Long Ming Diary ~I'll show you myself honestly~

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『父からの手紙』 by 小杉健治

2007年12月15日 21時27分08秒 | Book Review
今日は車の点検に行ったのですが、暇つぶしということで買ったけど読んでなかった文庫本の

『父からの手紙』 by 小杉健治


を読みました。

ある日、家族3人を残して失踪してしまった父。その父からは毎年、2人の姉弟、麻美子と伸吾の誕生日には手紙が届く。ある日、麻美子の婚約者だった経営コンサルタントが死体で発見される。姉との結婚にひどく反対していた弟の伸吾が殺人容疑で逮捕される。弟を救うため、そして父の行方を捜すため、さまざまな手段で情報を探す麻美子。

その麻美子とひょんなことから接点をもった秋山圭一とともに父の行方を捜すのだが、最後は意外な結末を迎える。

なんて、簡単には書けないほどに登場人物が結構出てきます。ま、ドラマで言うところの「チョイ役」って感じの?だから途中でだらけちゃう感じもありましたが、3時間ちょっとで読み終わりました。

もうね、最後はやっぱり泣いちゃいました。なんていうんでしょうかね。無くしかけてる親子愛っていうんですかね?「手紙」という媒体を通して、父と娘がつながるって言うのがすごくいい。

詳しく書くとこれから読まれる方にネタバレになっちゃうんで書きませんけど、いい作品でした。ミステリーというよりはヒューマンドラマでしょうかね。

で、実は、今月なんですけど、この本を原作にしたドラマが放送されるそうなのです。

放送日は2007/12/26で、なんと、テレビ局はテレビ東京系です。「水曜ミステリー9」というドラマ枠で放送されます。う~ん。日本の半分くらいしか見れないじゃないか。主演は壇れい。最初見たときは壇ふみかと思ってしまいました。年齢設定が・・・と思いましたが、違ってました。番組HPは http://www.tv-tokyo.co.jp/mystery9/index.htm まで。

どんな風にドラマ化されるのか、ちょっと楽しみです。