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ストリートスナップ(ストリートフォト)のゴールデンルール

2008-07-22 19:07:38 | 業務関連
Shiodome016
エントリ内容と画像は無関係です。


今日は午前中から昼にかけては曇っていたものの、昼前から急速に回復して、午後にはすっかりいい天気だった。とりあえず洗濯を済ませてから事務所へ向かい、機材のメンテや買い物のついでにターミナル駅付近で撮影した。



最近は、意識してデジタルでも撮影するように心がけてはいるものの、どういうわけか撮影を重ねるほど醒めていくというか、少なくともはじめて手にしたときの高揚感は急速に薄れ、ただ利便性のみが際立ってくるように思えてならない。ただ、これは今まだ使ったデジカメの全てに発生した現象なので、もしかしたら自分とデジタル画像との相性に起因するものかもしれないが、そうだったら自分のほうを変えていくしかないのかもしれない。
対する銀塩は撮影を重ねるにしたがって「機材として使い込みたくなる感情」が沸いてきたのだから、なんだかんだ言いつつも自分は機材に対するフェティッシュな感情が強く、また「機材のアウラ」に背中を押されていたのは否定できまい。



アウラといえば、ネットコンテンツのハウツーをテーマにした企画が流れてしまい、納品したサンプルテキストも日の目を見ぬまま戻ってきた。せっかくなので、担当者の許可を得てテキストの一部をエントリに掲載するが、テーマは「アクセスアップにつながる写真術」だったのがなんとも世の中の面白いところではなかろうか?
ちなみに、自分は「
ストリートスナップ」というタイトルには最後まで納得できなかったし、担当者の評価は「内容は正しいが、もう少しマイルドにしてください」だった。まさか、デジタルに対して抱く屈折した心情が文章に悪影響を及ぼしたわけではなかろうが、もう少し「アウラを喚起させる文章」にしたほうがよかったのではなかろうかとは思わなくもない。



以下、サンプルテキスト。



タイトル:ストリートスナップでアクセスアップ



アクセスアップの方法はいくつもありますが、ネットに関する専門知識やコピーライタのような文章力、コンテンツそのものの情報価値とは別に、意外と侮れないのはエントリやブログのトップに掲載する画像の人目を惹く力です。例え小さな画像であっても、うまく使えばスポーツ新聞の見出しに匹敵する力を発揮することすらありますから、まずは人目を惹く画像を使うように注意しましょう。



人目を惹く画像といっても、ただ文字にされただけではイメージ出来ないと思います。もちろん、閲覧する人々の趣味嗜好やコンテンツのテーマによってその内容は千差万別なのですが、ある程度まで普遍性を持つ法則のようなものがないわけではありません。それはまず「コンテンツのテーマと深く結びついた画像」であり、もうひとつは「物語性のあるストリートスナップ」なのです。



コンテンツのテーマと深く結びついた画像は当然として(別に商品写真等の撮影ノウハウを紹介する予定と聞かされていた)、物語性のあるストリートスナップがなぜ人目を惹くのかというと、物語性のある写真は人間の持つ好奇心に訴えかけやすく、なおかつ「スナップ写真は作為性を感じさせにくい」ためです。あらかじめコンテンツに深い関心を寄せている閲覧者は、もちろんそのテーマと深く結びついた画像のほうにより大きな関心を寄せますが、漫然とネットサーフィンを楽しんでいるような閲覧者には、むしろ明確すぎるテーマ性が重過ぎることも少なくありません。
その点、ストリートスナップは大半のテーマとなじみやすいために使い勝手がよく、しかもスナップの持つ「無作為性」は閲覧者の警戒心を解きほぐす効果があるため、気軽なアクセスにつながりやすいのです。しかし、人目を惹くスナップ写真といっても、どのように撮影すればよいのかわからないと思います。



そのため、ここで皆さんに「誰でも簡単に取れる感動的なストリートスナップのゴールデンルール」をお教えしましょう。



それは「構図を一点透視図法で組み立て、消失点男性以外の人物を収める」だけです!



例えば、長い廊下の向こうに人影が立っているような画像を想像していただければ、多少はわかりやすいかと思います(当然、図解する予定だった)。まず、透視図法の消失点を強調するために縦画面で撮影し、さらに縦の線が多い路地裏や柱の多い回廊を背景にするか、場合によっては窓枠や出入り口越しに撮影するのがよいでしょう。そして、人間にはどうしても「人影に注目してしまう」傾向があるため、画面には必ず人影を配置します。



撮影に際しては、透視図法の消失点を出来る限り画面中央に設定しますが、消失点を人物と重ねるような構図を組み立て、あくまでも人影を強調するために透視図法を使うと考えてください。ただし、この際に注意しなければならないのは絶対に男性を配置しないことです。なぜなら、男女を問わず、人間は男性よりも女性や子供、老人に注目する傾向があり、あえて言えば男性は消極的に視野から排除される傾向にすらあります。そのため、まかり間違っても男性だけは絶対に配置しないようにして、どうしようもない場合は逆光でごまかすか何か工夫してください。はっきり言って、男性よりは「人形や彫像」の方が人目を惹きます。
また、
その他、可能であればモノクロ画像にしたほうがより叙情的で、物語性を高める効果を持つのですが、その辺は他のコンテンツとの兼ね合いもありますので、全体のバランスを見てお決めください。



最後に、この方法はかなりの効果を発揮するのですが、決定的な弱点があります。それは「同じ手法の画像が2枚以上並ぶと逆効果になりやすい」というもので、実際にその種の画像を並べてみれば簡単に理解できると思います。はっきり言ってしまえば、手法が単純なだけに判明すると閲覧者がしらけてしまうので、サイトやエントリのトップに「1枚だけ使う」ようにしてください。特に注意しなければならないのはエントリのカテゴリわけで、カテゴリ表示にしたとたんに露見するといった失敗は避けてください。
蛇足ですが、これはあくまでも人目を惹くストリートスナップのノウハウでして、画像の美的な良し悪しとは全く無関係なので、くれぐれもその点はご了承ください。



それでは、アクセストップを目指して、がんばりましょ~



以上、サンプルテキスト終わり。



って、やっぱこれじゃぁだめかいのぅ~
てへへ...ORZ



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