風景として山が見える所はいくらでもあるけど活火山が見える所は少ない。その火山は見てて飽きないけど何時噴火するか分らないという不安はある。その噴火も直ぐに収まればいいけど長引くこともあるし、規模によっては周辺全体が全滅してしまう。実際浅間山ではそんな噴火も過去にあったらしく、その辺りは早川由紀夫研究室が詳しい。
ところで三宅島は2000年に噴火したけど島民はなかなか島に帰れないでいる。有毒ガスが出て危険だというけどどんなところに住んでるのか地図を見てみた。
火口からの三宅村役場までの距離に注目すると2.5km強ってところ。浅間山だと山頂の真南、地図では真下にある石尊山(せきそんさん)の辺りになる。標高差はというと、浅間山の標高は2568mで石尊山の標高は1663m、標高差は905mで雄山の標高775mと大体同じだ。若干だけど三宅村役場の方が火口に近い。
軽井沢とか御代田(みよた)に行くと浅間山が目の前にあって恐い感じがする時がある。実際軽井沢では硫黄の臭いがすることもある。だけど三宅島ではそれよりもずっと火口に近いところに人が住んでるのが分った。