<旅行6日目続き>
チャーチル博物館で予定外の時間を過ごしたのち(入場までに3時間待ったから)、HMVベルファスト号の内部見学をスキップして、先に帝国戦争博物館(IWM)に向かいました。地下鉄ランベスノース駅を降りてしばらく歩いたところにそれはあります。

なんとなく、上野(東京)にある東京国立博物館の本館に雰囲気が似てるような建物
戦争博物館があって研究員がいて、誰にもアクセスが開かれている(無料)というのが、イギリスの豊かさだよなあと羨ましい気持ちになりつつ、入館です。そして入って早々に、宙に浮かんでいるスピットファイアに口をポカンと開けてる間抜けな観光客となってしまいました。

いきなり登場スピットファイア。天井から吊られている状態なんですが、まあカッコいい。
スピットファイアはぶち抜きになっている建物の天井からぶら下がっているのもあり、博物館の階段からも見えやすかったです。ということで、ダンケルク劇中でフォーティス隊の2番機(コリンズのスピットファイア)を狙うドイツの戦闘機メッサーシュミットのパイロットになった気持ちでスピットファイアを狙うような視点で追いかけてみることに。



'He is on me!'的な。



コリンズがファリアに'Where’s the escort?!'と言われた直後くらいのタイミングでまさに2番機を撃ってる感じ

そしてここにもあった、ロールスロイス社製のSweetest soundを奏でるエンジン
スピットファイアをばっしばっしと撮影したあとは、ダイナモ作戦に参加したリトルシップ、タムジン号へ。タムジン号はダイナモ作戦に参加した民間船の中で、もっとも小さな船になります。こんな小さな船でも作戦に参加した...というのが、当時の逼迫した状況を伝えているというか。何と言っても40万人以上の兵士たちを救出しなければならなかったのですし。



シップというよりボートというのがふさわしい。Dunkirk 1940のプレートが誇らしげ。ダイナモ作戦に参加したリトルシップの数は940とも言われるが、未だに正確な数はわからないとか。
帝国戦争博物館は、その名の通り、イギリスが関わってきた戦争を中心としたものが多く展示されているのですが、その中には敵軍のものもRAF博物館同様に多く展示されています。とドイツ以外のものだと、日本の千人針などが展示されてました。ちょっと生々しく、私には写真はとれなかったのですが...(血が付いてたとかでなく、あくまでも個人的な感情として)。
いうことで、ダンケルク劇中で海軍の船がどんどこ沈められる原因となったドイツの潜水艦Uボートの魚雷も展示されていました。キリアン演じる謎のイギリス兵がシェルショックになる原因となったやつです。

思ったよりも小さい魚雷。とはいえ、私の身長(1.6 m弱)よりゆうに大きい。

ナチスは宣伝(プロパガンダ)がたくみだったという説明と一緒に展示されてたワシの像。確かにかっこいい。ワシだし。

撃墜されたドイツの戦闘機の一部(尾翼?)
パックスブリタニカを築いた大英帝国らしく、ヨーロッパだけでなく、いろんな国/地域でWW IIをしたので様々な気候の元で戦争をするための装備が満載でした。アフリカとかインドとか。あと、第二次世界大戦だけでなく、最近の戦争/内戦関連のものも。それを展示しちゃうのが、イギリスという国だなあとも思いましたが(ちょっと羨ましい)。
IWMにはアウシュビッツに関する展示室もあり(ここは撮影禁止)、色々考えさせられます。私は長崎に住んでいた時に海外からのお客を原爆資料館や浦上天主堂に連れて行く機会が多かったのですが、その時のゲストの反応を今度は自分がすることになろうとは思いませんでした。
いろいろショックな感じで。
ここで俗っぽい話に戻りますが、
IWMのグッズ売り場もRAF博物館と同様に充実しており、スピットファイアグッズやチャーチルの演説CDを買ってしまった私は、鞄をパンパンにした状態で博物館を後にしたのでした。
.....で。
博物館をでた時点で、時間が時間だし、あとは紅茶やら何やら、ふつーの買い物をしたりしようかなと思ったのですが(俗っぽいものを摂取したくなった)、まだ時間が博物館の開館時間内ということで、少し足を伸ばして、大英博物館へ向かいました。1時間くらいは見れる...!ということで、とまたしてもロンドンを爆走して地下鉄に乗り込んで博物館へダッシュして、博物館内をシュタタタタタ!とパタリロのゴキブリ走法よろしく(若い子知ってるかな?)博物館を周りました(正直、あまりにも早足だったから、今度はじっくりと時間と機会を持ちたいです...。)まあ、イギリスといえば大英博物館と思ってきた私なので、時間があれば少しでも突っ込みたいと思ってたんで、1時間でも行きたかったんですよね。

