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鳥の巣頭の世迷い言

読書音楽観劇、ハゲタカ廃人、そしてアラシックライフをエンジョイしている三十路のお気楽会社員・ガバ鳥のblog

鶏を描くのに、三年鶏を飼って、観察した画家。

2011年05月05日 12時38分43秒 | 日常
大野さんがナビゲーターを勤めた若冲ミラクルワールドが放送されたそうな。
BSが映らない私としては、どんな番組だったのか検討もつかないけれど、きっとNHKらしいガッチリした番組だったに違いない。

再放送を繰り返すNHKのことだから、きっとこの番組も地上波(総合)で再放送してくれると信じてる
<ステラも手に入らなかったしなあ・・・

それにしても、若冲フリークの私としては大野さんが若冲が好きということを聞いて、密かに嬉しかったものだ。
若冲は言わずもながら、京都の生んだ天才絵師でありながら一時的な熱狂を経て、長年評価されていなかった画家。
その沈黙の間にプライスを始めとした外国人収集家たちによって、多くの作品が国外へ渡る事にもなってしまった画家。<プライスコレクションは、つとに有名ですね。

その圧倒的な写実性とファンタジー、奇想性は、本当に絶句というかなんというか。
私が好きなのは、ベタべたな「群鶏図」だけど↓。
コマ絵を見ているような配置や書き込み、観察の執念が堪らなく好き。
鶏3年飼って観察して描くような作家ですよ、凄い怨念みたいなのがあるよ、多分。

「司晨の禽は閭閻の馴るる所なりといえども、其の羽毛の彩に五色施すべくんば、則ち吾れ此れ自り始めんや。;鶏は、村里にたくさんいるので、私はこの鶏の羽毛を5色の彩で描こうと思う。そうだ、私は鶏から始めよう。」
(伊藤若冲)




宮内庁の三の丸尚蔵館に収蔵されている「旭日鳳凰図」は、たぶん生で10年前くらいに観に行った覚えがあるんだけど・・・記憶違いかもしれない。
空海の直筆と並んで、私が好きになった宮内庁の三の丸尚蔵館収蔵作品の一つでもある。
空想上の動物である鳳凰を、写実の若冲がどうやって描くのか興味津々になる作品でもある。
写実的な若冲、なのにユーモラス。



正直な所、私に美術の教養があるかどうかといえば、NO!だ。絵も櫻井画伯と同じ位酷いし←、デザイン性ももってない。ファッションセンスだって皆無。

だけど好きなんだ~。
専門的な所がどーとか、私には解らない。
だけど、私が好きな作品たちは、結局の所、説得力があるものなんだ。技術的に上手いも下手も、歴史も系統も私には解らない。ただ、これ以外には考えられない、って思わせるものが、作ってる人の会話を聞いているようで、それに触れることが嬉しいんだな。

ましてや、自分が好きな人が、同じものを好きだと知ったなら。
その人の目から、どういった感じで見えているのか、酷く興味がある。
大野さんの目から、若冲は果たしてどうやって見えているのか・・・。
Free styleのタツノオトシゴの絵を見た瞬間から、酷く興味をそそられることとなったけども、気になるんだよね~。
だから、余計に再放送を希望!!しとります・・・。

おねがいー!!NHK!!
その圧倒的な再放送率を、どーか大野さんと若冲に注いで下され!!
なんだったら日曜美術館のワクでも良いよ!!


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (のぞみ)
2011-05-07 20:38:56
アラシック1周年おめでとう~!!
僕が僕のすべては本当に良い曲だね。
君が嵐堕ちしたのも解るような気がする・・・笑
これからもブログの更新期待してるね(^_^)/
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Unknown (ガバ鳥)
2011-05-08 22:06:26
>のぞみ 
どうもアリガト・笑。
どーもね、愛が深まってる感じがするの。
なんだろうなあ・・・すぐに飽きるだろうと思ってたのに意外と長持ちなのだよ、今度の熱は。
まあ、更新は少しずつやっていこーと思います。学校もあるしね。
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