サクランボといっても普通の桜に実ったものだからその大きさはパチンコ玉よりやや小さいくらい。味はというと、このくらい赤くなったものでも甘くはなく苦い。これに少しでも青みがあると酸っぱさが加わる。そして実の半分くらいは種。それでもまるで食べられないってことはない。
荒れた畑のそばを歩いてたら農作業してる人がいたので声をかけた。そしたら同じ組のおばさんだった。歳は80近いがそんな風に全然見えない人。歳を聞いた時 「 え゛ーーーっ 」
少し話をしてたら玉葱食べるかいって言うからそりゃぁ食べるよって即返事。散歩の帰りに取りに来いってことになった。こんな事が時々ある。10個ほど貰ったので隣の若夫婦にお裾分け。というよりそこの家からは大根だのネギだのを食べきれないからってよく貰う。
食べきれないからとか山ほどあるからってことでくれる方は気楽だが、お返しするものが無いのでボッケ家は殆ど貰いっ放し。
日頃九州などの災害ニュースを何気なくというか他人事に見てるんだけど、ニュースにならない災害もあるんだろうなぁ、と。だからといって当事者の被害が小さいわけではない。その一つが今月1日の嵐。ところがこの嵐、佐久市の中の極一部だけの話らしい。下の写真、林の一部が凹んでるが、ここが強風の通り道になって木が倒れた。竜巻だと仮定すると納得する点が多い。
ヨメと散歩してたら近所の人があっちの方は凄いよ、景色が違うよって言うんで見に行ってきた。この前書いたクルミの木は根を見せて倒れていた。思わずついこの間まであんなに元気だったのって言葉が浮かぶ。もう片付けはほぼ終ってるが、道理であちこちでチェーンソーの音が聞こえるただった。そしてその音は今日も聞える。
野菜の被害も酷かった。雹で破れた葉を強風が吹き千切るってことでネギは刈り取ったようだしナスは枝だけ。棒ナスだ。キャベツは結球してるから大方残っているがそれだけに無残な姿。
今頃は8割がた野菜が育ったところ。トマトなどはあとは赤くなるのを待つだけ。ボッケ家のトマトなんて生ゴミの種から目が出たのでまだ膝くらいの高さ。そんなトマトは実を付けないみたいだけど、農作業をちゃんとやってるところが被害に逢う。神なんて居るわけないってことだ。