シン・ゴジラにはまってしまいました。
劇場で見た回数は現時点で10回(2016年8月1日~2016年9月24日)。
こんなにハマるのは、ハゲタカ以来かもしれません。
さて、このシン・ゴジラですが、あらゆる専門家(研究者(生物、物理、化学、日本文学、折り紙)、自衛隊、公務員、インフラ、製造業者等)の琴線を揺らしたようで、各人のバックグラウンドを基にした独自の解説が多く展開されています。
例えば、宮澤賢治の詩集・春と修羅(牧 元教授のボートで発見された詩集)を基にした解説が展開されたり、ゴジラプルームの半減期についても言及したものもありました。

(元・日経サイエンスの中の人にして現・未来科学館の中の人である縞うさぎさんのツイート;見た瞬間、うんうん、見たい!とワクワクした。)
かくいう私も製造業のけんきゅーかいはつ的な世界の片隅で生きている古文大好き人間ですので、巨大不明生物(ゴジラ)の生態や凝固剤のスクリーニングや製造工程、あるいは古事記については多いに語りたい・知りたいところがあります。
勿論、バックグラウンドを持つが故に突っ込みどころもいくつか見つけてしまうのですが、その点をついて取材不足/映画を詰るというのは野暮というものでしょう。
私が「語りたい、知りたい」と思ってしまうのは、自分があの世界の中で生きていたら(あるいは今ここに巨大不明生物が発生したら)どういう立ち位置になるのか、どういう動きをするのかを考えてしまうためなのですが、そいういう風に考えさせるところに、この映画の力があるんだろうなと思いました。見ている人を虚構の世界に入り込ませる力というか。
映画の中の「働くオジさんたち」「働く大人たち」がカッコ良かったから、というのもあるでしょう。
ちなみに、
私が映画をみて最初に思ったことは、
・原子炉のようなものを有してエネルギーを変換して生きているならば、なんで「血液」が必要なの?
・ゴジラのADMEは?うんこ出るの?
・形態が変わるのであれば進化でなく変態というべきだが、なんか進化といわざるを得なくなるような発見でもあったの?それとも宗教的な観念なのか?ゲノムサイズで地上で一番進化した生物である…とエクスパートである尾頭らが定義したのはなんでか?(ヒトのゲノムサイズ (bp);3x10^9、ゴジラのゲノムサイズ;2.4x10^10、キヌガサソウ;1.5x10^11)
・製造するにあたって原料は国内在庫で足りたのか?緊急輸入するなら税関手続きとかは簡略化もしくは後回しにしたのか(あまりにも日数がないから)?
・凝固剤のスクリーニングはどういうプロトコールで進めたのか?必要最低量はどうやって算出したのか?
・製造するにあたって幾つかの会社のプラントを使用しているだろうが、質の担保(QC)はどうやったのか?(K東化学が頑張ったのか?)
・作戦名がヤシオリ(八塩折の酒:ヤマタノオロチを酔わせたお酒)で、特殊建機小隊がアメノハバキリ(天羽々斬;ヤマタノオロチを退治した素戔嗚尊のもつ太刀)と呼ばれるならば、ゴジラはヤマタノオロチだったのか?
でした。
いやはや、語りたくなるものですね。
Ref)
1)日経ビジネス(シン・ゴジラ、私はこう読む)
2)こばこのぼうさいにっき
3)こびわの独り言
劇場で見た回数は現時点で10回(2016年8月1日~2016年9月24日)。
こんなにハマるのは、ハゲタカ以来かもしれません。
さて、このシン・ゴジラですが、あらゆる専門家(研究者(生物、物理、化学、日本文学、折り紙)、自衛隊、公務員、インフラ、製造業者等)の琴線を揺らしたようで、各人のバックグラウンドを基にした独自の解説が多く展開されています。
例えば、宮澤賢治の詩集・春と修羅(牧 元教授のボートで発見された詩集)を基にした解説が展開されたり、ゴジラプルームの半減期についても言及したものもありました。

(元・日経サイエンスの中の人にして現・未来科学館の中の人である縞うさぎさんのツイート;見た瞬間、うんうん、見たい!とワクワクした。)
かくいう私も製造業のけんきゅーかいはつ的な世界の片隅で生きている古文大好き人間ですので、巨大不明生物(ゴジラ)の生態や凝固剤のスクリーニングや製造工程、あるいは古事記については多いに語りたい・知りたいところがあります。
勿論、バックグラウンドを持つが故に突っ込みどころもいくつか見つけてしまうのですが、その点をついて取材不足/映画を詰るというのは野暮というものでしょう。
私が「語りたい、知りたい」と思ってしまうのは、自分があの世界の中で生きていたら(あるいは今ここに巨大不明生物が発生したら)どういう立ち位置になるのか、どういう動きをするのかを考えてしまうためなのですが、そいういう風に考えさせるところに、この映画の力があるんだろうなと思いました。見ている人を虚構の世界に入り込ませる力というか。
映画の中の「働くオジさんたち」「働く大人たち」がカッコ良かったから、というのもあるでしょう。
ちなみに、
私が映画をみて最初に思ったことは、
・原子炉のようなものを有してエネルギーを変換して生きているならば、なんで「血液」が必要なの?
・ゴジラのADMEは?うんこ出るの?
・形態が変わるのであれば進化でなく変態というべきだが、なんか進化といわざるを得なくなるような発見でもあったの?それとも宗教的な観念なのか?ゲノムサイズで地上で一番進化した生物である…とエクスパートである尾頭らが定義したのはなんでか?(ヒトのゲノムサイズ (bp);3x10^9、ゴジラのゲノムサイズ;2.4x10^10、キヌガサソウ;1.5x10^11)
・製造するにあたって原料は国内在庫で足りたのか?緊急輸入するなら税関手続きとかは簡略化もしくは後回しにしたのか(あまりにも日数がないから)?
・凝固剤のスクリーニングはどういうプロトコールで進めたのか?必要最低量はどうやって算出したのか?
・製造するにあたって幾つかの会社のプラントを使用しているだろうが、質の担保(QC)はどうやったのか?(K東化学が頑張ったのか?)
・作戦名がヤシオリ(八塩折の酒:ヤマタノオロチを酔わせたお酒)で、特殊建機小隊がアメノハバキリ(天羽々斬;ヤマタノオロチを退治した素戔嗚尊のもつ太刀)と呼ばれるならば、ゴジラはヤマタノオロチだったのか?
でした。
いやはや、語りたくなるものですね。
Ref)
1)日経ビジネス(シン・ゴジラ、私はこう読む)
2)こばこのぼうさいにっき
3)こびわの独り言
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