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エノキ

2013-08-26 19:29:28 | 植物
榎の実をはっきりと見たのは
鴨川べりを散歩している時だった

拾って持ち帰り棚に飾っていた

それ以来エノキというと
鴨川べりの散歩を思い出す

榎の実は甘くて食べられると
つい最近知った

とても口にする勇気はない

ねえ、だれかー

榎というともうひとつ思い出すのは
場面とかストーリーとかではなく
榎の僧正という言葉の発音

これは徒然草に出てくる
”公世の二位の兄人に良覚僧正と聞こえしは
極めて腹悪しき人なりけり
坊の傍らに大きなる榎の木のありければ
人「榎の僧正」とぞいいける
此の名然るべからず
とてかの木を切られにけり
その根のありければ
「切杭の僧正」といひけり
いよいよ腹立ちて切杭を掘り捨てたりければ
その跡大きなる堀にてありければ
「堀池の僧正」とぞいひける”

徒然草にはいろいろな草木が出てくるので
連想にはよく登場する

カラスザンショウ

2013-08-19 22:15:34 | 植物
東京のあちこちで見かけるようになった

只今増殖中

10年前
山野草を商売にする人に付いて
千葉にある東大の演習林に行った

彼は必至になってカラスザンシヨウを探していた
希少なものをみつけたかのように採取し
車の中は独特の香りに満ちた
「料理屋に売りつけて使わせる」と

その後目白の永青文庫で
カラスザンショウの大木と
その種から発生した
胸突坂の途中の中木を見た

この頃総武線の沿線で沢山みかける

そして、あ
福岡のお屋敷の謎の大木も
カラスザンショウだったと
今ひらめいた

幹にいやな気分にさせるトゲトゲがあって
特徴的なのだ

カラスザンシヨウは
手持ちの写真があるつもりでいたら
みつからないので
明日撮ってきます

八月二十日 千駄ヶ谷駅
        
撮りましたが
これじゃ何だか
わかりませんね

また明日撮ってきます


八月二十一日 信濃町駅
        
撮りましたが
やはりわかりませんね
また明日撮ってきます


八月二十二日 四谷駅
        
撮りましたが
ダメです
車中からならいくらも見えますが
ケータイカメラでは動きながらは
撮れません

カンナ

2013-07-15 22:30:18 | 植物
飯田橋にはカンナが生えている場所が
二か所ある

しかしどちらも黄色の花が咲く

なぜ「しかし」という逆接の接続詞かというと
カンナは赤くなければならないからだ

私の子供のころ
カンナは流行っていたのか
ふつうにあちこちで見られた
ダリヤにケイトウも

そして「赤いカンナの花咲けば」
という映画があったのだ

私は見ていないけれど
松島トモ子主演の映画だった
共演はお決まりのように小畑やすし

当時の松島トモ子は
小鳩くるみや渡辺典子や近藤圭子や安田章子や
上田みゆきや畠野世紀子や熱海幸子らの少女歌手が
スクラム組んでも勝てない人気があった

赤いカンナの花咲けばというと
連想するのは
夾竹桃の花咲けばという小説

私はこれを長い間吉屋信子の作品だと思っていたら
佐藤紅緑の書いたものだった
同じ誤解をしていた人が何人かいたのは面白い

この小説も読んだことはないが
主人公が照子と信子という姉妹なので
小学時代にクラスメイトの信子さんに
うちの母がてる子だったところから
姉妹だったのかーと
冗談を言い合ったことがある

というようなことを
カンナを見ると
思い出す
        

キリ

2013-07-08 21:31:54 | 植物
これがキリ?

桐は大好きな木の
高いランクに位置していて
高貴な風情のある木だと思ってきた


大きく育った木が花を咲かせるころには
もう手の届かないところに
紫いろの花冠が立つ


それは遠目からの方がよくわかる姿で
五月の晴れた日に車窓からみつけるのがうれしい


市ヶ谷のお濠端にも総武線からみえる木があったが
数年前の暴風雨のとき
倒れて片付けられていた

しかし
その木のあった周辺から
ほら
        
        
何本も幼木が育っている
まるでタチの悪いアカメガシワみたいに


そう桐って
高貴でたくましい


だから道端に落ちた種からも
こんなに元気に独り立ちする

タブノキ

2013-07-01 20:16:41 | 植物
東京の公園でよくみかける名札
タブノキと書いてある

何度見ても
樹の特徴がつかめない
        

本で調べると
スダジイの林によく生えているそうな
スダジイなら九州の林にいっぱいあるけど
タブノキは馴染みがない
気がする

それでハタと
思い出した

福岡のお屋敷の林で名前のわからなかった木
若い木はすべて枝も幹も緑の
クスノキにどこか似たような木

そう
タブノキはクスノキ科なのだ

あれはタブノキだったのだ

しかし子供のころには
みかけなかったような

昨夏の写真はこれ
        
青い実をつける

ヤブカラシ

2013-06-24 19:36:34 | 植物
ブドウ科だというから
        
なんとかすれば
食べられんかなと思っていたら
若芽は茹ででアク抜きすれば
食用になるそうだ

名前のとおり
繁殖力の強い蔓植物で
        
一度根が広がると
完全に除去するのは難しいという

うちの前の公園のフェンスにも
        
ヤブカラシが繁茂する季節が来た

みや子を抱いて散歩しながら
このフェンスのヤブカラシを
        
全滅させるのだと
毎日引き抜いていた

するとみや子は引き抜くたびに
傾く私の体に
いやそうな顔をしていた

公園のヤブカラシを見ると
あの頃のみや子を思い出すから
つらい

金糸梅

2013-06-17 21:45:08 | 植物
ビヨウヤナギとよく似ていて
同じくオトギリソウ科だけど
        

やはり名前のとおり
花の形が梅のように
丸く包み込む姿をしているところが
ビヨウヤナギと違う
        

もう一つ
キンシバイの葉は対生だが
ビヨウヤナギの葉は十字対生

どちらもこの頃東京でよく見る木で
子供のころ九州では
ついぞみかけたことがない

どちらも梅雨のころの花と思う

ハクサンボク

2013-06-03 20:47:10 | 植物
またハクサンボクです

でも今日のは福岡の山ではなく
東京の麻布十番

街路に植えられていました

京都でも
常緑のガマズミという名で
植木屋で販売されているそうだから

そろそろ全国区になったようです

でも福岡の山のと違って
葉が細長くとがっており
色も薄い

ここに来る途中
        
工事中の韓国大使館で
朝鮮五葉(松)らしき木がうえられているのを
        
見ました

ほかに
        
こんなケヤキも見ました

中央図書館の帰りに
バスに乗らずに歩いたら
色々見られました

キンレンカ

2013-05-27 21:35:58 | 植物
まだこんなもの
植えているところがあったなんて

’80年代
グルメブームとバブルと華やかだったころ
ハーブブームもはしりで
その中の食用花としてもてはやされていた

レストランの皿にも飾りに使われて

明治屋さんの売り場にも並んでいて

ピリリと刺激のある草だった

それがいつしかほとんどみかけなくなつて

犬でいうならスピッツか
いやスピッツは最近盛り返している

英語でナスターチウム
仏後でキャブしーぬ


2013-05-20 21:49:20 | 植物
いつも通る和コスメの店の
ショーウィンドー

日本の季節の花が
贅沢に飾られている

で、今日のは
初めて見る花
これ何かなあ

作り物みたいな花はきらいなのに
これはちょっと面白い

今からじっくり調べます