爆走してギリギリな時間にたどり着いた大英博物館

ロゼッタストーン。思わず「教科書!教科書!」などと口走る。

死者の書。これを見ながら「資料集!資料集!」などと口走る。←語彙力nothing

ギリシャの影響を受けたローマの文物。Call me by your name的な。
1時間しかないため、お土産も何もかも買えない状態でしたが(スフィンクスのラバーダックを買いたかった...)、とにかく博物館を練り歩きました(ゼイゼイ)。閉館時間になると容赦無く追い立てられるので(潔くはいはい、外へーみたいな感じで)、迷わないように無駄がないようショートカットであらゆるところを巡りました。
個人的に、エジプト、アッシリア、ギリシャの展示エリアを回ることができましたので、すごくこれには満足してます。MET(メトロポリタン博物館)を巡った時にみたサルゴン大王(古代のアッシリアの王様)の彫像がすごく好きだったので、それに関連するものが見たかったので。
(ちなみにサルゴン大王が気になったきっかけは、「青のメソポタミア」という漫画です...。漫画大好き。)
大人の社会科見学みたいで楽しかったですね。ここも入場料はタダなのだから、おそるべしイギリスですよね。最高のものを人類に平等にアクセス権を与えているってなんなん?!とか言いたくなる。
さて、そんな嫉妬と憤り?を感じつつ、M&Sで買い物をしたり(同僚へのお土産も含めてここで買った。紅茶、パンケーキの粉、チョコレート、クッキーの詰め合わせ等)、本屋で買い物をしたり(なぜか東京の観光ガイドブックを買った。AKIHABARAとASAKUSAがオススメらしい)と、俗っぽいお土産やら何やらをたっぷりとして、ホテルに帰還いたしました(サブバックとして持っていたパッカブルのリュックサックにもぎゅうぎゅうに詰め込んだ)。
そういえば。
ウェイマスで買ったコーニッシュパスティ(Cornish Bakehouse)ですが、空腹に負けてあまり写真をとらず(特に中身)食べてしまったので、もう一度、ヴィクトリア駅にあったコーニッシュパスティのチェーン店(West Cornwall Pasty Co.)のtraditional cornish pastyをこの夜の晩御飯として買ってホテルで食べました。
これもまた、ボリューム満点。West corn wall pastyの方がCornish bakehouseの方よりもスパイスが効いていて、コーラやビールなど、炭酸の効いた飲料水とあわせて食べるといいかも...な味でした。例によって、お腹いっぱいすぎて付け合わせのサラダが食べられなくなりましたが。



餃子が大きくなって硬くなったようなパイ。中身もぎっちり。醤油やだしの味じゃない肉じゃがみたいな中身なんだけど、伝わるかしら。
ということで、たっぷりとロンドンを満喫した私は、コーラを片手にいい気分になりつつパスティ食べたりなんだりしてホテルの夜を満喫したのでした。
次の日はイングランド南東部の都市、ラムズゲートとマンストンに向かい、ムーンストーン号のモデルとなったsoudowner号とスピットファイア&ハリケーンに会いに行きます。
(ラムズゲート編へ続く)
旅行6日目の移動)
Victoria駅→Westminster駅(地下鉄5分程度)
Westminster駅⇄War room(徒歩5分程度)
Westminster駅→Lambeth north(地下鉄8分程度)
Lambeth north駅⇄IWM(徒歩10分程度)
Lambeth north駅→Warren street駅(地下鉄25分程度)
Warren street駅⇄大英博物館(徒歩15分程度)
Oxford street(East)駅→Victria駅(地下鉄5分程度)
iphoneに入ってるアプリで算出された旅行中のウォーキング+ランニングの距離のメモ)
6日目: 13.6 km(ロンドン)
Ref.)
1. ジョシュア・レヴィーン(2017年)『ダンケルク』(武藤陽生 翻訳)ハーパーコリンズ・ジャパン社
2. A.J.バーカー(1980年)『ダンケルクの奇跡 イギリスの大撤退作戦』(小城正 翻訳)、HAYAKAWA nonfiction
3. 地球の歩き方 ロンドン2017-2018(2017年)ダイヤモンド・ビッグ社
4. Cornish bakehouse公式HP <http://www.cornishkitchen.com/> (参照2018-04-14)
5. West Cornwall Pasty Co.公式HP <http://m.westcornwallpasty.co.uk/>(参照2018-04-14)
6. モモグラモ(2016年6月24日) 「【イギリスで食べたい】固くて持ち歩けてカイロの代わりにもなる?コーニッシュ・パスティ」<https://theryugaku.jp/1318/> (参照2018-04-14)
チャーチル博物館で予定外の時間を過ごしたのち(入場までに3時間待ったから)、HMVベルファスト号の内部見学をスキップして、先に帝国戦争博物館(IWM)に向かいました。地下鉄ランベスノース駅を降りてしばらく歩いたところにそれはあります。

