ここで知り合った人達はとっくに全ルート完登して来なくなった。その後2年ほど経つがボッケ家はまだホロン(5.12a)とぱこぱこ(5.11d)の2本がいまだに残っているという体たらく。特にこのオレサマは人生の賞味期限が間近なのでのんびりとやってちゃ…
レインボーダンス(10d)から分岐する無名ルートがあってそれは日本の100岩場シリーズには載ってない。ある人が5.11aくらいだったと言う。だけど見た目何の手がかりも無さそうでそんなに簡単そうには見えないので登る気になれなかった。でも何故かこの日は見える、見えるぞって気分。白い壁に凹凸が見えたのだ。
もしかすると単なる光線の加減かな。登ってみるとホールドが分かり難い箇所が1箇所あった。その次は持つのがちと厳しいホールド。ここで 5.11a 説は吹き飛んだ。
久々のオンサイトなんだけど、登った後に途中までクライムダウン出来たくらい疲れは無かった。なので疲労度的には 5.11b かなぁと思ってた。でも一部の嫌らしさには 5.11c を感じた。何度もそういう嫌らしさでオンサイトを逃したことがあったからだ。ヨメ兄はこのルートを作った人を知っていてグレードは 5.11c だと言っていた。
ヨメちゃんはというとトップロープでトライしたが気合不足か全然。最近は侮れない登りをしてる。春先には二子の祠エリアでフランシーヌの場合(5.11c)で先を越された。だけどやはりこのオレサマとは格が違うというのを知っただろう。
予定ではこの後にホロン(5.12a)をやるつもりだったけど、気温が下がりそうな予感。それに折角オンサイトしたのにホロンで落ちたら縁起悪い。夜のビールが今一つ。う~ん、何故ホロンを登ってもっと美味いビールにしようと考えないのか。
ヨメちゃんはもう少しやりたかったような口ぶりだったけどやはり気温は2時半頃から急降下。早々に引き揚げて良かった。岩場には11時半に着き、3時にはもうそこに居ない。何事も腹6分目なボッケ家であった。