ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

登る力は指の力より皮が肝心

2024年04月09日 19時33分37秒 | 山とか壁を登る、その他運動
 2年前に諸般の事情でやりたくない町内会の役が回ってきた。順番だから仕方ないけどこれをやれば大役は卒業って気分だ。まぁ結果的にコロナのせいというかコロナのせいにして色々と行事が中止になったのは幸運だった。

 あっと言う間に時が過ぎるんだから嫌な事もあっと言う間に終わらせたいもんだ。でも嫌な事の時間は何故か長く感じる。全身麻酔で手術した時なんて、手術が終わったら目が覚めるのではなく痛みも何も全て無くなってからにして欲しいよ。現実はそうではないから「 痛みは半年くらいで消えると思います 」 なんてことになる。ならば、例えば何らかの方法で意識を麻痺させて終わった時に覚醒。でもそれを極めるとこんなことになりそう。

「 意識が戻りましたか? これで苦痛や嫌な事は全て無くなりました 」
「 もう嫌な上司と仕事しなくてもいいんだなぁ 」
「 ただ残り時間が… 」
「 どゆこと? 」
「 貴方の嫌な事は沢山あったので50年かかりました 」
「 そんなに、ということは今僕は90歳か、浦島太郎みたいだ、髪も白いのかな 」
「 そうです、真っ白です。ところでそこにお迎えが来てます 」
「 え? 」

この2年間にコツコツ何かをやったらどうなるかと考えた。世の中には凄い人が居て、クライマーの知り合いに小指1本で懸垂出来る人がいる。勿論片手だ。それが少なくとも2人居る。片手懸垂だって中々出来ないのに小指1本。そもそも小指1本でぶら下がることが出来ても称賛に値する。それってコツコツやったら出来るのかなと考えた。出来ないにしても何処まで近づけるんだろ。

 実際少しずやってみた。鴨居にぶら下がるなんてのがよくあるけどそれは無理。自分の力を考えて寝床で寝たままやることにした。手を上に伸して何かにぶら下がるという方法だ。他人には分からないだろうけど本人的には強くなった。2年前出来なかったことが出来た。その成果を確認するために佐久志賀の奥の院エリアでシルバラード(5.11d)をやってみた。ホールドがただ細かいだけの垂壁。出だしが出来ればと思ってたら全然。その後のホールドもダメ。指皮はそこそこ厚くなっているものの指先が痛くて保持出来なかった。ヨメはトップロープとはいえ登っただけに夫の面目丸潰れ。これからは指皮を厚くせねば。


シルバラード(5.11d)@2021年秋

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