昨日、歌のレッスン仲間のコンサートに行ってきました。彼女のお友達とのジョイントコンサート。
趣味で声楽を学ぶ人は増加傾向にあります。そしてそんなアマチュアのために、様々なオペラ団体や音大で勉強の場を提供してくださるようになりました。私とお友達のSさんは日声協のレッスン仲間ですが、Sさんはさらに藤原歌劇団がバックの研修機関で勉強していて、一緒にコンサートに出演されていた方はそこでのお友達であり、同じ大学の出身とか。
Sさんがラインナップされた曲は、私も同じレッスンの場で聞いたことがある曲が中心で、勉強した曲をブラッシュアップしてコンサートに臨んだのでしょう。 誰もが一度は勉強する曲で、私も取り組んだ曲がほとんどでしたが、発声のための練習曲だけにせず、演奏会という場で聞かせるレベルに磨き、確実にレパートリーに持っていった彼女の姿勢は、同じ声楽愛好者として学ばなくてはいけないと思いました。
お友達の方は若干選曲傾向は違いましたが、Sさんと同じ声種で選曲的には合っていたしお二人の曲の組み合わせも自然でよかったと思います。
藤原歌劇団のアマチュアへの指導の方向を見た気がしました(あ、N会へがどうのというわけでは・・・(;^ω^))
もう1つ、このホールにあるピアノはニューヨークスタインウェイなのですが、なんと平井康三郎さんがご自宅で弾かれていたというものだそうで、平井さんの日本歌曲をプログラムに入れたのも、センスのよさを感じました。
Sさんとはよく目指す方向の話をするのですが、今日のコンサートは彼女のそのポリシーを感じました。
等身大の自分を上手に表現できるのはすごいことです。というか、音楽って、特に声楽は選曲も含めてその人自身が投影されると、改めて感じました。歌うことって自分と向き合うことでもあり・・・
私も高望みせず控えめ過ぎず、他人との比較でない自分のよさを出せる音楽を目指したいと改めて思いました。
良い1日でした。
平井康三郎さんのピアノ♪
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