今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

夜の女王のアリア

2014-07-16 | レッスン日記

言わずと知れたモーツァルトの魔笛のアリア2曲。
アリアの内容はともかく、コロラトゥーラのソプラノ にとっては最高峰とも言える曲だから、みんな歌えたら・・・と思っている曲でしょう。

前回の谷中の杜のコンサートの打ち上げで、先生から「高音出るんだしやってみたら?」と薦められたのがきっかけでした。私自身もFを出すことには心配はなかったし、実はカルチャー系ヴォイトレに通っていた頃、「なんちゃって」系で歌ったことはあったので、今度はきちんとやってみようかなと何度も思ったのだけれど、やはり難曲中の難曲。Fだけ出たって、高低差の激しい曲でなにしろ低音域が出ないし発声的にもう少し安定してからと、 延ばしておりました。

でも。いつまで出ると思うなハイC以上・・・。そう忍び寄る加齢・・・。声帯が老化すれば高音は出にくくなる。どっちみちやるつもりなら、1歳でも若いほうがいいじゃない?というワケで取り組み始めたのでした。

前にやったのは14番の「地獄の復習に心は燃え」、なので、今回はあえて4番の「わが子よ恐れることはありません」にしました。4番のほうがレチもあるので勉強になるし、まだ母親らしさがある内容ですから。
実はディクションはともかく、言葉が少ないし、音取りも14番のほうが楽なのです。 激しいということを除いては・・・

日声協の先生は発音には容赦ないので、単語1つのためにほとんど歌えないことが何度もありましたが、どうにか形になってきた。そこで、愛好家クラスに14番を持っていくことにし、何度かトライ。
久々に歌ったら、ディクションはメチャメチャ、それでもハイFがある転がすところはできるという・・・
自慢するつもりはないのですが、それくらい私にとっては高音は難しいものでないのです。
ただ・・・ 体を使った正しい発声であるかは別。口だけでも高音出ちゃうのが問題なので。

だから先生方の指導も「Fのある転がるところは置いておいて」のレッスンになります。
それは私も望むところなのでいいのですが、本当にそれ以外が大変なのです。
さすがに体の使い方を覚えてきているようで、歌い終わった後はフラフラ。20分の持ち時間で歌い続ける曲ではないと思いました。 そして激しい内容ですから、体にこたえます。音楽に負けている。

前はそれすらわからずに歌ったつもりだったから、少しは進歩しているようです。
おそらく残りのレッスンでこれをやれば、発表会でも歌えるレベルになるとは思います。

ただ、歌っていて気持ちよくないのです。だって、もう親でも子でもない、永遠に追放だ~!! って叫ぶ歌ですよ。
オペラの中で役として歌うなら、テクニック披露で復讐すら美しい音楽変えられるならいいけど・・・そこまでの技術がない人が歌うのは、やっぱりなんだかな、です。しかも発表会という楽しい場で。
しばし考えます。

4番は予定通り、歌います♪ 

こちらが4番。最後にチョコっとFがあります。

 

こちが有名な14番、地獄の復讐に心は燃え!

 

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