがあるの」

「もごもごもご」

「アタシの希少で貴重な食欲を滅茶苦茶にしてしまって」

激怒

二十世紀梨が食べたかったとき 世田谷にはないというし

石川小芋がたべたかったとき 近所のスーパーに電話してもないというし

カマス買ってきてというとお嫁が開きならありましたと勝ってくるし
「要らない」

だって私は本当はきすが食べたかったけれど

世田谷はおろか東京では丸いあの姿はみられないだろうと

カマスで譲歩して頼んだのに干物じゃ意味がない

しかし最近の私の態度は居候ともおもえないと反省し

たりのところに謝りにいった

「いいんですよおかあさん 干物しかみつけられなくて」

「かあさん、桜新町のサザエさん通りにきょうかいがあるよ」

「何それ」

「ざんげできる」

「(んもー)私はカトリックしかわかりません」

どうしてまあこんなに憎らしい言葉がすぐにでるの

親の顔が見たい

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