文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

警視RYO刑事SHO 1

2022-09-11 10:03:26 | 書評:その他

 

 ここは警視庁の杉波署。ここに勤める橘涼と橘翔の二人は兄弟だが、片や警視、片やヒラ刑事と階級に大きな差がある。そこに、警部補として、村沙木蘭という女性警察官が赴任してくる。それも橘翔の上司として。

 ところで、杉波署のモデルは、杉並署であることは、その名前から明らかだろう。橘涼は30歳で警視という設定だ。つまり兄はキャリア、弟はヒラ刑事なのでノンキャリアということだろう。しかし警視というと、所轄なら大規模警察署以外では署長か副署長となる。だから警視と自他ともに言っているのは違和感がある。署長とか副署長と呼ばれるはずだろう。階級でなく役職で呼ばれると思う。

 また赴任してきた村沙木蘭警部補、部下のいる警部補で所轄なら係長のはずなので、係長と呼ばれるのではないか。それに、蘭は28歳で、N.Y.の犯罪心理分析官の下で1年間勉強してきたという設定だ。しかし、残念ながら、この1巻を読む限り、それを活かした場面は見当たらない。その代わりよく股を開く。部下の翔とは完全に彼、彼女の関係だが、捜査のためなら、例え相手が犯人でもだ。そして兄の涼の方も結構な訳アリなのである。

 それにしても、涼といい翔といい、蘭といい、ここはホストクラブかキャバクラかと思ってしまう。とにかく絵柄が濃いのだ。

☆☆☆

 

コメント
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