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ストリートフォトグラファはGoogleに感謝し、支援すべきでは?

2008-08-13 19:34:58 | 撮影とテーマ設定2008~09年3月
Chiyoda008


今月5日から日本版Googleマップでもストリートビュー機能サービスが提供されはじめたが、少なくともWEB界隈では批判的な意見ばかりが目に付いてしょうがない(「ストリートビュー」に批判相次ぐ キスシーンやラブホ画像次々削除)。ただ、ブログなどで指摘されている問題点や批判はいずれも感覚的、感情的に「気持ち悪い」とか、あるいはプライバシー権の範囲を非常に恣意的かつ大きく解釈した、いわば暴論に限りなく近いものであり、法律的な観点からは問題がないし、またGoogleによる方針説明(「ストリートビュー」のプライバシー問題、グーグルが方針説明)からも特に問題は感じられなかった。
むしろ、個人識別を回避するための自動ぼかし処理や通報による「不適切な画像の削除」までも、個人が趣味的あるいは作家的に撮影するストリートフォトグラフィにまで波及するという、非常に小さな可能性の方が気味悪く思えたりしなくもない。だが、いずれにせよグーグルで地図製品担当のプロダクトマネージャーを務める河合敬一氏の「法律的に検討した結果、公道から撮影したものであれば、基本的には公開して構わないと考えている」とのコメントは、当然ながら法律的に全く当を得たものであるばかりか、個々のストリートフォトグラファにとっても参考になるところが大きいのではなかろうか。



自分自身はどちらかといえばキャンディードフォト的なストリートフォトには批判的でもあるし、先日のエントリ(ストリートスナップ(ストリートフォト)のゴールデンルール)でも触れたように、特に女性や子供は画像に姿が含まれている(あるいはそのように見えるというだけで)WEB上ではアクセスが稼げるという現実もある以上、自分自身や子供らの姿が撮影、そして公開されるかもしれないという可能性に対しても、ある程度は敏感になってしまうという心情には共感するところがないでもない。とはいえ、だからといって「それが法によって規制される」とか、ましてや処罰の対象とすべきなどというのは暴論に他ならない。
むしろ、ストリートフォトグラファには今回のストリートビュー機能がもたらした可能性を肯定的に受け止め、ストリートフォトグラフィのより自由で高度な表現を可能とするきっかけとするぐらいの心意気が必要なのではなかろうか?



少なくとも、個人的には最近盛んな「安心安全パトロール」で行われているとうわさされる「不審者や不審な家屋の撮影」のほうが、グーグルストリートやストリートフォトグラフィよりもよほどキミが悪いと思うし、ブログやら何やらでプライバシーがどうこうとおびえたようなことをほざいている連中よりも、グーグルが示した姿勢の方がよほどまともで筋が通っていると思う次第なんだよね。



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