Long Ming Diary ~I'll show you myself honestly~

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講演に行ってきました

2003年12月06日 22時35分48秒 | ハオハオ!北京滞在記
今日はうちの事務所の所長が依頼を受けた講演についていきました。

場所は北京語言文化大学。いわゆる外国語大学のひとつです。そこで日本語を勉強している学生に、日本の企業が求める人材像を講演してほしいと依頼を受けたのでした。

語言大学といえば、私も日本では外国語学部を出たので、気持ちはよく分かります。やはり、語学だけでは就職は難しいとの危機感を抱いていると言うことです。実は私もそうでした。私が入学したとき、後に私のゼミの担当教官になる先生の授業(英作文でしたけど)で言われたのが、「外大の時代は終わった。昔は言葉ができればそれでほかに何もいらなかったけど、今は語学プラスアルファの知識が必要なんだ」ということでした。その先生はちょうどアメリカからMBA留学から帰ってきたすぐの人だったので、特にこれからはインターネットがビジネスの手段になりうると言っていました。私が入学した96年当時は、ちょうどWin95が世に出てようやく一家に一台のパソコンが普及し始めるところで、インターネットはまだまだの時代でした。その最中、親にパソコンを買ってもらってダイヤルアップでインターネットにつないでいたんです。やっぱり今から考えるとそれが非常によかったんでしょうね。

まあ、私の場合はそんなことで英語の勉強を全くせず、ほかごとばっかりやってましたけど。でも、講演で話をした内容には語学だけで満足せずに、さらに自分を高めたほうがいいですよということを伝えたかったんですけど、うまく伝わったかは心配です。

私の学生時代の話で思い出しましたが、その先生の授業は英作文で、初めのころはアメリカの大学生or高校生が国語(=英語ね)の授業で使う教科書(Elements of Styleという名前の本です)を使って、作文の書き方をやりました。それはそれで、その後は、簡単に読めるものということでシドニーシェルダンのペーパーバックを読んで、気に入ったフレーズを3つ使って自分で作文をするというものでした。作文は毎回、4人ぐらいがエジキとなりクラスみんなにコピーが渡り、公然と批評されると言うものでした。ある日の内容で、「I'm feeling myself climax again and again.」という文章を選んできた子がいたんです。まあ、日本語訳をするとちょっと卑猥な表現ですよ。それをなぜか、「私は人形たちといっしょにいました。彼らと一緒に太鼓をたたいて私は●っちゃいました。」という英語を書いてきたんです。先生も何もあんな文章をエジキにしなくてもいいのに。誰も「それって使い方間違ってるのに…」といえず、あれには教室中が凍りつきました。でも、あの授業は楽しかったですね。結局その先生とはゼミの指導教官もしてもらったので、付き合いは長いです。

《講演を聴く学生さん》