なんとなく、上野(東京)にある東京国立博物館の本館に雰囲気が似てるような建物
戦争博物館があって研究員がいて、誰にもアクセスが開かれている(無料)というのが、イギリスの豊かさだよなあと羨ましい気持ちになりつつ、入館です。そして入って早々に、宙に浮かんでいるスピットファイアに口をポカンと開けてる間抜けな観光客となってしまいました。

いきなり登場スピットファイア。天井から吊られている状態なんですが、まあカッコいい。
スピットファイアはぶち抜きになっている建物の天井からぶら下がっているのもあり、博物館の階段からも見えやすかったです。ということで、ダンケルク劇中でフォーティス隊の2番機(コリンズのスピットファイア)を狙うドイツの戦闘機メッサーシュミットのパイロットになった気持ちでスピットファイアを狙うような視点で追いかけてみることに。



'He is on me!'的な。



コリンズがファリアに'Where’s the escort?!'と言われた直後くらいのタイミングでまさに2番機を撃ってる感じ

そしてここにもあった、ロールスロイス社製のSweetest soundを奏でるエンジン
スピットファイアをばっしばっしと撮影したあとは、ダイナモ作戦に参加したリトルシップ、タムジン号へ。タムジン号はダイナモ作戦に参加した民間船の中で、もっとも小さな船になります。こんな小さな船でも作戦に参加した...というのが、当時の逼迫した状況を伝えているというか。何と言っても40万人以上の兵士たちを救出しなければならなかったのですし。



シップというよりボートというのがふさわしい。Dunkirk 1940のプレートが誇らしげ。ダイナモ作戦に参加したリトルシップの数は940とも言われるが、未だに正確な数はわからないとか。
帝国戦争博物館は、その名の通り、イギリスが関わってきた戦争を中心としたものが多く展示されているのですが、その中には敵軍のものもRAF博物館同様に多く展示されています。とドイツ以外のものだと、日本の千人針などが展示されてました。ちょっと生々しく、私には写真はとれなかったのですが...(血が付いてたとかでなく、あくまでも個人的な感情として)。
いうことで、ダンケルク劇中で海軍の船がどんどこ沈められる原因となったドイツの潜水艦Uボートの魚雷も展示されていました。キリアン演じる謎のイギリス兵がシェルショックになる原因となったやつです。

思ったよりも小さい魚雷。とはいえ、私の身長(1.6 m弱)よりゆうに大きい。

ナチスは宣伝(プロパガンダ)がたくみだったという説明と一緒に展示されてたワシの像。確かにかっこいい。ワシだし。

撃墜されたドイツの戦闘機の一部(尾翼?)
パックスブリタニカを築いた大英帝国らしく、ヨーロッパだけでなく、いろんな国/地域でWW IIをしたので様々な気候の元で戦争をするための装備が満載でした。アフリカとかインドとか。あと、第二次世界大戦だけでなく、最近の戦争/内戦関連のものも。それを展示しちゃうのが、イギリスという国だなあとも思いましたが(ちょっと羨ましい)。
IWMにはアウシュビッツに関する展示室もあり(ここは撮影禁止)、色々考えさせられます。私は長崎に住んでいた時に海外からのお客を原爆資料館や浦上天主堂に連れて行く機会が多かったのですが、その時のゲストの反応を今度は自分がすることになろうとは思いませんでした。
いろいろショックな感じで。
ここで俗っぽい話に戻りますが、
IWMのグッズ売り場もRAF博物館と同様に充実しており、スピットファイアグッズやチャーチルの演説CDを買ってしまった私は、鞄をパンパンにした状態で博物館を後にしたのでした。
.....で。
博物館をでた時点で、時間が時間だし、あとは紅茶やら何やら、ふつーの買い物をしたりしようかなと思ったのですが(俗っぽいものを摂取したくなった)、まだ時間が博物館の開館時間内ということで、少し足を伸ばして、大英博物館へ向かいました。1時間くらいは見れる...!ということで、とまたしてもロンドンを爆走して地下鉄に乗り込んで博物館へダッシュして、博物館内をシュタタタタタ!とパタリロのゴキブリ走法よろしく(若い子知ってるかな?)博物館を周りました(正直、あまりにも早足だったから、今度はじっくりと時間と機会を持ちたいです...。)まあ、イギリスといえば大英博物館と思ってきた私なので、時間があれば少しでも突っ込みたいと思ってたんで、1時間でも行きたかったんですよね。

