Voi che sapeteの替え歌のCMソングでおなじみのオフィス設計。
六本木一丁目、泉ガーデンタワーの34Fのこの会社の会議室?を使ってのコンサート、日声協の先生方が多数出演していて、ガラス貼りで眺めがよくて気持ちがいいとと聞いたことがありました。行く機会がなかなかなかったのですが、メゾの林美智子さんのコンサートがあり、私もお世話になっている二期会のピアニストの先生が伴奏というので、行ってきました。
天井が高いしガラス貼り、今日は少し曇っていましたが遠くまで景色が見えて、とても気持ちのよい空間。
ホールではなくてオフィスなので反響板などないし、歌う立場だと響きはどうなんだろう、と思ったりもしましたが、客席と歌手は近いし、なかなかアットホームな雰囲気で楽しかったです。
前半が日本の歌曲。後半がスペイン育ちのヒロインのオペラアリアという構成。
合間にピアノソロもあり、バラエティに富んだ選曲でした。
秋らしくちょっと懐かしさも漂う日本歌曲に、現代風の日本の歌曲の代表作曲家 武満氏の音楽という構成も面白かったですが、休憩をはさんで、ガラっと雰囲気を変えて情熱的なスペインの女性たちの歌。音楽によって空気感が変わるのがよくわかりました。
さらに、アンコールで歌ったケルビーノのVoi che sapete。カルメンからケルビーノにみるみる変わっていくのは、はまり役だけあって素敵でした!
(最後は、例のオフィス設計のCMソングに変わっていくというものでしたが。)
~本日のプログラム~
第一部
心和む日本の歌
山田耕筰 この道
中田喜直 夏の思い出
成田為三 浜辺の歌
山田耕筰 赤とんぼ
ブラームス 間奏曲 (ピアノソロ)
武満 徹 小さな空
恋のかくれんぼ
昨日のしみ
見えない子ども
うたうだけ(ピアノソロ)
○と△の歌
明日は晴れカナ、曇りカナ
三月のうた
翼
第二部
ドリーブ カディスの娘たち
ドビュッシー 動き:Mouvement(ピアノソロ)
ロッシーニ 歌劇「セビリアの理髪師」より
”今の歌声は”
ビゼー 歌劇「カルメン」より
序曲 (ピアノソロ)
ハバネラ
アラゴネーゼ(ピアノソロ)
”セギディーリャ”
アンコール 恋とはどんなものかしら(最後はオフィス設計のCMソング)
結構盛り沢山でした。合間に入ったピアノソロが重くなりがちな曲構成に清涼感を与えていたようにも思いました。
特に「うたうだけ」をピアノソロとは、もともとピアノ曲だったらしいですがなかなか心憎い演出。先日の「歌の翼に」を思い出してしまいました。
さて、この会議室と隣接する「オフィス設計のオフィス」、壁もガラスなので中がよく見えました。私の勤務先もオフィス製品を扱う会社ですから、興味津々で覗いておりました。
パーテーションで個室風に仕切られ、17インチのPCディスプレイがうらやましく・・・。打ち合わせコーナーの椅子は赤だったり。でも全部ガラス越しに見えてしまうのは、それはそれで落ち着かないかもしれませんね。
東京タワーがすぐそばに見えて・・・
下を見るのはちょっと足がすくみそう・・・・
月間を通して、週末はピアノやヴァイオリンの器楽も含めてコンサートがあります。
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