竹島の二の舞？

　漁船の船長を釈放したことについて米国のローリー国務次官補は 「 正しい判断だと思う。外交的解決が成熟した国家のやり方だ 」 などと述べた。そうかもしれないが、少なくとも日本は釈放時に恩着せがましいことは言うべきだった。それをしなかったので単に圧力に屈したように見える。そしてそのことにより中国に誤ったメッセージが伝わった。それは尖閣諸島が中国の領土だと日本が認めたということだ。

中国監視船：尖閣付近を航行　示威行動か

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監視船は中国領海での中国漁船の保護や管理、外国船に対する監視などを行うとされ、軍艦を改造し、ヘリコプターや銃器を搭載した船もある。

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毎日新聞　2010年9月25日　2時33分

　だから早速こういうことが起きた。このまま中国が調子に乗って竹島のように尖閣諸島にも中国の施設を作り始めたら日本はどう対応するのだろう。自衛艦をそこに派遣したとしても目の前で着々と建設されても見守ってるだけのような気がする。少なくとも制海権は中国のものになりそうな気がしてしまう。

　中国はベトナムなどの周辺諸国と似たようないざこざを沢山抱えてる。そういう国々と連携すれば良いと思うのだけど、今回の日本のやり方はその国々に失望感を与えただろう。日本がアジアでリーダーシップをとるなんてのも夢というか何というか。最近長渕剛の乾杯って歌が完敗って聞こえちゃうよ。