爆走してギリギリな時間にたどり着いた大英博物館

ロゼッタストーン。思わず「教科書!教科書!」などと口走る。

死者の書。これを見ながら「資料集!資料集!」などと口走る。←語彙力nothing

ギリシャの影響を受けたローマの文物。Call me by your name的な。
1時間しかないため、お土産も何もかも買えない状態でしたが(スフィンクスのラバーダックを買いたかった...)、とにかく博物館を練り歩きました(ゼイゼイ)。閉館時間になると容赦無く追い立てられるので(潔くはいはい、外へーみたいな感じで)、迷わないように無駄がないようショートカットであらゆるところを巡りました。
個人的に、エジプト、アッシリア、ギリシャの展示エリアを回ることができましたので、すごくこれには満足してます。MET(メトロポリタン博物館)を巡った時にみたサルゴン大王(古代のアッシリアの王様)の彫像がすごく好きだったので、それに関連するものが見たかったので。
(ちなみにサルゴン大王が気になったきっかけは、「青のメソポタミア」という漫画です...。漫画大好き。)
大人の社会科見学みたいで楽しかったですね。ここも入場料はタダなのだから、おそるべしイギリスですよね。最高のものを人類に平等にアクセス権を与えているってなんなん?!とか言いたくなる。
さて、そんな嫉妬と憤り?を感じつつ、M&Sで買い物をしたり(同僚へのお土産も含めてここで買った。紅茶、パンケーキの粉、チョコレート、クッキーの詰め合わせ等)、本屋で買い物をしたり(なぜか東京の観光ガイドブックを買った。AKIHABARAとASAKUSAがオススメらしい)と、俗っぽいお土産やら何やらをたっぷりとして、ホテルに帰還いたしました(サブバックとして持っていたパッカブルのリュックサックにもぎゅうぎゅうに詰め込んだ)。
そういえば。
ウェイマスで買ったコーニッシュパスティ(Cornish Bakehouse)ですが、空腹に負けてあまり写真をとらず(特に中身)食べてしまったので、もう一度、ヴィクトリア駅にあったコーニッシュパスティのチェーン店(West Cornwall Pasty Co.)のtraditional cornish pastyをこの夜の晩御飯として買ってホテルで食べました。
これもまた、ボリューム満点。West corn wall pastyの方がCornish bakehouseの方よりもスパイスが効いていて、コーラやビールなど、炭酸の効いた飲料水とあわせて食べるといいかも...な味でした。例によって、お腹いっぱいすぎて付け合わせのサラダが食べられなくなりましたが。



餃子が大きくなって硬くなったようなパイ。中身もぎっちり。醤油やだしの味じゃない肉じゃがみたいな中身なんだけど、伝わるかしら。
ということで、たっぷりとロンドンを満喫した私は、コーラを片手にいい気分になりつつパスティ食べたりなんだりしてホテルの夜を満喫したのでした。
次の日はイングランド南東部の都市、ラムズゲートとマンストンに向かい、ムーンストーン号のモデルとなったsoudowner号とスピットファイア&ハリケーンに会いに行きます。
(ラムズゲート編へ続く)
旅行6日目の移動)
Victoria駅→Westminster駅(地下鉄5分程度)
Westminster駅⇄War room(徒歩5分程度)
Westminster駅→Lambeth north(地下鉄8分程度)
Lambeth north駅⇄IWM(徒歩10分程度)
Lambeth north駅→Warren street駅(地下鉄25分程度)
Warren street駅⇄大英博物館(徒歩15分程度)
Oxford street(East)駅→Victria駅(地下鉄5分程度)
iphoneに入ってるアプリで算出された旅行中のウォーキング+ランニングの距離のメモ)
6日目: 13.6 km(ロンドン)
Ref.)
1. ジョシュア・レヴィーン(2017年)『ダンケルク』(武藤陽生 翻訳)ハーパーコリンズ・ジャパン社
2. A.J.バーカー(1980年)『ダンケルクの奇跡 イギリスの大撤退作戦』(小城正 翻訳)、HAYAKAWA nonfiction
3. 地球の歩き方 ロンドン2017-2018(2017年)ダイヤモンド・ビッグ社
4. Cornish bakehouse公式HP <http://www.cornishkitchen.com/> (参照2018-04-14)
5. West Cornwall Pasty Co.公式HP <http://m.westcornwallpasty.co.uk/>(参照2018-04-14)
6. モモグラモ(2016年6月24日) 「【イギリスで食べたい】固くて持ち歩けてカイロの代わりにもなる?コーニッシュ・パスティ」<https://theryugaku.jp/1318/> (参照2018-04-14)