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東京の夜景動画ブログです。

流行と孤高

2007-10-08 21:09:31 | 撮影とテーマ設定2006~07年11月
Toyosu011


今日は昼前から雨がひどくなり、知人からのお誘いも断って家でごろごろしていた。
ところが、だらだらしているうちに雨は止んでしまったので、チケットをもらったままだった東京都写真美術館の展示を観に出かけた。



お目当てはキュレーターズ・チョイス07「対話する美術館」で、最終日になったからあわてて出かけたという体たらくだったのだが、正直言ってもっと早く観に行っておけばよかったと後悔させられた。確かに、この「キュレーターズ・チョイス」はより多くの人々を美術館にいざなうことを目的とした、いわば入門者向けの展示企画という色彩もあり、そのため総花的というかいささか散漫な部分もなくはないのだが、それでも貴重な展示物を目の当たりにするよい機会であり、侮ってはならないことを再認識させられた。
特に、トリミングやプリントの違いによって作品の印象が大きく異なることや、オリジナルとオマージュというかエピゴーネンを並べて展示したコーナーなどは、ある意味で写真ならではの楽しみでもあり、その部分をきっちりと押さえたところは高く評価したいと思った。



その後、写真美術館から表参道画廊へ移動して、初日を迎えた田原喜久江写真展「the over lapping things」を鑑賞する。前回も30点以上出品していたのだが、今回は実に100点を超えており、トニカクそのボリュームに圧倒される。前回からの間隔も決して長くはないのだが、展示の直前まで撮影されていたとの事で、月並みな表現だがそのひたむきな情熱にはただ頭を下げるほかない。



作品については、やはりその熱心さが表われており、特に旺盛な好奇心がそのまま定着しているかのような、若々しくかつパワフルなプリントは、多くの人々に強い印象を与えるだろう。個人的には、前回よりも作品の力が増しているように思え、なにか差をつけられてしまったような印象すら受けた。



ほんと、自分も初日が迫ってることだし、家でごろごろしてる場合じゃないよなぁ~


キュレーターズ・チョイス07 「対話する美術館」
会場: 東京都写真美術館
スケジュール: 2007年08月11日 ~ 2007年10月08日
住所: 〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話: 03-3280-0099 ファックス: 03-3280-0033

田原喜久江 「The Overlapping Things」
会場: 表参道画廊
スケジュール: 2007年10月08日 ~ 2007年10月13日
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02
電話: 03-5775-2469 ファックス: 03-5775-2469

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