空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

9月20日 日曜日 晴れ <ハメが嫌いなヒマ>

2015-09-24 | 山野草

三度目に歩いたバイパス沿いの騒々しい道。この側道を過ぎると、むかしからある田んぼ道に出る。少しの辛抱だ。
それが良かった。道の脇にある農園で、ご夫婦が働いていた。珍しい実がついている草(?)を見つけた。
奥さんがニコニコしてこちらを向いたので、「アレはヒマですか。ひまし油をとっていた」と訊いてみた。
奥さんはわざわざ近くまできてじっと見ていたが、
「ハメが出まっしゃろ。アレはハメが嫌うゆうてもらって植えたんですわ。名前はよう知りませんが、育って増えましてん」といってご主人を振り返った。
「うん、名前はなんですかね」
「ハメが出ますか」
「ここらでよう見ますよ」
「ヘッ、今もいますか」わたしは迂闊に田んぼの畦を歩くのが怖くなった。

むかし聞いたことがある、ゆったりした懐かしい言葉だった。ハメが出まっしゃろ。ってさらっと言われると。
ハメか。マムシか。それはマジか。

どこか近くでマムシ注意の立て札があったけれど、最近、あたりで見なくなった。住宅地が増えて蛇も山に行ったのだろうか。

あまり怖い生き物はないが、蛇だけは別、ぞっとする。形がいや、目つきが嫌、舌を出す、鱗まであって、その上跳びかかって噛むらしい。

調べてみると「ハメ」は古来からある言葉だが、今では方言として残っているそうだ。

どこの方言でも、独特の味わいがある。転勤族だったころは、耳を澄まして聞いたものだ。

ちょっと自慢だけれど、難しいといわれる鹿児島弁と東北弁は聞き分けられるし少しは話すことが出来る。大阪を離れて永住するなら、故郷の四国を除くと、鹿児島か東北に住みたいと今でも思う。




 


今日もいいお天気だ。空気も爽やか。


「ヤブミョウガ」
ちょっとアングルが悪かった。ミョウガにそっくりな葉の上に白いかわいらしい花が咲く。
藪に咲くミョウガに似た花、ということで所によっては群生していたりする。


「ヒマ」
ハメ(マムシ)が嫌うのだそうだ。小さい黄色いじベガ花火のように飛び出している。
よく見るとそれが雄花で、雌花は小さな棘についた玉がある。昔ひまし油(下剤)をとったそうだ。


可愛いなぁ、アゲハチョウがストローを伸ばして夢中で蜜を吸っている。


ヒガンバナは球根に毒があるというが花の蜜はおいしいのだろう。 







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9月19日 土曜日 晴れ <シルバーウィーク 始まる>

2015-09-24 | 山野草

日本人は働きすぎだとかいう事で、休日が増えたのはいつからだろうか。若者は当然のように受け入れているが、出かけてみると、働いている人が多い。
サービス業、交通機関、図書館も、ラジオもテレビも、動いているから、動かしている人がいる。
自由業といわれる芸術家も作家も画家も音楽家も、たぶん休日に働いている。何気なくそういう人たちから常に様々な形のサービスを受け取っているのだが、休日に聴きにいこう、見に行こう、自分中心に考えると休むのが当然だけれど。サービスを受けるのが当然だけれど。休みを返上して働けと言うのではないけれど、いかに長い休日を楽しみにしている人が多いか、車の渋滞が10キロ単位になっているとき、なんだかのんびり空など眺めていると居心地が悪い気がする。私も昔の人になってしまった。

故郷を離れて独り暮らしの若者は帰省したいだろう。親は楽しみに待っているだろう、そんな平和な風景も浮かんでくる。我が家の周りにも子供たちが乗って帰ってきた車が門の外に並びはじめている。他府県ナンバーもおおくて、あそこの子供さんは見ないと思ったらもう遠くで仕事についたらしい。などと散歩に出て、初めて気がつく。

下の道が混んで、車で出かけようとすると、下りたところにある信号機を二回待つ。むかしの道が高速に繋がる抜け道になって、買い物に行くにも時間がかかるようになった。

お天気の写真を撮ってさぁ歩こうと思ったら、電話が鳴った。内にもお休みの勤め人がいた。
「起きたの、朝ご飯にしようか」

休日の主婦はいつも簡単に済ませるお昼ご飯の用意まで増えるのだ。





青空だ。出かけるのか車を洗っている人がいた。今日は大丈夫。


西側の空もOK。








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9月18日 木曜日 晴れ <リセットしよう>

2015-09-24 | 山野草

朝早く歩くのは気持がいい。今までは眠りたいだけ眠るのが気持がいいと思っていた。疲れもしていないのに休日など目が覚めてもぐずぐずしているのが実に楽しかった、あぁこれがお休みの実感ダ、と仕事に行っているのでもないのに。

でも体は25時間体制なのだそうだ。地球は24時間で自転している。朝日を浴びてこのずれを修正して体内時計をリセットする。これが又いっそう気分がいい。

下の道にあるバス停が遠かった。いまは何たった5.6分で行けるのだと内心喜んでいる。

ついでに農産物の直売を覗く。トレトレの間引き菜を買ってきた。洗うとぱりぱりして、君も生きているね、ビタミンたっぷりだね。とおいしく頂いてしまう。
何でもおいしく頂くのが、命の循環、感謝の気持ちをこめて間引き菜は即席漬けとお浸しにする。






ぽっかりぽっかり綿雲が浮かんでいる。秋の冷たい風が少しちぎっていった。


朝露が光っている。


思いがけないところに咲いてきた。見ごろかな。


これが梅をつける赤い紫蘇、花も赤いナ。


大葉という青紫蘇。これがどんな料理に加えても一味違うものになる、おいしい。


「イヌタデ」
アカマンマ、最近はこうした花でままごとはしないのだろうか。


「匂いジンジャー」
正しくはどういう名前だろう、暑いところの花らしくタケが高くすぐに茂る。
いい香りに引かれて庭に植えたことがあるが、勢いに押されてキキョウが枯れてしまった。
キキョウをひいきにしていたので、掘り起こしてよそにあげてしまった。久し振りに花を
見かけると優しく美しい。しょうがの仲間のようだがでも日本的ではない雰囲気は感じるなぁ。




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